アローラ外のキュウコンはこちら
基礎データ
ずかん | No.038 |
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分類 | きつねポケモン |
タイプ | こおり/フェアリー |
高さ | 1.1m |
重さ | 19.9kg |
特性 | ゆきがくれ / ゆきふらし(隠れ特性) |
進化
概要
『ポケモンSM』から登場したキツネの姿をしたポケモン。アローラ地方の環境に適応するために姿を変化させたキュウコンのリージョンフォーム。正式名称は「キュウコン(アローラのすがた)」。
『サン』版のみの出現で、アローラサンドパンとは対の関係。
全身がふわふわと波打つ純白の毛に覆われた非常にふつくしい姿となり、その体毛から氷の粒を作り出して自在に操る能力を持つ。
アローラ地方の神聖な雪山「ラナキラマウンテン」に生息しており、アローラ地方の人々は神の使いとして崇めている。
従来のキュウコンより大人しく穏やかな性格をしているが、自分の縄張りを荒らす者には容赦せず、怒らせると一瞬で氷漬けにされてしまう。
しかし、外敵か単に迷い込んだ者かを的確に見極める冷静さがあり、後者の場合は穏便に追い返すべく、自ら麓まで案内して助けてもくれる模様。
タイプも元々のほのおから、初の組み合わせとなる「こおり・フェアリー」の複合となった。
その為、キツネポケモン間ではゾロアークにとっては天敵になるが、逆にマフォクシーと通常種のキュウコンは天敵になる。
性能
種族値比較
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
原種 | 73 | 76 | 75 | 81 | 100 | 100 | 505 |
リージョンフォーム | 73 | 67 | 75 | 81 | 100 | 109 | 505 |
増減 | ±0 | -9 | ±0 | ±0 | ±0 | +9 | ±0 |
原種よりも若干攻撃力が下がり、その分素早さが上がった。
ある程度物理構成も可能だった原種と違い、こちらは氷物理・フェアリー物理共にろくな技を習得できない(あるとして「こおりのつぶて」くらい)為物理構成は事実上不可能となっている。大人しく特殊構成にすべきだろう。
こおり技は「ふぶき」を習得可能なので問題ないのだが、みず対策の「フリーズドライ」やフェアリー最大火力の「ムーンフォース」等は軒並み遺伝技となっている(「マジカルシャイン」は自力で覚えられる)。
また原種同様に補助技にも優れ、「さいみんじゅつ」「オーロラベール」「アンコール」等より取り見取りとなっている。但しこちらも技マシン・遺伝に頼る事になる。
こっそり「ぜったいれいど」まで覚える為圧力も掛けられる(ロコンの時にしか覚えないので注意!)。
その為、そのスペックをフル活用するには技マシン・遺伝に大いに頼る事になる。
隠れ特性は情報公開と共にファンから予想されていた通りの「ゆきふらし」。
これにより「ふぶき」が必中技となり、やや控えめなとくこうを補うことができる。「オーロラベール」との相性も良い。
絶妙に上がった素早さや「あられ」による削りも含め、あのガブリアスを始めとするこおり4倍のドラゴンタイプにとってはまさに天敵とも言える性能を手に入れる事となった。
ただし、前世代から天候特性は5ターン制限がかかったことと、火力自体は技の威力依存であることなどから過信は禁物。
ちなみに第八世代ではバイバニラも「オーロラベール」を覚えてしまったため、高い素早さで差別化しよう。
欠点は4倍弱点のはがねタイプが天敵中の天敵であること。
その対処をする為に「めざめるパワー」炎or地面や「あくのはどう」、前述の「ぜったいれいど」を搭載する場合も少なくないが、当の「ぜったいれいど」まで無効化してしまう「がんじょう」持ち相手にはどうあがいても勝てない。
ジバコイルやボスゴドラ辺りが出て来たら死亡通知である。
また、先制技「バレットパンチ」もやはり4倍弱点である為ひとたまりもない。
この点に関してはハッサムもそうだが、メタグロスもメガシンカした途端に素早さを抜かれる。
第八世代では「めざめるパワー」が無くなったことで益々どうにもならなくなった。
とりあえず、はがねタイプからは大人しく逃げましょう。
ちなみに隠れ特性の捜索は「カプの村」で行う事が推奨されている。
これはもう一つの出現場所であるラナキラマウンテンが吹雪いている為、天候が判別しづらい為とされている。何かしら天候技を持っているという場合はその限りではないが。
第9世代ではリストラ。この世代ではそもそもユキノオー系統しか「ゆきふらし」持ちが内定していない。「ゆきふらし」で展開する天候が「あられ」から「ゆき」に変更され、「ゆき」状態でこおりタイプの防御が1.5倍にされるよう仕様変更されたため、バランスを取るための措置であろうか?
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- サーラ(SM60話)
- ゴウ※逃がした
ポケモンGO
2018年6月22日のフレンド機能の追加と併せて解禁された、アローラポケモン第2弾の1匹として登場。
現状では、アローラロコンを7kmタマゴから孵化させることでしか入手ができず、しかもアローラロコンそのものも孵化する確率が4%とかなり低めなので、実装されているアローラポケモンの中でも入手難易度はダントツで高い。
その分、無事に進化させて手に入れることができた喜びもまた一入のはず。
原作同様ドラゴンタイプのポケモンに対しては滅法強く、特にジム防衛の常連の1匹であるカイリューやボーマンダ対策に使えるという点は大きい。
通常技にゲージ回収がしやすい「こなゆき」があるため、積極的にゲージ技を使えるのも長所。
一方で、原作同様、二重弱点のはがね技に滅法弱いという致命的な弱点を抱える。
特に、カイリューは「はがねのつばさ」を覚えていることがあり、うまく回避できないと蓄積ダメージでやられてしまう可能性が高い。
フェアリー技をタイプ一致で使えるからといって迂闊にかくとうタイプの前に出すと「バレットパンチ」や「ヘビーボンバー」で返り討ちに遭う可能性もあり、慎重に技を見極めないといけない。
また、対ドラゴンではボーマンダも弱点であるほのお技「ほのおのキバ」「だいもんじ」を覚えており、二重弱点のはがね技ほどではないが受けるダメージは大きい。
従って、ラプラスやトドゼルガのようにどんな技構成でも対応できるというほどではないことに注意されたい。
感覚としては火力をやや落としたイノムーに近いだろうか。
防衛面ではドラゴン技でのゴリ押しを許さない点で地味に厄介な存在となりうるが、弱点の数自体は多く、案外あっさり突破されやすい。
特に全ゲージ技を軽減するはがね・ほのおを出されると即退場もあり得る。
トレーナーバトルでは通常技が優秀なものの、ゲージ技は一致でもフルゲージのみであり使いづらい。…というのは昔の話。
月日が経つたびに新技が追加され強い性能へと進化し、2019年1月に「サイコショック」、同年9月に「あまえる」が追加され、ダメージの火力とチャージ技の回転力が同時に上昇した。
そして、2021年1月、アローラキュウコンが遂にエース級に上り詰めた要因ともいえる大技を覚えた。「ウェザーボール」である。
ウェザーボールは必要量が最低の35でありながら、威力がそのおよそ2倍の60と大きく、前述した「こなゆき」と合わせれば4,5秒に1回は発動するという計算。「あまえる」であっても6発(9秒)に1回で出せるため強いことに変わらない。
ただし、こおりタイプである以上環境に多いみずタイプ、ほのおタイプにはいまひとつになる。特に同じ高回転率を持つニョロトノや高耐久のマリルリには注意。一応サイコショックで抗えるが。
ポケモンユナイト
諸元
ロール | アタック |
---|---|
タイプ | 特攻 |
攻撃範囲 | 遠隔 |
進化 | アローラロコン(初期)→アローラキュウコン(レベル4) |
わざ1 | こなゆき(範囲)→レベル4 ゆきなだれ(範囲)/マジカルシャイン(妨害) |
わざ2 | こごえるかぜ(遠隔)→レベル6 ふぶき(遠隔)/オーロラベール(能力上昇) |
ユナイトわざ | レベル9 サークルネージュ(範囲) |
とくせい | ゆきふらし |
価格 | 8000コイン/460ジェム |
初期参戦組の一体。
アタック型に属す早熟型のメイジ(メイジ=MOBAにおいて、スキルによって火力を出す後衛キャラを指す用語)。
CC、設置壁、ノックバックによる妨害や迎撃、一定時間残存する強化フィールドによる自己と味方へのバフが特徴。
わざおよび通常攻撃に氷状態のスタックが付与されており、同じ敵に対して4hit分の強化攻撃かわざを当てると「氷状態」にして短時間相手を行動不能状態にする(ただし、なんでもなおしによる解除は可能)。
メイジらしく瞬間火力を出す方法もあり、ゆきなだれとふぶきの同時使用によって連続ヒットによって大ダメージと氷付与を兼ねたコンボが可能。
早熟型らしく序盤戦では非常に強い性能を持っていて、ラストヒットも妨害もできるとレーンでの優位性が大きい。
全体的に迎撃に優れ、(アタック型としては例外的に)1vs1の状況を得意とするポケモンと言えよう。
ユナイトわざは自身を中心とした円形状の範囲に単発ダメージを入れるわざ。
一方で、後衛キャラであるため防御やHPなどの耐久ステータスは低いことから懐まで潜られた時は一気に倒されてしまいやすく、バーストダメージを出せる相手が苦手。
また、妨害無効が天敵であり、カイリキーやヨクバリスといったポケモンに詰められるとどうしようもなくなってしまう。
もちろん、ファイアローなどのメイジキラーにも弱い。
ユナイトわざも半径が短く、使用時に足が完全に止まるなど若干使い勝手が悪い。
その撃たれ弱さからサンダー戦で不安定なのもかなりネック。広範になるほど失速しやすい。
対戦評価としては、稼働初期はオーロラベールによる固定砲台能力が注目されたものの、スペックの低さから長らくティアー下層に位置し続けていた、やや不遇な扱いのポケモンであった。
ムーブ技で遠隔ポケモン全般のリーチをカバーしているポケモンが多く、妨害無効やファイアローなどの後衛キラーがいることもあってもともとメイジキャラは不遇なゲーム性であり、アロキュウもその例に漏れず環境外キャラという評価が続いていた。
途中で強化調整を受けたことにより、ふぶき軸でそれなりの火力と制圧能力を持つに至るも、オーロラベール型は非常に低調で、部分的に強みこそあるがアロキュウ自体の低評価が覆されることはなかった。
しかし、2022年3月14日のアップデートにてオーロラベールに念願の移動能力である短距離ダッシュ機能が追加、さらに自己回復能力が追加されたことで「ベールの中なら」高耐久、高火力のキャラへと変貌。
もともと低くなかったレーン性能に磨きがかかり最高クラスになり、一回目のオブジェクト戦で全力を発揮しやすくなり、サンダー戦での弱点が少し補われ、ルカリオやカイリキーといった前衛にも多少強くなった。
このことで環境の一角にまで上り詰め、要注意ポケモンとなった。
ただし、ベールの外なら相変わらず低火力、低耐久なのでそこをどう補うかが腕の見せ所である。
ポケモンメザスタ
第一弾から登場、グレードはまさかのスーパースターポケモン。(このゲームにおける最高レアリティ)
他のスーパースターポケモンがガラル、ホウエンの伝説ポケモンやカントー御三家、そして安定のピカチュウという中でまさかの大出世である。しかもZワザ持ち。
使用技は「ふぶき」で第一弾では貴重なこおりタイプ、他に氷技が使えるのは実用性があるものではスターポケモンのラプラス程度なのでスーパースターポケモンレックウザに対して非常に有利に戦える(キュウコン自身もフェアリータイプなので受けとしても完璧)
逆にキュウコンと戦うときははがね技が扱えるスターポケモンのジュラルドンやスーパースターポケモンのザシアン、ザマゼンタが活躍するだろう。
因みに対となるアローラサンドパンも出ているのだが其方は何故かグレード4止まりで技のモーションすら用意されていない、何処でここまでの差がついた。
アニメ版
サーラのアローラキュウコン
SM60話でウラウラ島で行われたポケゾリジャンプ大会に出場しにきたプロのポケゾリ選手・サーラの手持ちで登場。
ジャンプ技で『オーロラベール』を披露し、リーリエのシロンがオーロラベールを習得するきっかけとなる。
ゴウのアローラキュウコン
新無印71話に登場。
アローラ地方・ラナキラマウンテンに生息していたがポケモンハンターに連れ去られ、ハンターの飛行機が不時着した際にシンオウ地方のテンガン山に逃げ出した為、ゴウはアサヒから「時間内にアローラキュウコンをゲットし、研究所に戻れ」という最初のトライアルミッションを受けてサトシと共に捜索し、発見する。
最初はゴウに対して敵意を剥き出しにしていたものの、ゴウの呼び掛けで心を動かされ自らボールに入った。
ゴウにとって本来の姿より先にゲットした最初のリージョンフォームだが、その後アサヒらに手渡され、第80話にて生息場所であるラナキラマウンテンに返された。
その他
SM | 115話(イメージ) |
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関連イラスト
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ポケモン ポケモン一覧 こおりタイプ フェアリータイプ 狐ポケモン
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037.ロコン/アローラのすがた→038.キュウコン/アローラのすがた→039.プリン