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女王騎士物語

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じょうおうきしものがたり

『女王騎士物語』は少年ガンガンで連載されていた作品。最終話の超高速展開のおかげで「リアルソードマスターヤマト」とも呼ばれる。

概要

下村トモヒロ(リンク先はPixivユーザーページ)による漫画作品。

月刊少年ガンガンにて2003年8月号から2007年12月号まで連載された。

幼い頃、王国のパレードに参列していたアルシリア国の王女アルマに一目惚れした少年エルト・フォーエンハイムが、適正年齢になって騎士の最高峰「女王騎士」を目指す物語。

まさに王道のファンタジーアクションで、当時ガンガンで力を入れられていたダークファンタジーものとは少々毛色が異なる作品であった。

正規の騎士の他にも敵対勢力や近隣諸国の要人など登場人物が多く、候補生のエピソードが一人一人濃密に描かれていたものの、最終話でいきなり5年経過した上で回想に入り、今まで伏せていた謎や新たな展開、強敵との対決を全て過去形の説明と数コマの描写で瞬く間に片付けていき、最後の敵との決戦に挑む所で幕切れとなった。

この凄まじい最終話から付いたあだ名が「リアルソードマスターヤマト」。『ソードマスターヤマト』は増田こうすけの漫画『ギャグマンガ日和』の劇中劇で、その中の『完結編』では「少ないページで怒涛の伏線回収を行い物語を完結させる」というのがテーマとなっている。

さらに、最終話の煽り文は「エルトの愛がアルマを救うと信じて…!」というものであったが、『ソードマスターヤマト』でも「ヤマトの勇気が世界を救うと信じて…!」という煽り文が書かれていたためそっくりだと話題になった。

元ネタとなる『ソードマスターヤマト』は「不人気の末急に打ち切りが決まり、さらにわずか3ページしか与えられなかったため、広げた風呂敷を無理矢理にでも畳む必要があった」が、本作は不人気でもともと連載終了が仄めかされていたというわけではなく(少なくとも連載が4年にわたって続いており、最終話の少し前から新展開が始まっていた)、またその直前の話でも「次回は最終回」という告知もなかったため、本当に突然の連載終了であった。

なお、単行本最終巻の裏表紙で、登場人物の一人による小説という形式で最終決戦の顛末が描かれている。

作者の下村トモヒロはその後もガンガン系列の雑誌で活動していたため、唐突な打ち切りは編集部との関係悪化が原因であるとは考えにくい。また電子書籍版が刊行されており、特に封印作品扱いになっているということもない。

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3分でわかる『女王騎士物語』最終回

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