概要
よく耳にする場面は、やはりスポーツだろう。
スポーツにおけるオールラウンダーとは、複数の競技で能力を発揮する選手。
または、一つの競技でポジションを問わない選手、あるいは複数の特質を合わせ持つ選手。
ビジネス業界でもこの言葉は使われ、「どんな業務もそつなくこなす人」
総務・人事・経理の経験があったり、営業と事務の両方の経験があったり、部署をまたいだ業務経験のある人は「オールラウンダー」の代表的な例。
逆を言えば、「なんでもこなせるけど、これといった秀でた能力はない」というネガティブなニュアンスにもなる(器用貧乏)。
また、無暗にオールラウンダー等を目指そうとして器用貧乏とも言い切れない惨事になった例も(全部乗せ)。
類語・対義語
- 主に野球、サッカー、バスケットボールなどで、ユーティリティープレイヤーとも呼ばれる。
- 「広い範囲の知識や能力を持つ人」という意味の「ゼネラリスト」
- 様々な楽器などを扱える人、CD-ROM、DVDなど多彩なものを再生できる物という意味の「マルチプレイヤー」
- 「マルチ人間」「多才な人」または「多芸多才」
対義語は「スペシャリスト」
「専門家」という意味。
特定の分野に関して深い知識を持つ人や特殊な技能を持つ人を指す。
まとめると…
オールラウンダー:分野を問わず活躍する人・幅広い分野で活躍する人
スペシャリスト:特定の分野に関して深い知識を持つ人や特殊な技能を持つ人
競走馬の世界
競走馬の世界では、芝とダート両方でGⅠタイトルを獲ったクロフネ、「真の勇者は、戦場を選ばない。」と讃えられたアグネスデジタルらが「オールラウンダー」と称されている。