概要
科学特捜隊の携行火器の一つ。後部のダイヤルを操作することでビーム砲、音波光線砲、火炎放射など様々な攻撃を可能としている。
「スパイダー」の名前の由来は8種類の光線を使い分けることから8本脚のクモにちなんでと紹介されることがある。
威力に関しては怪獣相手では精々牽制や足止め程度だが、ネロンガやドドンゴの目を潰したり、ミイラ人間を倒したり、スフランの大群を焼き払ったり活躍をしている。
子どもでも撃てるほどに反動は小さく、動力源はなんと小型原子炉!!・・・なのだが劇中「スパイダーのエネルギーはもうありません!」とエネルギー切れを起こすことも多い。カセット式で交換も可能という設定だが劇中でそのような描写はない。
劇中ではアラシ隊員が「俺のスパイダー!!」と呼ぶように、彼が基本的に使用する事が多い。稀にイデ隊員やキャップも使う。
初期のころはイデ隊員が持っていることが多く、第8話では多々良島での上陸時はイデ隊員、スフランと遭遇した際にはアラシ隊員が所持していた。
派生作品
『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』では、アラシ隊員がレッドキング(等身大)に対して発射したところ、「いいマッサージだ、腰の方も頼む」とやせ我慢されてしまった。
『ウルトラ怪獣擬人化計画ギャラクシー☆デイズ』では、31話でゴモラが地中から掘り返したガラクタの中に、マルス133や無重力弾等と共に紛れ込んでいた。
余談
撮影用模型は『妖星ゴラス』のロケット銃を改造したもの。『ゴラス』ではほんのワンシーンしか出番がない。アップシーンでは新調したものが使用されたが、改造機が破損したためもっぱら新調機が使用されていた。
スーパーガンとは対照的に非常に軽かったそうで、ホシノ少年役の津沢彰秀は「持って重そうにする芝居が大変だった」と語っている。