上位互換(後方互換)
上位互換とは、機能や性能で上位に位置する製品が、同じ系列の下位の製品の機能も有すこと。部品や周辺機器の規格が共通しているなどである。
例えばゲーム機ならWiiにゲームキューブのソフトやコントローラが使用できることなどである(Wiiはゲームキューブの後継機なのでこの場合「後方互換」と言うべきだが、「上位互換」と表現されることが多い)。
反対に廉価版など下位製品でも上位製品の機能が使えることを「下位互換」という。例えばニンテンドー2DSはニンテンドー3DSの下位互換品である。
俗称としての「上位互換」
俗称としてはゲームにおけるキャラクターやアイテムの上位版という意味で用いられることがある。こちらは「機能はほぼ同じで性能がより高い」という意味になる。
上位互換が入手できるようになると、上位互換が登場したキャラクター・アイテムは何らかの形で上位互換にはできない要素で差別化できないと、いらない子認定されてしまう事になる。
例えばポケモン対戦におけるフィオネは種族値がオール80に対し、マナフィはオール100であり、フィオネのみが覚えられる技等がないため、マナフィが上位互換とされる。
遊戯王カードWiki 上位互換なども参照。こちらも俗称としての上位互換の例が紹介されている。
人間についても上位互換という言葉が使われる。
「誰ひとりきみの代わりはいないけど、上位互換が出回っている」
一方で語感だけが独り歩きし、双方に互換性が無いにもかかわらず片方だけを評価するときに上位互換と表現する場合もある。厳密には互換性が失われている時点で「~互換」と表現するのは不適切だと言える。