概要
ポケットモンスターサン・ムーンから登場する施設。
アローラの島々から少しばかり離れた小島にあり、ポケモンライドのリザードンで飛んでいくことができる。
モーンという人物が管理する「ボックスに預けられたポケモンのための楽園」であり、ボックスにいる控えメンバーたちが自由気ままに遊ぶことができる。
当初は「のびのびリゾート」しか存在しないが、ボックスのポケモンの数を増やし、作業に必要な分のポケマメを用意することで、新たなリゾートを開発することができる。
また、既にあるリゾートを同様の手段で拡張することも可能。Lvは3まで。
これまでは、ボックスに預けたポケモンがどこで何をしているのか不明であったが、このポケリゾートはその疑問に対するひとつの回答になっている。
また、後述のように、これまでプレイヤーたちが時間をかけて行ってきた「作業」を肩代わりする役割もある。
時間こそ同じようにかかるが、ゲーム機に向かいっ放しでなくともよくなっており、プレイ時間がとれないプレイヤーにも優しい。
このことから、プレイヤー間の格差是正を意図したものなのかもしれないと考えられている。
各リゾート
開発を進めることで5つまで増える。
- のびのびリゾート
最初から存在するリゾート。中央に大きなポケマメの木が生えている。
思い思いにのんびりするポケモンたちを詳しく見て主人公と冒険に出たい者やぽかぽかリゾートやわいわいリゾートに興味がある者がいることも解るほか、豆の木を揺らしてポケマメを収穫すること、遊びに来たやせいのポケモンとコンタクトをとることが可能。一つ一つタッチするよりも、なぞる方が便利である。
注目すべきはやせいポケモンとのコンタクトで、運がよければそのポケモンはリゾートを気に入り、仲間になってくれる。つまり戦闘を介さないゲット。しかも珍しい、石で進化したポケモンが手に入ることも。
問題はこれが完全に運ゲーで、本当に仲間になってくれるかどうかは1日経たないとわからないことなのだが、何もしなくても時々リゾートに行くだけでポケモンが増えるということ自体は良いことであろう。
リゾートを拡張すれば、遊びに来てくれるポケモンが最大三匹まで増え、仲間になる確率もその分上昇。
拡張に伴い収穫できるポケマメも増えるので、最初に拡張すべきリゾートと言える。
- すくすくリゾート
きのみばたけをリゾート化したもの。何匹かのポケモンが畑の番をしている。
本編で手に入れたきのみをここで育てることができる。
水やりなどもポケモンが行ってくれるので、放置しているだけできのみが育ち、収穫できる。
さらにポケマメを一定数置いておくと、その数に応じた時間きのみの成長速度が2倍となる。
ポケモンをただ働きさせることになるが、きのみの味見をしてそれなりに楽しんでいるポケモンもいる。
リゾートを拡張すれば、育てられるきのみの数が最大36個増える。
- どきどきリゾート
洞窟を探検させられるリゾート。
待機しているポケモンたちを洞窟探検に向かわせることができるが、そのポケモン達にもぽかぽかリゾートやわいわいリゾートに行きたい者もいる。
また、のびのびリゾートでポケマメを回収し終えても、此処で詳しく調べれば幾つか見つかる時もある。
洞窟にはアイテムが落ちており、洞窟から帰ってきたポケモンたちからその道具を受け取ることができる。
道具の種類は「ルート」で指定可能。
換金アイテムや進化の石、ちいさなかけら、運がよければレアアイテムの「きんのおうかん」「ぎんのおうかん」が手に入ることがある。『USUM』ではバージョンで入手不可能だったポケモンの化石が希に見つけられる。
ポケマメを一定数置いておくと、その数に応じた時間探検速度が2倍になる。
リゾートを拡張すれば、探検できる「ルート」の選択肢が増える。
- わいわいリゾート
アスレチックで遊ばせて鍛えることができるリゾート。
1つのアスレチックに最大6匹まで預けられるのだが、「遊ぶ回数」と配置する「ドリンクの種類」を指定することで、経験値や努力値を指定した分だけ稼ぐことができる。途中経過は触るとモーンが数値を教えてくれる。
これまでの作品で行われていた経験値などを稼ぐ「作業」を肩代わりしてくれるのである。
経験値や努力値がアップするスピードは、ポケマメを一定数置くことで、その数に応じた時間2倍にできる。ゲージ一杯に経験を積んでしまうと以降は無駄に終わるので行う前にパソコンで項目を見てから始める事を薦める。
リゾートを拡張すれば、アスレチックが増え預けられるポケモンの数も増す。
- ぽかぽかリゾート
温泉に入れることができるリゾート。
温泉につかったポケモンはリラックスし、なつき度が上昇。但し、1日つかりっ放しにさせておくとのぼせてしまい、逆になつき度が減る。状態を調べると正気に戻る。
タマゴをつからせておき、自動で孵化させることもできる。ポケマメを置いておくとなつき度が上昇しやすくなる。
リゾートを拡張すれば、温泉がより広くなり、入湯できるポケモンの数が増える。
ちょっといい話
上述の通り、このポケリゾートではボックスに預けられたままのポケモンがのびのびと遊ぶことができる。
これまでのシリーズでは捕まえられたor孵化されたままボックスに放置されるポケモンも少なくなかったが、プレイヤーはそうしたポケモンとポケリゾートでまた出会い、思い出すことができるようになったのである。
また、わいわいリゾートでは戦闘に頼らない経験値・努力値稼ぎが可能である。
つまり、強いポケモンに育てるためにやせいポケモンを狩り続ける必要がないのだ。
今作ではタブンネはやせいで出てこず、ラッキーも特殊な方法でしか出ないが、仮にそうでなかったとしても彼ら(彼女ら)を狩る必要性がなくなったのである。
このことからポケリゾートは彼ら(彼女ら)の救済にも繋がるシステムであると言える。
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