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オニゴーリ

おにごーり

オニゴーリとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0362
ホウエン図鑑No.172
シンオウ図鑑No.207
アローラ図鑑No.324
ガラル図鑑No.080
ヒスイ図鑑No.206
パルデア図鑑No.358
ローマ字表記Onigohri
ぶんるいがんめんポケモン
タイプこおり
たかさ1.5m
おもさ256.5kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性せいしんりょく/アイスボディ(第四世代から)/ムラっけ(隠れ特性)
おとしものユキワラシのけ
タマゴグループようせい/こうぶつ

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語オニゴーリ鬼+氷+ゴーリー(アイスホッケーのゴールキーパー)
英語・スペイン語・イタリア語Glalieglacier(氷河)+goalie(ゴーリー)
ドイツ語FirnontorFirn(万年雪、雪渓)+Dämon(悪魔)+Torwart(ゴールキーパー)
フランス語Oniglaliオニゴーリ+glace(氷)
韓国語얼음귀신얼음(氷)+귀신(鬼神)
中国語(簡体字)冰鬼护冰(氷)+鬼+护(守る)
中国語(繁体字)冰鬼護冰(氷)+鬼+護(守る)

進化編集

ユキワラシ ┬→ オニゴーリ(Lv.42) → メガオニゴーリ(メガシンカ、オニゴーリナイト)


      └→ユキメノコ(♀のみ、めざめいし)

ユキワラシ一家メガオニゴーリ


概要編集

ポケットモンスター ルビー・サファイア』(第3世代)に初登場した炎では溶けない氷の装甲を持つ、非常に強面な頭だけのポケモン。

いかにも雄のイメージがあるポケモンだが雌も存在する。(比率は1:1)

次の世代で雌しかいない分岐進化のユキメノコが登場した事でオニゴーリ⁼雄のイメージがより強くなった。因みに同期にはその逆のポケモンもいる。


名前の由来は「」+「」+「ゴーリー(アイスホッケーゴールキーパー)」。

ブラックゲッター真ゲッター1に似ているがユキワラシからの進化を考えるとモデルはおそらく秋田県の「なまはげ」。


氷を自在に操る能力を持ち、空気中の水分を瞬時に凍らせることも可能。獲物を凍らせて動けなくなったところを捕食するという。また、バニプッチが好物なんだとか。

また、この能力の作用でオニゴーリの周りには常にダイヤモンドダストが発生するらしい。


なお、ユキメノコ同様に元人間だったという説があり、オニゴーリの場合は登頂に失敗した登山家の生まれ変わりなのだという。


図鑑には「いわの からだを こおりの よろいで かためた」とあるが、いわタイプはついていない。代わりにタマゴグループが「鉱物」になっている。

後になっていわ・こおりタイプの後輩が誕生した。



色違い編集

362

色違いは目の色が赤くなる。


ゲーム上の特徴編集

基本的にはユキワラシから進化させる形での入手となる。


ホウエン四天王プリムの手持ちとして登場。RSEでは2体登場するが、ORASではユキメノコも手持ちに追加された他、強化版では1体に減るもメガオニゴーリへとメガシンカしてくる。


本作から、ユキワラシの♀️のみが進化するユキメノコが登場した。


SMではウラウラ島ラナキラマウンテンユキワラシの仲間呼びで出現していたが、USUMではラナキラマウンテンで普通に出現するようになった。


初代リメイクなので未登場。


10ばんどうろワイルドエリアの「みはりとうあとち (固定シンボル・雪吹)」「きょじんのこしかけ (固定シンボル・雪吹)」「きょじんのぼうし (固定シンボル・雪吹)」「げきりんのみずうみ (シンボル・草むら・雪)」に出現。また、9ばんどうろでは1匹だけシンボルエンカウントの個体がいる。

DLC『冠の雪原カンムリ雪原では、 「すべりだしせつげん (固定シンボル・吹)」 「きょじんのねどこ (固定シンボル・雪吹)」「せっちゅうけいこく (固定シンボル・雪吹)」、ダイマックスアドベンチャーに出現する。

カンムリ雪原のマックスレイドバトルでは隠れ特性のユキワラシとオニゴーリは出現しない。が、隠れ特性のユキメノコはワイルドエリアでも出現する。


地下大洞窟の「ふぶきのくうどう」「つららのくうどう」「ひょうがのだいくうどう」にてレア枠で出現する。


純白の凍土に出現する。また、ストーリーではシンジュ団キャプテンであるハマレンゲがユキメノコと共に使用してくる。


ナッペ山北1番エリア北3番エリアオージャの湖の雪原地帯に出現する。



性能編集

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
808080808080480

  • 第5世代まで

ゲームにおける能力はフィオネと同じで、種族値が全て80という微妙なポケモン。普通に戦闘で扱うのは難しく、見た目の差もありユキメノコへのオファーのほうが(グッズも含めて)多かった可哀想なポケモン。


この世代からオニゴーリの代名詞とも言える特性「ムラっけ」を活かした戦術が登場した。「ターンの終わりに能力のどれかが2段階上がる代わりに別のどれかが1段階下がる」という博打要素満載の効果で、かつオニゴーリは所有者の中で最も素早い。オニゴーリ自身能力低下を無視できる「こおりのいぶき」や「ぜったいれいど」を習得できるので、「みがわり」や「まもる」でターンを稼ぎながら戦うことで無限戦法かつ運ゲーという一癖も二癖もある戦術が成り立つ。


しかしながら第五世代まで切断に関するペナルティが非常に小さかったことにより、このような確率論に基づく戦術は害悪のレッテルを貼られ、対面すると切断されてまともに相手をしてもらえない空気感が存在しており、真剣に研究されることもなかった。



  • 第6世代~

第6世代で「切断すると切断したほうが負け」となるペナルティが追加、ポケモン対戦の空気感が大きく変わる。確率論も立派な戦術として受け入れられる(受け入れざるを得ない)状況となり、「ムラっけ」にも注目が集まり戦術が開拓されることになる。


上昇する能力は完全ランダムとはいえ戦術としてはバカに出来ない物があり、なんとさかさバトルのレーティングバトルにおいては使用率TOP12位の中に入るレベルになった。

そのためかタイプ相性が劣悪になってしまう通常のシングルバトルでもそれなりに見かけるようになった。



  • 第7世代

この特性は弱体化されることなく留まり続け、目下シングルバトル要注意ポケモンとして名が知られるようになった。


「まもる」や「みがわり」を使ったターンで1回でも回避率上昇を引こうものなら突破がかなり難しくなる。「すばやさ」上昇も先制「みがわり」で攻撃を防がれる可能性を残すためかなり危険で、「みがわり」が残ってしまえば後は「ぜったいれいど」を撃ち続けるのみ。


対策としてはみがわり貫通の「すりぬけ」や上昇値無効の「てんねん」、「ハイパーボイス」等の音技が優秀。それがなくても「はどうだん」や「スマートホーン」等の必中技や、「ロックブラスト」等連続攻撃技、「ほえる」や「ほろびのうた」等の流し技で無理やり引かせる等の手段などがある。


みがわりも貫通する「スキルスワップ」で「ムラっけ」自体を奪ってしまうのも効果的で、上手くいけば逆に相手をハメてしまうこともできる。使用者がゴーストタイプに限るが「みがわり」を貫通・必中の「のろい」も効果的で、どれだけ能力が上がろうが毎ターン1/4減らせるので引く選択を迫る事も可能。


第7世代以降は「ぜったいれいど」がこおりタイプに無効になり、こおりタイプの突破は厳しくなったのでパルシェンアローラサンドパンで積みの起点にしたり、高速再生技を持ち、「くろいきり」で能力をリセットできるフリージオ等をぶつけるのもあり。


貴重なこおり単タイプで、ゲッターロボっぽいデザインが一部で(ネタとして)人気だったが、ORASにおいてまさかメガシンカが可能になるなんて誰が思ったかプリムのポケモンでメガシンカさせるとすればこいつかトドゼルガしかいなかったのは事実だが)。


もっとも、性能があまりに局地戦向け過ぎるせいで現在でも上記「ムラっけ」戦法が主流になっている。メガシンカが空気な例はこいつ以外にもいはするが


  • 第8世代

…と、流石に「ムラっけ」型の悪名が高くなり過ぎた為か、第8世代にてバトルディレクターの森本氏直々に弱体化が施されることが確定した。因みにバトルディレクターからその強さについてコメントが出されたポケモンは他にミミッキュカプ・テテフ等がいるが、オニゴーリの強さのベクトルは方向が違うので何とも違和感が…。


ムラっけ」で変化する能力から回避率と命中率が抹消された。当初こそこの調整は微妙扱いされた(回避率に関しては問題ないが上がるのも下がるのも外れ枠だった命中率も抹消されたことで他の能力上昇が狙いやすくなった為)ものの、数ターンで化けることが少なくなり安定しなくなった他、TODの復活等環境の向かい風もあり個体数を大きく減らした。これによりこのポケモンは元のギャンブルポケモンへと戻ることとなった。


因みにこの型に対して数少ない好感を持てる要素として受けループ対策の適性が挙げられていたが、そちらに関しては時間を掛けることが多い故むしろ強化されている。果たして今後はプレイヤーからどのような評価を得ていくのか…。


第9世代編集

テラスタルを獲得。酷い耐性で知られるこおりタイプをテラスタルによって捨てることができ、ある程度救済されたと言える。また、テラバーストの獲得によって技範囲も強化され、「ぜったいれいど」に依存しない戦い方ができるようになった。


使用トレーナー編集

ゲーム版


アニメ版


漫画版


番外作品編集

ポケモンGO編集

2017年12月22日、第3世代ポケモン登場の第2弾として実装。野生のオニゴーリがごくごく稀に存在するようだが、基本的にはユキワラシを進化させることで手に入れることになる。12月前後に発生するイベントで入手できるが、そうでない期間で手に入れようとなるとかなり難しい。天候ブーストも雪なので冬でないと厳しい。


ただし進化前のユキワラシがレイドボスに選ばれることがある(★)上、最近ではフィールドリサーチのタスク報酬にもなっているため、これらを利用して高個体を狙いがてら少しずつ集めるのも手。また進化前共々色違いが実装されている。とはいえ、ユキワラシと比べると目が赤くなる以外の違いがあまりなかったりするが。


原作通り能力は平坦で、これといった特徴はない。だが貴重なこおりタイプなのでこおり技を覚えさせればドラゴン退治に役立ってくれる…かもしれない。また、CP値があまり高くないことを利用してトレーナーバトル(CP値に上限のあるハイパーリーグやスーパーリーグ)で活躍させてあげるのも良いだろう。


何故かこおり技以外のゲージ技がシャドーボール」「ジャイロボールだったりするが、丸いからだろうか?


ちなみに2019年2月2日にユキメノコが実装された事に伴い、進化に必要なアメの数が従来の50個から100個に増えてしまっている。アメの数が減った例は幾つかあるものの(例:追加進化が実装された事に伴うタッツーシードラ等)、アメの数が増えた例は今回が初である。


ポケモンマスターズ編集

プリム&オニゴーリ編集

プリムのバディで実装。バディーズ技後メガオニゴーリへとメガシンカする。

味方全員にリジェネ効果を付与する「ジワナオールG」、ヘイトを自分に集めつつ特攻全体バフを撒くトレーナー技「お相手いたします」を有するサポート。

こなゆき10%の確率で相手をこおり状態にする
ジワナオールG味方全員を回復付帯状態にする
お相手いたします相手のターゲットをしばらくのあいだ自分に向ける。味方全員の特攻を2段階あげる。
れいとうビーム10%の確率で相手をこおり状態にする。メガシンカ後はなくなる。
こおりのいぶきメガシンカ後に登場。特定の場合を除き攻撃が命中したときに急所に当たる

バディーズ技

本気で凍らせるフリーズドライバトル終了までメガオニゴーリになる。★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる

パッシブスキル

あられ無効あられによるダメージを受けない
攻撃時能力アップ4技での攻撃が成功したときに50%の確率で自分の攻撃と防御と特攻と特防と素早さと命中率と回避率の中からどれかひとつを1段階あげる
ひんし時ばくはつメガシンカ時追加。ひんし状態になる直前にだいばくはつをつかう

ポケパークWii編集

アイスゾーンにて登場。ゾーンマスターのエンペルトのもとに行く為にはマンムーの力が必要なのだが、そのマンムーが湖の奥に凍りづけにされてしまっており、救出の為にはヒメグマいわくユキメノコの力を借りる事となる。

ヒメグマと会話後にオニゴーリが来るのだが、喧嘩したのか「ユキメノコがいなくなってしまった」とへこんでおり、ユキメノコが戻ってくるように主人公ピカチュウに「こおりのブロック」の調達を頼みつつ、こおりの家を建てる事となる。家が完成した後、ピカチュウに頼んで事でユキメノコが戻って来る。

オニゴーリとは「ちからくらべ」でバトルに勝つと友達になってくれる。



アニメ版編集

アニポケ第1-7シリーズ編集

レギュラーの手持ち編集

CV.小西克幸

サトシのユキワラシが、AG123話でグランドフェスティバルの最中にオニゴーリに進化。詳細は当記事にて


アドバンスジェネレーション編集


ダイヤモンド&パール編集

  • 116話『吹雪の中のユキメノコ!』

密猟者のポケモンとして登場。何故かターゲットは、進化前のユキワラシであり、密猟者の命令で連れ去る。

このオニゴーリは非常にレベルが高く、ヒカリミミロルロケット団トリオのポケモンをあっさりと倒し、最後に残ったサトシヒコザルが相手にしても相性の差を全くものともしない強さで次第に追い詰めた程。

しかし、ユキワラシの姿を見て駆けつけたユキメノコがヒコザルに加勢すると形勢は逆転し、2匹の攻撃で一気に倒された。


ベストウイッシュ編集

  • ドラゴのオニゴーリ

140話(DA編)『デントVS氷の挑戦者! サンヨウジムの危機!!』で道場破りのドラゴのポケモンで登場し、ポッドコーンの回想でコーンのヒヤップを倒している。


XY編集

イメージのみ登場


ジャービスの手持ちがメガオニゴーリとして初めての映画出演を果たした。この個体での中の人はあばれる君


サン&ムーン編集

  • 60話:ポケゾリに複数参加
  • 126話:サトシを探していたピカチュウ達の前に登場

新無印編集

  • 47話:大食い大会に参加

  • 64話『嫌われたアブソル』

複数登場。フエンタウンの火山に迷いこんでしまったユキワラシを匿う為に周囲を凍らせ、結果として温泉が源泉から凍ってせき止められていた事が判明。図らずもアブソルが誤解されてしまう原因になってしまっていた。事件解決後はユキワラシと共に氷風呂に入っていた。


  • 番外編「オーロラからのメッセージ」

ロケット・ガチャットの排出ポケモンとして、コジロウが使役した。


アニポケ・第8シリーズ編集

🪸🥪😈

リコロイライジングボルテッカーズと敵対するエクスプローラーズの幹部の1人・サンゴ(CV.大谷育江)の手持ちで24話から登場。彼女を頭の上に乗せている。詳細は当記事にて


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

  • 4章

プリムの手持ちが初登場した。

  • 6章

ダツラがエメラルドとのバトルで使用し、ジュカインに対して強力な氷タイプで畳み掛けている。


ポケモンローカルActs編集

鳥取県伯耆町では地域応援ポケモンであるサンド&アローラサンドと、秋田県男鹿市ではグランブルヘルガーと、共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。

鳥取県は伯耆町に日本最古の「鬼伝説」が伝わるから、秋田県はなまはげからと思われる。

外部リンク:鳥取県伯耆町秋田県男鹿市


関連イラスト編集

オニゴーリのちょうはつ!オニゴーリ

フリーアイコンポケモン 【オニゴーリ】


オニゴーリ擬人化」として「頭がオニゴーリの人間」が描かれることが多々あり、擬人化という言葉を疑うことも多い。

オニゴーリ♂の擬人化


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物) ポケモン一覧


図鑑番号順

0361.ユキワラシ0362.オニゴーリ(メガオニゴーリ)→0363.タマザラシ


関連ポケモン等・グループタグ

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