データ
別名 | 竜巻怪獣(妻は「津波怪獣」だが、逆に明記している図鑑もある) |
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身長 | 62m |
体重 | 5万2000t |
出身地 | 西イリアン諸島 |
初代シーゴラス
第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ」及び第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」に登場した怪獣。二足歩行型。
西イリアン諸島に生息する怪獣の一種で、先んじて東京に来ていた怪獣で、妻であるシーモンスを救うため太平洋を突っ切り、伊豆湾から襲来した。MATから猛攻撃を受けるもすべて受け切って東京湾に辿り着き、シーモンスを助けるため津波を発生させた(第14話冒頭で「東京湾から津波を起こした」とナレーションが言っている)。
鼻先の角を発光させ、津波や雷を自在に操る力を持つ。またシーモンスと同時に角を光らせることで大規模な竜巻「ツインスパーク」を発生させ、東京を壊滅させた。
怪獣界きっての愛妻家であり、シーモンスに危害を与える相手に対しては徹底的に痛めつける。伝承で「シーモンスをいじめるな。さもなくばシーモンスをいじめれば角光り、シーゴラスも怒る。海も、天も、地も怒る」とあるのは、
の災害を表す。
まさに生ける天変地異、台風一過ならぬ台風一家ではあるものの、繁殖期以外は大人しく、歴代の防衛チームから存在すら認知されないほどひっそりと暮らしていた。
水中を時速180km、地中を60kmで進む他、角以外にもタンカーを一撃でブチ抜く腕や噛み付くと離れない顎など武器を数多く備える(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」)。
シーモンスの出産を邪魔する(勿論そんなこと知る由もなかった)自衛隊とMAT相手に大暴れするも、新開発されたMATのレーザー銃SP-70で角を折られて戦意を失ったのち、ウルトラマンジャックに倒されることなくシーモンスと共に海へ逃げ帰って行った。
なお学年誌によれば、海に帰ったのち、シーモンスとの間に「ミニモンス」という子供を儲けたという。よかった。
再生シーゴラス
第37話「ウルトラマン夕日に死す」に登場。
ナックル星人がウルトラマンの能力を調べるためにベムスターと共に送り込んだ。「死んでねえだろ!」と当時の視聴者からも突っ込まれており、初代とは別の個体という説と、星人が角を「再生」させた初代のクローンという説の2つがある。
前回同様に津波を発生させるが、すぐさまウルトラバーリアで阻まれ、スペシウム光線(映像は第18話からの流用)で鼻先の角を折られ倒された。しかし息つく間もなくベムスターが現れ、ジャックは二連戦を余儀なくされる(ベムスターが死んだのちに津波が引く描写がある)。
再生シーゴラスの描写は角を折られるところで終わるため生死は定かではない。『帰マン』第37話時点の制作者の意図では、あくまで角を折られたのみでその後は初代同様に海へ帰ったと描こうとしたと思われる。しかし、後のタイラントの設定からすると、スペシウム光線の衝撃で死亡した可能性が高い。
なお第37話の映像は第13・14話の物の流用であり、よく見るとジャックがウルトラブレスレットを装備しておらず、角を折られたシーンでSP-70のレーザーが映ってしまっている。
内山まもる版では水中のスクリューに巻き込まれて死ぬという散々な扱いだった。
その後の作品での登場
ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦
プレイムービー版に妻共々登場し、GUYSがレストアしたマットアロー1号とジャックが対決。映像は原作の流用となっている。
ウルトラマンギンガ
ウルトラマンブレーザー
かつて出現した個体がGGFと交戦した記録があり、第2話ではミナミ・アンリが討伐作戦に参加したことが地球防衛隊勤務記録書に記載されていた。
その他メディア
かがやけウルトラの星
ガッツ星人率いる中部地方侵略軍の一員。
テレスドンと共に初代ウルトラマンを倒してしまった。
スーパー特撮大戦2001
「さらばウルトラマン」にてシーモンスを倒すと出現する。
「ウルトラの星光るとき(前編)」でも再登場するが、先述のシーモンスを倒すイベントをクリアしておかないと進行不可能になってしまうので注意。
ロストヒーローズ
ビギンズ・キューブにてウェザー・ドーパント配下として夫婦揃って登場。竜巻を発生させてヒーロー達の進路を妨害したが、その影響で風都の風力発電が回復し、ヒーロー達はウルトラマンメビウスと合流。
『ドキュメントMAT』にアクセスしたメビウスによって角が弱点だと解析されると、至近距離のメビュームシュート、ナイトシュートで角を破壊されて弱体化。ヒーロー達に討伐された。後に死体があるというテロップがわざわざ用意されている様子から後にその死体は後に誰かの手により回収されたと思われる。
ウルトラマンギンガ
酩酊!怪獣酒場
第30話にてシーモンスと共に登場。シュガロンと談笑していた。
余談
- OPテロップでは「竜巻怪獣」となっているが、劇中のナレーションや登場人物は「津波怪獣」と言っている。というか、単体で起こしたのは津波である。
- 第13話の津波から逃げる村人の映像は、元々は『怪獣大戦争』のゴジラから逃げる村人の映像で、背景に映るゴジラを津波に置き換えたもの。
- 本編第14話のロケ地は『ウルトラマン』第32話、『ウルトラマンA』第14話、最終回、『ウルトラマンタロウ』最終回、『ウルトラマンレオ』第4話、『ウルトラマン80』第12話、『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティスTHE FINAL BATTLE』、『ウルトラマンマックス』のDASHの基地、『ウルトラマンオーブ』最終回など多く使用された晴海埠頭である。
- 『ウルトラQ』第2話のゴローと同様に巨大化した猿が発見され、ゴローが送られたのはイーリヤン島。西イリアン諸島に住む夫婦とはご近所さんなのだろうか?
- 当初、『A』第7・8話にも出演する予定だったが、着ぐるみが出払っていたため、ムルチ(二代目)に変更された(ちなみに『幼稚園』掲載版ではドラゴリーにぶち殺されている。やっぱりそうなるのか…)。なお、妖星ゴランの影響で引き起こされた津波シーンは本編の映像が流用されており、『レオ』第1話でもギラス兄弟が津波を起こすシーンに流用された。
- 『タロウ』放送時の児童誌設定では怪獣軍団の海軍総督と言う設定。また『タロウ』に登場したタイラントに頭部を流用された(ただ、平成版ソフビでは顔の色が銀灰色になってしまい、ほとんど違う顔にされてしまっている)。