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CV:大谷育江キャプテンピカチュウと兼役)


「アンタみたいに用意周到な男が失敗するなんて、オニウケるんですけど!」


「せっかく言い訳あるなら聞いてあげようってのにぃ~」


概要編集

エクスプローラーズの幹部格で、ピンク髪ツインテールの少女。一人称は「サンゴ」。


人物編集

気怠げな態度と口煩い言動の目立つ典型的な悪ガキで、性格はかなり自己中心的。

協調性は微塵も無く、気に入らない事があれば癇癪を起こして怒鳴り散らす。

何かにつけて「オニ(=すごい)」と表現するのが口癖。たぶん手持ちのオニゴーリと掛けている。


同僚の一部も見下しているようで、スピネルが作戦に失敗した時には上記の二つの台詞により平気で馬鹿にしたり、オニキスとの共同任務の際にも彼に向かって露骨な悪態をついたりするなど、組織の中で相当な問題児である。

一方で、ハンベルなどの上司に対しては至って従順に振る舞うという猫被りな面もあったりする。

また、しょっちゅうガチギレしたり駄々をこねているわけではなく、オニキスとの口喧嘩も一部台本ありきの演技の可能性があったり、会議で取り乱すアメジオに「怒る前にいい訳があるなら聞く(要約)」と真顔で問いかける態度を取るなど冷静な幹部としての振る舞いも時には出来る模様。


不満たらたらな本人の意思に反して任務では大体オニキスと共に行動しているので、案外バトルでの相性は良いのかもしれない。


実際の戦闘でも「ゴリ押しって楽しいじゃん♪」と大技を所構わず繰り出す大雑把な戦い方を好む。

仲間が向こう側にいようが躊躇なく範囲技を放ち、状況が拗れるといきなりガチギレしてオニゴーリに自爆を命じる。


なお彼女はオニゴーリの上に仁王立ちでバトルに参加しているので、オニゴーリが自爆すると自分も吹き飛ぶことになる

一応直前に飛び退いてはいるものの、その程度で圏外に退避できるわけがなくしっかり爆発に巻き込まれている。

よくあることなのか、戦闘後もボロボロの風体でにこやかに振る舞っていた。


また、その身勝手さは私生活でも躊躇なく発揮され、食べたかったお菓子が売り切れると店員に対してブチギレする他、バトルの勝敗ルールにも文句を付けるなど、何がなんでも自分の意見を通そうとする典型的なクレーマー気質。

オニキスも彼女の素行の悪さには苦言を呈するほどである(彼は一応組織の目的に関すること以外では他人に迷惑をかけないようにする程度の分別はある)。


ちなみにお菓子が大好物のようだが、相性や運が悪いのか買おうとしたお菓子は現時点で毎回売り切れており、お菓子作りの腕も壊滅的。


登場当初はシリアスな敵幹部の一角であったが、徐々にコメディリリーフとしてのキャラクターが板につき、テラスタルデビュー編では明確に「次世代ラブリーチャーミーな敵役」といったポジションになりつつある。



容姿編集

ピンクのツインテールで、目尻だけピンクのアイラインを濃く塗っている。

黒と黄色を基調とした服装に加え、両袖、腰、左膝に絆創膏の装飾、頭に十字形絆創膏、足首とツインテールの結び目に包帯が巻かれている。

相手を見下しながら笑った時の鼻と口の形は中の人繋がりでピカチュウと同じ形をしている。


変装サンゴ

一般社会に紛れ込む際はアメジオ一行も使っていた特殊な端末を使って全身黒のパーカーとミニスカート、キャップにサングラスといった出立ちになり、髪型はマッシュのウルフボブに近くなる。

オニキスには「それでも目立つ」と嗜められるも、容姿にそれなりに自信があるようで「サンゴ、オニ可愛いからなぁ〜」と全く気にしない。


総じて現実でいうところの地雷系と呼ばれる女子がモチーフのファッションやメイクだと思われる。ヘソは見えない。また、右手には絆創膏の装飾がついたスマホロトムを握っている。


イライラサンゴちゃんポケモン:サンゴ

普段から八重歯を見せニヤニヤした表情を崩さないが、バトルで追い詰められるなどで余裕がなくなると歯を剥き出しにした恐ろしい形相になり、作中でも特に二面性の激しい人物である。



テラスタルデビュー編では

サンドウィッチちゃんでーす!!!オニゴーリが手伝わないからだぞ!

オレンジアカデミーの女子制服に三つ編み、ナマコブシモチーフのリュックを使用していた。

この格好でオニキスと共に学生に扮し、パルデアのアカデミーにやってきたリコ一行の前に立ちはだかるが、リコたちには速攻でバレていた。

この時はオニキスが咄嗟に付けた偽名としてサンドウィッチちゃんと名乗り、上述した普段着も使用している。


手持ちポケモン編集

使用技は「ふぶき」「かみくだく」「アイススピナー」そして「じばく」。

こいつが相棒のようなポジションで、戦闘用ポケモン兼ライドポケモンとして活用している模様。このため幹部メンバーでは唯一2体目以降の手持ちは不明。潜入のためだったとはいえテラスタル研修の応用テストは手持ちを2体使わないと合格できないルールだったのだが…。



活躍編集


第6話にてシルエットのみで初登場し、本格的に登場した第16話ではリコのペンダントの確保に失敗したスピネルをからかっていた。


  • 25話

「見ーつけた!!オニ楽勝じゃん♪」

ハンベルの指令でオニキスと共に初出陣。ガラルの古城を襲撃し、リコロイを追い詰めるも、現れたキャプテンピカチュウによって状況が一変。


サンゴとキャップ

直接キャプテンピカチュウと対峙したため正に7年ぶりの中の人対決が拝めることとなり、ネット上では「大谷育江同士の戦い」と話題になった。



「ハァ〜〜あ?」


「オニダルー!オニゴーリやっちゃえ!!



上記の戦いの中で、オニキスのキョジオーンがキャプテンピカチュウにやられた際に見せた、憎悪と嫌悪が入り交じったような凄まじい形相一見の価値アリ。


オニゴーリの自爆で味方ごと巻き込んで何もかも吹っ飛ばそうとしたかと思えば、戦闘が終わったら澄まし顔で「迎えまだー?」と呑気に発言していた事からも、感情の振り幅が大きい気質が窺える。


  • 43話

限定商品の饅頭を買い損ねて癇癪を起こし、宿敵との対決も兼ねてリコとロイに果たし状を送り、またもオニキスと組んで再戦。


ちなみにかなり悪筆な様で、彼女からの果たし状を見たロイはあまりの字の読みにくさに驚いていた(この時は非常に機嫌が悪かったので怒りのままに殴り書きしただけかもしれないが)。


一連の流れ

  • 一般人に変装して30個限定のレア商品「海のディグダまん」を買うべく長蛇の列に並ぶも、運悪く自分の前の番で丁度売り切れた際は激昂して店員に突っかかる
  • 並ばずしてディグダまんを手に入れていたリコとロイに強烈に嫉妬し、果たし状を送る(リコ達は店長の困り事を解決したお礼で特別に貰っているので当然だが非は無い)
  • リコが親切心でディグダまんを1つだけ譲ろうと箱を開けたにもかかわらず、今度は「限定品を開けるな」とまたも激怒
  • 本部から撤退命令がでてオニキスが撤退だと言ってもバトルの決着がついていないため聞かず、さらに怒りに任せてリコとロイたちの目の前で内部秘密をバラしてしまう。
    • 後にスピネルはサンゴが情報を漏らすのは想定内だったと語っている。

この際オニキスのプテラに強制回収され「放せー!!」とごねるも本当に放したら落下したため、オニゴーリの上で「放すなー!!!」とブチギレた。


  • 44話

黒いレックウザ捕獲作戦のため、アゲート、オニキスと共にハッコウシティの灯台で配置につく。

オニキスとの連携でレックウザを苦しめるも、ライジングボルテッカーズに阻止され装置を破壊される。

解放されたレックウザに反撃された際は、アゲートにそれ以上の深追いを止められつつも暴走し、またもやオニゴーリの「じばく」でレックウザをよろめかせ、ブレイブアサギ号にぶつけて大損傷を負わせるというとんでもないオチをやらかした。

ちなみに爆発直前に空高くでオニゴーリから飛び降りており、自身も明らかに巻き添えよりも酷い怪我を負いそうなものだが…(一応、ポケモンSVでは高所からの落下時にスマホロトムが浮遊するという仕様がある)。


  • 45話

高所から飛び降りたが、問題なく着地に成功した模様。

「じばく」を受けても動じないレックウザに苛立っていたが、スピネルから撤退命令を出された際は、彼女にしては珍しく素直に従った。


45話終盤にてギベオンからリコ達の監視を命じられたため、この章でも引き続きメインキャラクターとして登場。

なお、OPのサビ前で歌詞を口ずさむ瞬間が口元アップで映し出されるという美味しいカットがある。


  • 46話

寝坊してオニキスと共にテラスタル研修のキャンプ出発時に滑り込む。クラベル校長には怪しまれ、オニキスとの喧嘩を嗜められるもアゲートのおかげで事なきを得た。

なお、偽名はオニキスが即席で考えた「サンドウィッチ。流石のセンスのなさに爆笑していた。校長相手にも返事が「へーい」と相変わらず態度がかなり悪い。


  • 47話

リコたちと同時にセルクルタウンに行き着き、お菓子が売り切れだわテラスタル研修を受けさせてもらえないわとカエデやリコに当たり散らす。

カエデの提案で研修の参加資格を巡ってケーキ作りでリコと対決するが、全くうまくいかず惨敗した上に呆れと哀れみの目で見られたため、ヤケクソでオニゴーリのふぶきを暴発。

サンゴとカエデさん

カエデに笑顔で怒られてビビるも途端にやる気をなくして帰ってしまった。

なお、この時凍らせたケーキがバチンウニのようになっていた。


  • 50話

ハッコウシティでオニキスと共にリコたちを尾行するも本人はオニダルそうにしており、偶然鉢合わせたクラベル校長に「お友達の様子を見にきた勉強熱心な生徒」と勘違いされる。すぐに任務も研修もそっちのけでチュロスを食べに行ってしまった。

ちなみに下記の55話の内容から、サンゴのテラスタル研修はハイダイとのバトルであったことが判明する。


  • 55話

テラスタル研修から帰還した後は、パルデア四天王とのバトルが開始。生徒側は研修で戦ったジムリーダーとタッグを組んで四天王に挑む事になり、サンゴはハイダイと組んでアオキと勝負。

物語自体は隣で行われていたドット&ナンジャモVSポピーがメインであったために詳細は描かれなかったが、ドットの戦いが終わった直後にサンゴ側も決着。

どうやらオニゴーリの「じばく」でアオキのポケモンを自分や味方であるハイダイのポケモン諸共爆撃するという暴挙に出たらしく、サンゴは「オニゴーリの攻撃で倒したからこちらの勝ち」と言い張っていたが、

当然ながら審判のキハダからは判定負けを言い渡され、不服そうに帰って行った(ちなみに原作ゲームにおいても、自爆技で相手を道連れにした場合は爆発した側の負けとなる)。

アオキからも「社会に出たら自分ルールは通用しません」と至極ごもっともなお叱りを受ける。

だが一応、同話で戦闘した生徒の中では唯一四天王のポケモンを(道連れとはいえ)2匹とも撃破している。


  • 64話

スピネルによって洞窟に閉じ込められたリコを捜索しようとしたロイ・ドットの前にオニキスと共に登場。変装を解いて二人を妨害する。

この行動はスピネルからの指示であり、本人は不服そうにしながらも気晴らしも兼ねて二人の前に立ちはだかる。


  • 65話

戦闘中に目的が「足止め」であることをロイとドットにバラしてしまうが(挑発や相手を取り乱させるためにわざとの可能性もある)、リコを探しに行こうとする2人をオニゴーリのアイススピナーで圧倒。トドメに自爆をかまそうとしたところでグルーシャの横槍が入り、アゲートやスピネルからも撤退の指示が入ったため、不服そうに帰っていった。

その後の会議では、スピネルに嵌められたアメジオに対し、「言い訳あるなら聞いてやろうってんだけど」と、(スピネルが信用ならないというのもあるだろうが)口こそ悪いながらも多少気遣う様子を見せる。

そしてギベオンが問答無用でアメジオを突き放すと、流石に気まずそうに絶句していた。


  • 66話

アゲートがテラパゴスの情報を盗む中、それを探していたロイを見つけて勝負を仕掛ける。互角の勝負を見せるも、ロイに場所を変えられ、全力で押し切られて敗北。

気絶したオニゴーリを無理やり起こして続行しようとしていたが、オニキスに回収され駄々を捏ねていた。

なお、ロイが場所を移したのは、最初の戦場が美術室で、作品が壊れることを懸念したため。そんなロイに対し、「別に気にすることないじゃん」と心無い答えを返した。


  • 67話

ラストにオニキスと共に少しだけ登場。テラスタル研修自体は合格していたのかテラスタルオーブを所持しており、夕焼け空を眺めながら退屈そうにオーブを見詰めていた。

そこへオニキスから自身の偽名として使用したサンドイッチ(本編にあるものではなく、食パンを使った三角形の物)を受け取り、「気が利くじゃん」と多少の喜びを見せながら珍しくオニゴーリにも分け与えていた。

因みにオニキスから「(偽名を)気に入っていたのか」と訊かれ、その事については「別に?」と流していた。



考察編集

「地雷系ファッションでワガママな性格」「一方で悪の組織の幹部に起用されるには幼すぎる年齢」といった要素から、一部では過去に何かあったのでは?と考察されている。

実際、現実世界でも夜の繁華街や歓楽街を遊び歩いている若者には家庭や学校、社会に居場所がないと感じている者が多く、またそういった層が悪い大人に唆されるなどして犯罪に手を染めるケースも少なくない故に社会問題となっており、度々ニュースやネットを騒がせているため、

仮に彼女の過去にも何かしら複雑な事情があったのならある種の時事ネタとも言えよう。

実際にゲーム本編においても、

のような例がある。

一方でそのような「生々しい」「かわいそうな」過去を持つ悪人はアニポケには出てほしくないという意見も。



余談編集

名前の由来はそのまま珊瑚で、現在判明しているエクスプローラーズのメンバーでは鉱石ではなく動物由来(詳細は前述のリンク先を参照)である。

珊瑚も古くから宝石の一種として扱われており、「モモイロサンゴ」が宝石珊瑚として有名。

ちなみに英名はコーラル(coral)。


大谷育江がポケモンではない人間の声を演じるのは「ポケットモンスターXY」のショータ以来実に8年ぶりとなる。

加えて初登場には上記にあるようなインパクトがありすぎる台詞を放った為、本格的に登場した第16話の放送日では大谷氏の名前や、メスガキピカチュウなるパワーワードがSNSのトレンド、サジェストに出現した。ちなみにサトシのピカチュウの性別は♂である。


担当声優の話題に加え、そのキャラクターの容姿と口調の組み合わせが視聴者達の琴線に触れ、同話で本格初登場した他の幹部2人を差し置き、その放送日の内にpixivでの単独イラストが多く投稿されている。

サンゴちゃんセンシティブな作品


そして47話は本編にキャプテンピカチュウが登場しない(ただしフリード博士のポケモンゼミでは登場している)関係でエンドクレジットにサンゴの表記が見られたが、アニポケの大谷育江がポケモン以外のキャラクターでエンドクレジット表記がなされたのはこれが初である

上記のショータはサトシのピカチュウが本編に登場していたなどの理由でエンドクレジット表記は一切無かったため、アニポケシリーズ全体においても地味に偉業であった。


また、YouTubeニコニコ動画、X(旧Twitter)などでは大谷女史が演じた別のキャラクターの映像に本記事冒頭のセリフを当てて煽らせるという流れがちょっとしたブームを巻き起こしている。


ただし、上述の「メスガキピカチュウ」の件に加え、これはいわゆる中の人ネタにあたるため、人によっては不快感を感じる可能性があることをご留意ください。




因みに彼女の手持ちに関しては当初は自身の名前からしてサニーゴ(他には中の人繋がりでピカチュウの別個体とか)か……と思われていたが、実際はまさかのオニゴーリという渋いチョイス。

「オニ」が口癖とはいえそれだけで彼女の主力がオニゴーリであることを予測できた者はおそらく皆無と思われる。もしくは「オニ」+「″ゴリ″押し戦法」からの発想だろうか?

なお、かつてサトシはオニゴーリを手持ちに入れていたことがある。


43話での変装で被っていたキャップは34話でドットが紹介していたテラスタルキャップであり、ゲームでも配信されている。


関連イラスト編集

サンゴちゃん❤️サンゴCV大谷育江サンゴちゃん


関連タグ編集

アニポケ ポケットモンスター(アニポケ第8シリーズ)

リコとロイの旅立ち



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