概要
読んで字の如く、複数の怪獣たちが徒党を組んで成される軍団の事。
群れと違って共通の目的を持って徒党を組んでおり、大抵は1人(あるいは一匹)の指揮官的存在(大抵は宇宙人)、あるいは絶対的な力を持つカリスマ(こっちは怪獣)がリモートコントロールしていたり、力でねじ伏せて従えている場合が多く、一致団結して徒党を組んでいるバージョンは殆ど無い…、多分(少なくとも昭和ゴジラシリーズで地球を守るためにモスラの説得に応じたゴジラとラドンのパターンやキラアク星人の野望を打ち砕く為にゴジラを中心に徒党を組んだ地球怪獣たちぐらいしかないと思われる)。
ちなみに、大人の事情(予算的な問題とか…)でTV番組で実現することは殆ど無く、大抵は映画などの限られたメディアでしか実現しないという、ある意味お祭り要素が強い傾向がある。
また、等身大ヒーローなどの再生怪人たちとは違ってオリジナルキャラのみ(といってもリメイクキャラではあるが…)で構成される時もごく稀にある場合がある。
怪獣軍団(ウルトラシリーズ)
ここでは『ウルトラマンタロウ』放映当時の児童誌に描かれていた裏設定に関して記述する。
『タロウ』中盤では(あまりかっこよくはない)再生怪獣や二代目宇宙人が幾度となく登場していたが、あれの黒幕(所謂それも私だ設定)が「怪獣軍団」と称されている。
それによればメフィラス星人(初代)、チブル星人、ヒッポリト星人、改造巨大ヤプールの4人が四大将軍とされ、配下には
という万全の態勢が整えられていたらしい。
四大将軍はバードンが死んだことを知ると次なる怪獣を送り込もうとした。その候補として
- ゼットン:誰でも考え着く最強候補として立案された。しかしゼットン二代目がジャックに負けたのが足を引っ張って除外。
- レッドキング:力は強そうだが知能が低いため除外。しかし…。
- メフィラス星人:採用。しかし将軍は多忙のため、その弟が向かうことに。
- エレキング:採用。地球で死んでいた個体を生き返らせ、暴れさせた。
- ブラックキング:ナックル星人がいなければ実力を100%発揮できないので、除外。 しかし平成シリーズでは、単独で登場する事が多くなっている。
- キングジョー:生産が間に合わず断念。
- ベムスター:採用。改造巨大ヤプールから改造手術を受けることになった。
- 改造巨大ヤプール:自ら戦線に立つことに。
が挙げられ、採用された4人+超獣2匹が地球を攻撃。しかし連戦連敗により軍事資金は底を突き、四大将軍を陰で操っていたテンペラー星人自らがウルトラ6兄弟の抹殺と地球征服を試みたが失敗に終わり、事実上の解散となった。
なお、この団体の創設者は、後にメフィラスとヤプールを引き連れて再び地球征服を志した「あの人」であることは言うまでもない。
怪獣軍団(アイゼンボーグ)
『恐竜大戦争アイゼンボーグ』に登場した怪獣軍団は恐竜帝王ウルル亡き後にその黒幕であった恐竜魔王ゴッテスが恐竜軍団を乗っ取って恐竜を改造した怪獣達で構成される。
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怪獣軍団(キャプテンウルトラ)
『キャプテンウルトラ』に登場した怪獣軍団はメタリノームがリーダーとなりかつてキャプテンに倒された後に復活した怪獣達で構成される。
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