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ムラマツキャップ

むらまつきゃっぷ

1966年放送の『ウルトラマン』に登場する科特隊極東支部の隊長。1996年公開の映画『甦れ!ウルトラマン』で追加設定された本名は村松敏夫。
目次 [非表示]

「たとえウルトラマンでも、この地球上で暴力を振るう者とは戦わなければならん」



演:小林昭二


概要編集

科学特捜隊極東支部ムラマツ班の隊長。36歳。喫煙者でパイプ煙草を愛用し、コーヒーを愛好する。


ウルトラマン』劇中ではキャップまたはムラマツキャップ、キャプテンと呼ばれ、本編終了後の1996年公開の『甦れ!ウルトラマン』において、他の隊員同様に本名と漢字表記が追加設定された。


バルタン星人の対策会議において当初攻撃に反対したり、ゼットン星人の円盤の侵攻に際しても攻撃を主張する部下をなだめるなど、慎重派の言動を見せることが多い。

また侵略行為から地球を守るという科特隊の使命に対しては常に忠実で、必要なときには冷徹な判断を下したり、ウルトラマンによる破壊行為に対しても堂々と出動命令を下す決断力も持つ。


科特隊基地への来訪者に対する身体検査も担当しており、身体検査の際にはスーパーガンを使用する……ただし、偽アンヌ・モーハイムの正体には気づけなかった。


部下を見守る良き隊長であり、謹厳実直な性格で部下からも慕われる。多々良島で「まるで怪獣動物園ですね」というハヤタ隊員にツッコミを入れたり、第34話で科特隊の隊員服を前後ろ逆に着ていることもあった。


初代ウルトラマンが歯が立たなかったアントラーに砲丸投げのノリでバラージの青い石を投げつけて倒したり、マグラーに2発目のナパーム弾を投げつけてトドメを刺したりしている。



主役回の第28話に至っては、元々の目的が戦闘ではなく動きを止めた上でのミクロ化機による人間採集だったとはいえ、ダダ相手に丸腰で蹴ったり投げ飛ばしたりと活躍することもあった。


センシティブな作品


後にCREW GUYSの日本支部総監を務めるサコミズ・シンゴ(『ウルトラマン』劇中当時は科特隊サコミズ班のキャップだった)とも親交があった(『メビウス』ではサコミズの口からムラマツの名が挙げられるに留まっていたが、小説『ウルトラマンF』ではサコミズのことを「迫っち」と呼ぶ等かなり懇意にしていたことが語られている)。


余談編集

OP映像のキャストクレジットでは最初に登場しているが、これは当時はキャリアが上の俳優の方が先にクレジットされる年功序列の慣行によるもので、『ウルトラセブン』でもOP映像のキャストクレジットで隊長役の出演者が最初にクレジットされていた。


ムラマツを演じた小林氏は本作以前に『Q第19話にゲスト出演しており、その後も『セブン』第47話や『帰マン第1314話や『A第6話にもゲスト出演している。ちなみに、『セブン』以降はいずれも怪獣や宇宙人によって酷い目に遭わされる民間人の役であり、『セブン』第47話ではアラシ役の毒蝮三太夫氏と再共演しており、『A』第6話には『ウルトラマンタロウ』の白鳥健一役の斎藤信也氏と共演している。ちなみに『ウルトラマンレオ』ではゲスト出演しなかったが、ドラマ『水戸黄門』では『レオ』の主人公のおおとりゲン役の真夏竜氏と共演している。


また、『ウルトラマンG』では、アーサー・グラント隊長の吹き替えを担当している。


小林氏によると科学特捜隊のオレンジの隊員服は「(自分の年齢的に)恥ずかしかった」そうである。

この話を受けたものか不明だが、機動警察パトレイバー劇場版二作品目にて特車二課のオレンジの制服を「派手だな」と指摘された際に後藤隊長が「中年には酷な服さ」とぼやいている。


漫画『ウルトラ忍法帖』では「THE_KOROSHIの巻」に湯煙署捜査一課のムラマツ警部として登場。ホテルみそ味で起こった殺人事件の容疑者としてマンを逮捕し、部下のイデ刑事による湯煙署名物関取責めで無理矢理自白させるという警察にあるまじき取り調べを行った。ちなみに部下共々元ネタの演者には全く風貌が似ていない(役者への風評被害を避けるためか)。



関連タグ編集

立花藤兵衛:演者繋がり。因みに客演先ではまさかの双子の兄弟という衝撃設定が着いた。


ムラマツキャップ → キリヤマ隊長

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