概要だぜ!
元々はスクウェア・エニックスの漫画雑誌『月刊少年ガンガン』2019年11月号に掲載した特別読み切りから始まり、同誌2020年11月号より正式連載化した作品だ!
作者は中吉虎吉(なかよし こよし)先生!単行本は2025年1月アニメ放送開始の時点で既刊8巻だ!
公式略称は「異世界レッド」だ!
なお、公式の表題は「レッド」と「異世界」の間に空白が入る『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』だが、本項目の名称はpixivのタグの仕様により空白を含まないんだ!空白をアンダーバーで代用する場合『戦隊レッド_異世界で冒険者になる』となるぞ!
舞台は勿論異世界だ!単身異世界へと転移した戦隊ヒーローのレッドが常識外れの冒険者として活躍し、新たに得た仲間と共に繰り広げるドタバタコメディ&痛快アクション&王道冒険譚だぞ!
ガンガンの先輩である『爆裂機甲天使クロスレンジャー』、他社の『鋼鉄奇士シュヴァリオン』や『戦隊大失格』同様にスーパー戦隊物のパロディではあるが、「ヒーロー物のお約束を崩す」タイプと違い「ヒーロー物のお約束には至って真面目」で、異世界でもへこたれず己の道を突き進む灯悟の熱血バカぶりと、異世界ものにありがちな設定の客観的なツッコミが魅力だ!
作者の狙いは異物感モリモリな世界観のズレによるツッコミやコメディだが、かといってそのジャンルを嘲笑する意図の描写や台詞はなく、むしろ特撮の在り方を本気で勉強し取り入れたリスペクトぶりから、特撮と異世界転生/転移、双ジャンルのファンより高い評価を得ているぞ!
あらすじだぜ!
絆と友情に溢れる熱血な少年浅垣灯悟は「絆創戦隊キズナファイブ」のキズナレッドとして、人々から絆を奪う悪の組織「秘密結社ゼツエンダー」から人類を守るため、絆を武器に仲間と日々戦いを重ねていた!
そして遂に迎えた最終決戦…彼は仲間に地上を任せ空に浮かぶ要塞に単身乗り込んだ末、敵の首領と相討ちになり、諸共に要塞の爆炎へ消えるビターエンドを遂げてしまう!
だが灯悟が目を覚ますと、そこにはまるで世界観の違うファンタジー世界が広がっていた!
自分が異世界転移した事を理解するも、戦隊の力を丸々保持していた灯悟は、一気転身、その力を使って凶暴なモンスターから困った人々を救うため、冒険者として再スタートを切る!
そして没落魔導士のイドラに雇われバディを組んだのをきっかけに、かつて倒されたが復活を目論む魔王軍残党との戦いに身を投じてゆくのだった!
新たに異世界の人々と結んだ絆を携え、灯悟はキズナレッドに変身して今日も戦い続ける――!
戦隊レッド異世界で冒険者になるの登場キャラクター一覧だぜ!
※登場人物部分の内容肥大化によって本記事を開くときの読み取りが遅くなるという現象が起きているため、キャラクター紹介を止むを得ず上記記事に分割しているぞ!
かつて「準主人公」の記事で起きた騒動の二の舞になるので、再び差し戻すことがないよう気を付けてくれ!
用語解説だぜ!
- 世界観とは!
お馴染みの剣と魔法の中世西洋風ファンタジーの世界だ!
イドラ達は「空の彼方には、蒼穹の天蓋を隔てて天使が住まう世界がある」と信じられているが、実際は普通に宇宙があり、大地も地球同様の惑星である!(もっとも、現実でも大昔は宗教によって「大地は平面であり、その周囲を星々が動いている」という認識が常識化していた時代があるため、それと同様の認識だったと言うのが正しいぞ!)
人間が住む町の名前は現生の鳥類の名前のアナグラムになっているんだぜ!(例:メスズ→スズメ、アヴァルロスト→アルヴァトロス(アホウドリ)、アカリナ→カナリア、ククジャ→孔雀など)
ちなみに、ダンジョンの名前は絶滅した鳥類の名前のアナグラムなんだ!(例:ウェイクナーク→ウェーククイナ、ガウメネ→メガネウなど)
- 絆エネルギーとは!
人々の絆から生まれ、原子の結合や万物の創造を司る万能エネルギーだ!
ただし、わだかまりがあったり不仲になると逆に反発し合う性質もあるため、良くも悪くも人の絆に影響されるんだ!
これに着目したペタゴラス博士は絆エネルギーを使ってキズナファイブのスーツや武器、キズナビーストを開発しているぞ!
ゼツエンダーはこの創造の力に目をつけ、人々を仲違いさせて絆エネルギーの独占を目論んでいたんだ!
- ビッグ絆(バン)ソウルとは!
キズナファイブの力の源である、「大いなる絆を宿せし魂」だ!
「ビッグ絆ソウル」に覚醒した者は絆エネルギーで物質に干渉、創造することができるぞ!
キズナレッドは絆の力が高まると胸が光り、「ビッグ絆ソウル、イグニッション!!」の掛け声と共に胸を叩くことで、キズナカイザーの新武器や、新たなキズナビーストを生み出す力を持つんだ!
原作8巻の時点で、「ビッグ絆ソウル」を宿す人物は、レッド以外にもイドラとロゥジーの二名が確認されている!
レッドの「ビッグ絆ソウル」はさらに別の特殊能力がある様子で…?
- 王家の杖とは!
あらゆる魔導技術の研究・管理を任された、「アヴァルロスト皇国」王族に仕える最高の魔導士の称号、そして証の杖の名でもある!
元々は皇国貴族アーヴォルン家が担っていたが、十年前「杖」の座を賭けた戦いに当時の当主ハウディ・アーヴォルンがシャウハ・シェムハザールに敗北したため、今の「杖」はシャウハになっているぞ!
実は王家の杖の成り立ちにはある秘密が隠されているが、終盤のネタバレになるためここでは語らないことにする!気になるよいこは本編をチェックだ!
- マナメタルとは!
異世界で最近発現された希少鉱石だ!
「王家の杖」の座を返り咲くために、魔導技術の研究に大きな成果が欲しいイドラはこれを研究の対象としているぞ!
当初はその力をどうすれば引き出せるのか判明せず悩んでいたが…レッドの絆装ブレスを通し、緊急キズナワープで離れた場所から灯悟を召喚されて以降、絆エネルギーを宿した物質であると判明したぞ!
アニメでのマナメタルの説明の図面を見ると、どことなく瘡蓋を彷彿させるんだ!
- 魔力の種とは!
埋め込むことで「特権魔法」と呼ばれる強力な魔法が使用できるようになる呪いのアイテムだ!魔法の才能が無い者でも簡単に力を得ることが出来る一方、使用しすぎると取り込まれ、醜悪な魔獣となってしまうぞ!
魔獣化した人間は倒すと元通りになるが、この状態ではいずれ再び魔獣となるリスクがあるため、テルティナは「特権解放」と呼ばれる特殊な魔法で魔力の種を除去しているんだ!
- ヴルトゥームとは!
現「王家の杖」が開発した、魔力の種をエネルギー源とした新型魔道兵器だ!火薬兵器が存在しないこの世界における最初のビーム兵器であり、バズーカ砲のような大きさをした光線銃だ!(『ウルトラマン』のスパイダーショットのように両手で抱えて撃つ)その威力は巨大化した魔力の種暴走体の体を貫通するほどで、しかも何発でも連射可能だ!
言うなれば、キズナファイブの持つビクトリーキズナバスターを一人でも撃てるように改造し、しかも必殺技どころか通常技としていくらでも撃てるような仕様にしたに等しいバランスブレイカーである!
あまりに強力かつ便利すぎるため、間違った手段で使用されれば甚大な被害を齎す事は容易に推察可能であり、イドラは「あんなものが量産されたら制御できるのか」と恐怖を抱いているぞ!
- 精霊魔法とは!
作中の世界で最も使われている基礎的な魔法だ!
人間や亜人、はたまた物質といったあらゆるものには「精霊」という、属性と意志を持った存在が宿っているんだ!
その精霊に魔力を餌として与えて、詠唱で命令することで発動するのが精霊魔法ってわけだ!人間だけでなく、亜人も使えるぞ!
魔法使いだけでなく、戦士職や肉体労働者にも肉体や武器に宿る精霊に魔力を与えて強化してもらう「強化魔法」が必須になっているんだ!
だからこそ、魔力を持たないロゥジーが迫害されたり、異世界からやってきて精霊を宿していない灯悟が異端である由縁なんだ!
ちなみに、精霊は1人につき1〜2種類しか宿らない!7種類も宿って、7属性の魔法を使いこなせるイドラみたいな魔導士は非常に稀なんだ!
同様に、道具に呪文と精霊を組み込むことで、魔力を与えて起動させるのが、「魔導具」だ!
- 刻印魔法とは!
天才魔術師ワアドが生み出した、エルフ族に伝わる魔法だ!対象に刻印を描いて、精霊に魔力を与えることにより魔法を発動させるぞ!
例えば、エルフ達が矢として使っている矢筒の木のトゲに「飛来」の刻印を刻むことで矢羽無しでも遠くまで飛ばすことができ、重い石や荷物に「軽量化」の刻印で楽々運ぶことができるぞ!
エルフ達から学んだことでイドラも使用できるようになったんだ!
遠隔操作で任意に発動できるという精霊魔法にはない強みがあるが、指で書き込むより口で詠唱した方が楽という理由であまり普及しなかったんだぜ!
なお、イドラはこの弱点に対して、靴底に仕込んだ印を利用して足跡から刻印魔法を発動させるという応用法を編み出したんだ!
- 神格魔法とは!
現・「王家の杖」であるシャウハが使う魔法だ!
古の神々の力を引き出す大魔法だが精神不可が激しく、常人が呪文を覚えようとしただけで精神崩壊を起こしてしまうほど危険な魔法なんだ!
これを事も無げに使うことができるからこそ、シャウハは天才魔導士と呼ばれるんだぜ!
なお、実はシャウハはある方法でなんとか使えるだけで、本来の威力の1%しか発揮できなかったということが判明するぜ!
上記のヴルトゥームも含めて、呪文はすべてクトゥルフ神話関連の名称が使われているぞ!
- 亜人とは!
エルフや獣人など、人間以外の種族の総称だ!
25年前に起きた惨劇により、現在は人間と亜人連合が敵対化しているぞ!(後に魔王族による陰謀と示唆される)
エルフのように人間と共存できる亜人や、魔王族と戦うためには人間と協力する必要があると考える共存派がいる一方で、人間族に不信を抱き敵視する過激派もいるんだ!
現在の亜人連合はツギハギ博士によって現代の地球のような文明まで発展しており、仮に王国がヴルトゥームを量産して侵攻してきても返り討ちにできる程の圧倒的な戦力差を誇っているぞ!。
だが、長く平和な時代を送ったことによりほとんどの亜人が平和ボケしており、人間族相手ならともかく、今の状態では魔王族と戦っても勝てないと推測されているんだ!
ちなみに、エルフ達が住まう太陽の森ルグシムの由来はシームルグ、亜人連合首都フォリングの由来はグリフォンのアナグラムだ!
どちらも鳥の幻獣のアナグラムが元ネタである!
- 魔王族とは!
今作の敵対勢力だ!
魔王の愛し子である五人の魔族兄妹で構成しており、魔王復活のために各地で暗躍するぞ!
現在は魔王封印の影響でやや弱体化しているが、それでも一人一人がかなり強力な力を有している。魔王の封印を解く度に彼らにも力が戻り、第二形態への変身が可能になる!
目的が自分達の勢力の繁栄であるため人間と亜人の根滅を目論んでおり、共存は不可能である!(灯悟はアブダビに「共存はできないのか」と一応は訊いたが、彼らの言葉の裏にある悪辣さを感じて断念している)仮に降伏したとしてもそのまま殺されてしまう残虐な一族だ!(ヨルテ曰く、実際それで滅びた亜人族も何度も見てきたとか)
なお、兄弟仲はすこぶる良好であり、仲間の窮地に躊躇いなく助太刀する!本家『スーパー戦隊シリーズ』でも身内同士では凄く仲が良い組織は(全員ではなくても、初期幹部メンバーで仲間意識が強い組織も)枚挙にいとまがないぞ!
パロディだぜ!
元ネタのスーパー戦隊シリーズがアニメ化の時点で50年目に到達するほどの長寿番組であることもあり、パロディ設定やギャグ描写のほぼすべてが原作で踏襲されていることもあり、特撮ファンの読者からは「(原作で)あったあった」と楽しまれているぞ!
(逆に、「本家じゃ絶対やらねぇだろ」というツッコミに、「(やったやつが)いるんだよなぁ」と特撮ファンにツッコまれるパターンもある)
- 例:
- 変身後の背後の爆発に当たり判定がある→『科学戦隊ダイナマン』や『轟轟戦隊ボウケンジャー』などでしっかりと証明されているぞ!
- ファンタジーのモンスターが戦闘員レベル→作品によっては戦闘員レベルでも自衛隊では歯が立たないくらいの強さの悪の組織がほとんどだ!故に主人公の強さの説得力に繋がっているぞ!
- レッド1人でロボの召喚・合体を行う→本家でも終盤にて1〜4人でロボを操縦する展開は枚挙にいとまがないんだ!(特にロボを複数所持している戦隊)「人数が足りないと満足に戦えない」のも同様だ!なんだったらロボに意思があって戦隊抜きで動いて戦う者とか本家にいたりするぞ!
- 等身大の敵相手に巨大ロボを出す→『轟轟戦隊ボウケンジャー』で実際にやったメンバーが居るぞ!
- 巨大ロボで宇宙まで行く→『電磁戦隊メガレンジャー』のギャラクシーメガや、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のビクトリーマーズなど、宇宙戦を繰り広げた戦隊ロボは沢山存在している!「地上で倒したら危険な敵を宇宙まで運んで倒す」は、『特捜戦隊デカレンジャー』にてデカウイングロボが行なっているぞ!
- 仲違いでピンチ→戦隊シリーズではもはや恒例というか、序盤で大喧嘩による解散の危機エピソードが来るのが定番だ!ロゥジーのように「最初はレッドと反目するが、なんだかんだで絆される人物」も戦隊シリーズでは何人もいるんだ!
- 変身アイテムを盗まれる→紛失パターンも含めてこれも戦隊シリーズ恒例だ!
- 異世界ものでは恒例のステータスオープン→ステータスはステータスでもニチアサ公式サイトや児童誌の方のステータスだ!ステータス画面が苦手な人も含めた読者達の腹筋を大爆発させたぞ!アニメではオリジナルビデオや購入者特典DVDよろしくの「とくせいDVD」を、本当にDVD画質で披露しているんだ!
- 主人公に壮絶な過去→「小林脚本の戦隊レッド」は大体そうだぞ!
一方で、戦隊ヒーローにおける誤った認識は一切扱ってないぞ!
例として、「イエローはカレー好きのデブ」という有名なデマは1ミリも触れてない!
そもそも、本家で明確にカレー好きと公言する戦隊イエローは初代キレンジャーとバルパンサーの2人ぐらい(他はカレー以外の食べ物が好物なのがほとんど)だし、デブな戦隊イエローは2代目キレンジャーとイエローオウルだけだ!太ましく見える戦士はいるが、あれは筋肉だぞ!(戦隊イエローでパワータイプが多いのはそのため)
むしろ全体的に見ればスマートな体型だったり女性戦士が大半だから、カレー好きのデブ認識は時代錯誤以前の差別発言以外の何物でもないぞ!一昨年のイエローも女性だし、本作のキズナイエローだって女性戦士なんだぜ!
……なお、これでも本作品のパロネタの一割程度に過ぎないんだ!それくらいスーパー戦隊には50年もの年季が入っているし、本作品に込められたスーパー戦隊への愛は生半可なものではないのである!
そのため、漫画・アニメ共に第1話だけを見た初見の読者・視聴者は早々なネタ切れを危惧していたが…戦隊ファンとして言わせてもらおう!
1話程度でネタ切れするほど戦隊(および特撮ヒーロー)の歴史は浅くない!!
実際、歴代スーパー戦隊を扱った『海賊戦隊ゴーカイジャー』や『機界戦隊ゼンカイジャー』も、1年間ネタ切れすることなく完結できている!それほど戦隊の歴史は広く深く、宇宙のように無限に広がっているのだ!
……もはや、やってないことを探す方が難しいくらいである。
一方で、異世界転生ものでよく見られる『俺TUEEE』要素は最初の1、2話くらいであり、「異世界の戦士も主人公と同等の戦闘力がある」、「敵幹部がそれ以上に強い」などと、決して主人公だけで解決できるわけではないぞ!
そもそもスーパー戦隊のコンセプトは「仲間と共に巨悪に立ち向かう」「1つの力を5つに分けて戦う(または5つの力を1つに合わせる)」なので、現地の仲間と協力しあう展開になるのは必然である!本家でもレッドが1人で無双するのは最初の1話か、新武器・強化形態の初お披露目回くらいである(一部の例外もあるが後者はその例外自体がコンセプトとなっているぞ)!
アニメだぜ!
- ティザーPV
- 本PV
- 「絆創戦隊キズナファイブ」PV
2024年8月9日に2025年1月からの放送開始が発表されたぞ!
同年1月12日からAT-X、BS11、TOKYOMX、テレビ愛知ほかにて放送!時間帯は一部を除いてニチヨルで徹底されているぞ!
各種配信サイト、KBS京都(月曜深夜放送)は外れる形になるのだが…。
なお、AT-Xではニチアサでの再放送も設定(全2回の内の2回目の方)されている!
アニメ版のタイトルロゴは原作と異なり、「戦」の「戈」の斜めの払いの線に本作の戦隊名にも使用されている絆創膏の形をした変身アイテム「絆装甲」(バンソウプレート)を配した、拘りを感じる物となっている!(……え?絆装甲の1つが黒くなってる?……気にするな!)
また原作タイトルで英語表記と見せかけてローマ字表記だったものが、英訳タイトル「THE RED RANGER Becomes an Adventurer in Another World」になっているぞ!
メインスタッフ陣の冨岡や亀山、怪人デザインの渋谷亮介、変身モーション監修の小川輝晃、変身モーションディレクターの鈴村展弘は戦隊でおなじみの方々だ!
特に脚本の冨岡は本作の前年から放送されている『爆上戦隊ブンブンジャー』のメインライターを務めているぞ!なお執筆自体は本作の方が先で書き上げた矢先にブンブンジャーのオファーがきたそうだ!(ちなみに、本作は上記の通り2025年冬アニメとなるため、1月〜2月半ばは両作の放送期間が被ることが見込まれる)
ヒーロー側の声優陣は新人や若手が意識されており、この起用傾向は特撮作品が若手役者の登竜門的な側面を持つ事情と合致している!それに加え、主役サイドを新人キャスト、周囲がベテランキャストで固めるという形が取られたぞ!(似たような手法は、過去に『GetRide!アムドライバー』などで採用されている)
キズナファイブのレッド以外のメンバーの担当声優は本家のOBOG(戦隊ヒーロー経験者)という力の入れ具合だ!
この他、音楽制作は本家のほとんどの作品で音楽制作にあたった日本コロムビアが担当している!また、上記動画のクレジットから、製作委員会に版元の出版でのライバル企業であるKADOKAWAが参画していることが確認できるぞ!
オープニング主題歌やキズナファイブのメインテーマの作詞がスーパー戦隊や仮面ライダー等の特撮ソングではお馴染みの藤林聖子、キズナカイザーの挿入歌はこれまた戦隊のみならず特撮ソングではレジェンドの一角の串田アキラが熱唱している!
また、公式サイト内に本作本編とは別にキズナファイブの紹介ページがあったり、原作漫画の宣伝CMが往年のDX玩具の販促風という徹底ぶりだ!
正に「公式が病気」であり、ファンからは「ブンブンジャーやキングオージャー、来年の戦隊の映画にサプライズで出すのでは?」と言われているんだ!(特にキングオージャーは「アニメ作品を特撮で再現した」と評されているので相性は良い)
すでに特撮ファンの間で、「変身アイテム等が玩具で販売されたら買う」と、その完成度を評価する声があるぞ!
実際、第一話放送後、作中登場する武装ターボ円陣は本作の略称と一緒にトレンド入りするくらい人気だ!……ワゴンに売れ残ってそうという意味で、だが…。
当然の事だが、本家側の人間で監修する為、原作以上に本家に近い反面、原作と異なる部分も多々見られるんだ!
初報の時点でレッドの変身モーション、縁結ビームガンの外見、マキシマム・キズナカイザーの装甲形状、原作に存在しない変身アイテムホルダー等、アニメ化に当たってより本家に近づけられているんだ!
ちなみに、一部の設定やデザインはアニメ化発表前後で原作に逆輸入されている為、原作読者にも話題になっているぞ!
そしてアニメ2話からは灯悟の回想という形で、『絆創戦隊キズナファイブ』のエピソードがダイジェストで描かれるようになっている!ご丁寧に話数とタイトルも添えられているから、見逃したよいこも安心だぞ!
アニメ公式サイトでは原作でもこれまで記載されていなかった主要キャラクターの誕生日が記載されている!また、ページ内の漢字にはよみがなが振られていて、子供達にも読みやすくなっているぞ!
主題歌
- オープニングテーマ
『Cuz I』
歌:牧島輝
作詞:藤林聖子
作曲:吉田司/Tsubasa
編曲:Tsubasa(日本コロムビア)
アニメでは劇中のクライマックスでも流れるため、ファンからは勝利確定BGMと呼ばれているぜ!
また、歌詞の内容を見たファンは「浅垣灯悟のキャラソン」とも評しているぞ!
ただし、原作で灯悟の過去に脳を焼かれたファンがニコニコで「浅垣灯悟ォ……」と弾幕を作るくらい、感情が激重すぎる歌詞だったという意味で、だが……。
なんせ題名が「功罪」のダブルミーニングだし。
- エンディングテーマ
『Explosive Heart』
歌:内田彩
作詞・作曲・編曲:永塚健登(日本コロムビア)
イドラの入浴シーンや学パロに目を奪われそうになるが…なんと、単行本第8巻で登場するある戦士が早々にアニメで描かれるという異例の事態になったんだ!
知らなければ「イドラの妄想の産物」と片付きそうだが、原作既読者は諸々の反応をしつつ、「何を言ってもネタバレになるため、原作を読めとしか言えない」という形に落ち着いたぞ!
また、「戦隊もののお約束を知らないイドラだからネタバレを起こした」とか言われたことも。
- 挿入歌(「絆創戦隊キズナファイブ」主題歌)
『さぁいこう!キズナファイブ』
歌:隆成
作詞:藤林聖子
作曲・編曲:亀山耕一郎(日本コロムビア)
『マキシマム・キズナカイザー爆現!!』
歌:串田アキラ
作詞:桑原永江
作曲・編曲:亀山耕一郎(日本コロムビア)
各話リスト
さぁ、いこう!キズナGO!🔥
話数 | 初放送日 | サブタイトル | WEB予告 |
---|---|---|---|
01 | 2025年1月12日 | 戦隊レッドと魔法使い | リンク |
02 | 2025年1月19日 | 戦隊レッドと冒険者達 | リンク |
03 | 2025年1月26日 | 戦隊レッドと勇者と姫様 | リンク |
04 | 2025年2月2日 | 戦隊レッドと絆の剣 | リンク |
- | - | - | - |
- | - | - | - |
キズナラジオよると、各話のサブタイトルは全部『戦隊レッドと○○』予定、ラジオ番組名も同じ法則で命名されるそうだ!
ちなみに原作のサブタイトルは『戦隊レッドと○○』の話は全部でなく約7割程度だ!
キズナラジオ
YouTubeと音泉に配信する、本作の公式WEBラジオ番組:
通称キズナラジオ、イドラ役の稲垣好とテルティナ役の田中美海二名はMC、レッド役の井藤智哉はコーナーMCで展開だ!
第01回はアニメ放送に先駆けの形、2024年12月27日で配信開始!
なかよしこよし散歩
原作者の中吉虎吉先生が、アニメのアフレコに参加してくださったシーンをご紹介する企画だ!
……散歩とは???
関連タグだぜ!
稲田徹:コミックスPVにボイス出演している、本家出演の多い声優だ!本作のアニメ版でも予告ナレーションやキズナアイテムボイスを務めているぞ!
存在しない記憶:キズナファイブが実は放送されていたのでは……と思わせるようなポストを公式が行ったりしているんだ!
魔法つかいプリキュア!!~MIRAIDAYS~:同日の午前2時に放送開始したもうひとつの深夜のニチアサ枠。今作と合わせて今季のニチアサは午前2時で始まり、深夜24・25時の異世界レッドで終わると話題になっているぞ!
戦隊大失格:こちらもスーパー戦隊のパロディを扱った作品だが、内容はこちらとは逆に戦隊側が露悪的に描かれていることもあり、賛否両論になっているぜ!そして、この番組の次の日のBS11で同じ時間帯で再放送されているぜ!アブダビの中の人が出てるらしいぞ!
まぁ、色々思うところはあるが……過度な批判は当サイトの規約違反だ!破ったらイエローに怒られるからな!約束だぞ!
天体戦士サンレッド、怪人開発部の黒井津さん:こちらも特撮作品のパロディを扱った作品だ!厳密には悪の組織の方が主人公と言った方が正しいが、こちらのヒーローは(色々問題な部分があるにせよ)真っ当にヒーローしているぜ!
コラボタグだぜ!
元作品の五十音順に並べてあるんだぜ!
元作品 | タグ | 備考 |
---|---|---|
スーパー戦隊シリーズ | 異世界戦隊ボウケンファイブ | 本家とのコラボタグだぜ! |
葬送のフリーレン | 絆創のフリーレン |
外部リンクだぜ!
- 少年ガンガン紹介ページ
- 中吉虎吉(pixivアカウント)
- 中吉虎吉(Twitterアカウント)
- テレビアニメ(公式サイト)
- テレビアニメ(Twitterアカウント):ニチアサ特撮作品を意識しており、IDは本作タイトルではなくキズナファイブである!