データ
初出 | 第1世代 |
---|---|
いりょく | 75 |
めいちゅう | 90 |
PP | 10 |
タイプ | いわ |
わざ分類 | ぶつり |
攻撃範囲 | 相手全体 |
直接攻撃 | × |
備考 | 3割の確率で相手をひるませる(第2世代~) |
英語名 | Rock Slide |
概要
初代から存在する技で第3世代までは単発威力ではいわタイプ最強の攻撃技だった。
岩を雪崩のように激しくぶつける技である。
なお、本家(?)雪崩はゆきなだれの方。
第4世代以降では強力な技が相次いで登場した事で相対的にみたら威力不足と感じられるが、3割のひるみはバカにできず、今でも採用率は低くない。
命中が90なのは気になるが、そこはいわタイプ物理技のお家芸なので仕方ない。ちなみに命中率100は第7世代現在「うちおとす」と「アクセルロック」のみ。
初代ではいわタイプの攻撃技がこれと命中率と威力が悲惨過ぎる「いわおとし」の2種類しかなく、しかも1つしか手に入らない技マシンの技、ということもありかなり貴重な技であった。
大概いわ技(どころかじめん技も)をまるで習得しないサイドン辺りに回されがちだが。
追加効果がある予定だったようだ(攻略本など)が、この当時追加効果はない。
第2世代では自力習得者も増え、追加効果も備わったが、肝心のいわタイプに追加効果を活かせる奴がいないというジレンマ(あの人の影響で勘違いされやすかったが、当時プテラは「いわなだれ」を覚えない)を抱えていた。
更にわざマシンからも消えてしまったので自力で覚えないポケモンは初代へ通信する必要が生じた。
ただし第3世代以降でその性能を生かせるようになった。当初は『FRLG』『エメラルド』の教え技だったが、第4世代からより威力が高い「ストーンエッジ」が登場したがこちらもわざマシンに舞い戻ったので、需要が高まった。
「いわなだれ」は命中率や追加効果の面で「ストーンエッジ」の単純劣化ではないため使い所が多い。
シングルバトルでは基本的に「ストーンエッジ」で十分だが、あちらは命中率が80しかなく、命中率10の差を重く見てこの技を採用することがある。
また、メタグロスやドリュウズのように「ストーンエッジ」は覚えないがこの技は覚えるという種族が意外と多いため、「ストーンエッジ」を覚えられない代わりとして覚えさせられることもある。
他にはこだわりスカーフ持ちや特性ちからずくのポケモンなどはシングルであってもこちらを優先することが多い。
一方ダブルバトルでは範囲攻撃になり、追加効果の3割怯みが強力無比とあって採用率は「ストーンエッジ」を上回る。
特に高速アタッカーが放つ「いわなだれ」で2匹同時に怯まされたら目も当てられない。
同じポケモン(例えばバンギラス)でも「シングルなら『ストーンエッジ』、ダブルなら『いわなだれ』」という使い分けがなされていることも多い。
なお、「てんのめぐみ」持ちでこの技を習得できるのはノコッチ・ラッキー・ハピナス・ノココッチの4匹。第7世代以降では「まひ」で補強しても先手を取りにくいのが残念。