概要
禁止級の伝説のポケモンレックウザは通常色は緑色であるが、色違いになると真っ黒な体色となり、大分違った印象を受ける。
昨今では後述の通り専用のPVも作られ、アニメでもキーポケモンの一体となる等メディアミックスでの優遇っぷりも半端ない。
シリーズ本編
伝説のポケモンなうえ黒龍という事でリザードンと同じく色違いの中でも非常に人気が高く、初登場の『ポケットモンスター ルビー・サファイア』ではそらのはしらでリセットを繰り返す者も多かった。
2012年の『ポケモン+ノブナガの野望』の発売記念キャンペーンで、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』に直接「ノブナガのレックウザ」がWi-Fi配信されたため容易に色違いが入手できた。コラボ商品が多数作られた。
…が、後の作品であまりにばら撒かれすぎたせいで今や持っていない人の方が少ないとも言われるほど価値がガタ落ちしている色違いとしても有名である。
何なら今は新規ダウンロードが終了しているポケモンバンクを持っていれば、『ルビー・サファイア』で調達した個体を『ポケットモンスター ソード・シールド』以降の作品まで連れていけるまである。『ルビー・サファイア』で色違いの個体を狙うのは情報さえ知っていれば目押しで狙うことができる。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』時点ではミントや「ぎんのおうかん」を使えば個体値や性格の問題もどうとでもなるので、そうなれば禁止級伝説解禁戦の対戦にも使える。
黒いレックウザのバーゲンセール
現在でもこう呼称されている理由はおそらくブラックフライデーぽいからだと思われる。とにかく『ポケットモンスター X・Y』期には数度に渡り配布され投売りされた。
- 1回目(次世代ワールドホビーフェア'15)
2015年1月〜2月にかけてイベントが開かれた日本の大都市で配布された。親名は「WHF15」。現地の限られた日程のみでの配布のため当時はレア度が高く、SNSを通じて他のレアポケモンとの交換を投げかけるプレイヤーも多かった。
- 2回目(コロコロコミックとの連動・黒いレックウザキャンペーン)
次世代ワールドホビーフェアの予想以上の盛況っぷりに気をよくしたコロコロ編集部が急遽コロコロコミックとの連動で2015年3月〜5月の間に「WHF15」とレベル・技が全く同じ黒いレックウザを全国区で配布すると発表。さらに同時期に抽選で黒いレックウザのグッズがもらえる黒いレックウザキャンペーンも展開した。
これには次世代ワールドホビーフェアで入手した層からはブーイングが来たが一応親名はコロコロに変わっているなど前回配布されたレックウザとは別物扱いになっているため二匹目も入手できた。
データ入手は特定店舗でもらえるシリアルコード形式によるものだが、キャンペーン初日はすでに入力済みのシリアルコードが配られるなどの不具合が発生しシリアルコードの入手方法が面倒なのもあって大きい混乱を招いた。
- 3回目(ポケモンセンターヒロシマ開業記念)
2015年6月のポケモンセンターヒロシマ開業を記念して、2016年2月中に二回目のものと全く同じ親名の黒いレックウザがヒロシマのみで配布された。
- 4回目(ポケモンセンタースカイツリータウン開業記念)
まさかの4度目である。2016年7月に東京スカイツリータウンの東京ソラマチにポケモンセンタースカイツリータウンが開業するのを記念して7月〜9月にかけて全国のポケモンセンター・ストアで黒いレックウザが配布される。
過去三度配布された個体との違いはレベルが100なのとおいわいを覚えていることだけ。親名はポケセン。せめて『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』のポケモン総選挙のレックウザ(これは通常色)のように「Vジェネレート」でもくれればまだマシだったのだが…
黒いレックウザ光臨
そして、黒いレックウザの安売りは、後述の『ポケモンGO』を経て、とうとう『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にまで波及。
2024年12月20日~2025年1月6日に行われるイベント「黒いレックウザ光臨」において、★5のテラレイドバトルに登場することが決定した。当然撃破できれば(1つのセーブデータに付き1回限定ではあるが)捕獲して仲間にすることができる。
テラレイドバトルの仕様上ウルトラボールであろうと確定で捕獲可能なため各人こだわりのボールでゲットしたい所。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』発売の2周年記念イベントも兼ねており、11月中旬よりこれ以外にも様々なゲーム作品や企画で黒いレックウザが取り上げられている。
攻略などについてはこちらを参照。
番外作品
ポケモン+ノブナガの野望
ノブナガのベストリンクとして登場。前述の通り、当時最新作の『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』への黒いレックウザの配信キャンペーンがあった。
なお、本作はレックウザの持つ『秩序の守護者』という面に側面を当てておりレックウザの存在自体がノブナガの目的を表していると言える。
ポケモンGO
スマートフォン向けアプリである本作においても2019年8月1日から登場した。
しかも、グラードンやカイオーガの時とは異なり、発表時には専用のコマーシャル映像まで用意してもらったり、新聞社と提携して号外が配布されたり、東京渋谷のShibuya 109に巨大な墨絵が張り出されたりと破格の待遇を受けての実装となった。やはり、上記の通り過去に何度も配信されていて、色違いの中でも人気・知名度が高かったことが関係していたのだろうか。
これまでの伝説のポケモンと同様、レイドバトル勝利後のゲットチャレンジの際、低確率で色違いと遭遇できるという仕様になる模様………だったのだが、登場期間が同年の9月2日までと色違い登場イベントとしては異例の長丁場になっていたことに加え、色違いの出現率自体も他の伝説ポケモンと比べるとやや高めに設定されていたようで、人によっては色違いが複数匹手に入ったというケースも多かったという。
これ以降もレックウザのレイドはメガレイドも含めて何度も実装されており、既に色違い個体の所持数が二桁の大台に達しているプレイヤーも少なくない。レックウザの色違いのばら撒きは本作でも健在だったようだ。
ただし、『ポケモンGO』で捕まえた黒いレックウザを本編に連れていくためには、予め本編内で捕まえた(または配布で入手した)レックウザを事前に送らなければならない制約がある上、無課金の場合色違いの伝説ポケモンが1週間に1度しか送ることのできないポケモンホームを経由する必要があるため、何匹も連れていくためにはやや骨が折れる。
ポケモンマスターズ
ダイゴ(21アニバーサリー)のバディで登場。また、ヒガナのバディも通常レックウザである為、Wレックウザが拝める。
アニメ版
ポケモン・ザ・ムービー XY 光輪の超魔神フーパ
メガシンカした姿で登場。無論メガシンカ後も黒龍のまま。サトシの味方として、他の竜型ポケモン達 (ラティアス・ラティオス・ルギア)と共に召喚され、「はかいこうせん」や「たつまき」などの技を使い、八面六臂の大活躍をした。
ポケットモンスター(第8シリーズ)
- いにしえの冒険者のレックウザ
本シリーズのキーポケモンとして登場。
ロイの祖父が子供の時に拾いロイが持ち歩いているいにしえのモンスターボールが、第6話でリコが祖母から貰ったはじまりのペンダントに反応して中から現れる。しかし、直後に「りゅうせいぐん」を放ち、どこかへと去っていった。
ロイの祖父によれば「かつて、いにしえの冒険者が従えたポケモン」であるらしい。
前作主人公にとってのホウオウのような存在であり、しかもストーリーラインにしっかり関わってくる重要なファクターになることが予想される。また、単に色違いなだけではなく、その姿はよく見ると半透明に七色に輝いており、一部ではテラスタルとの関係性まで疑われている。
詳細は「六英雄(アニポケ)」の記事を参照。
関連タグ
リザードン(色違い)/メガリザードンX…同じく黒龍化する色違いポケモン。ちなみにもうひとつは色違いのものではなく変色してメガシンカの方で、ドラゴンタイプと色繋がり。