「人類など、我々から見れば昆虫のようなモノだ」
データ
身長 | 2m |
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体重 | 75㎏ |
出身地 | クール星 |
概要
ウルトラセブンがTV本編で初めて交戦した宇宙人。別名「宇宙ハンター」
知能指数は頭脳派宇宙人の代表格とされるチブル星人の1万をも超える5万とされているが、知能指数に言及した資料が一つしかなくしかも間違いが多いため、現在ではこの数字は「書籍化の時に桁をひとつ間違えた」とする説が有力である。
保護色で透明化した円盤に乗って地球に襲来し、円盤からの光線で地球人を採集したり(同じく標本目的)京浜工業地帯を襲撃・壊滅させたりした。円盤には同型の小型円盤が何台か搭載されており、セブンのカプセル怪獣ウインダムと戦いこれを倒している。
その一方自身の戦闘力は低く(というよりまともに戦ってすらいない)、また巨大化能力も持っていなかったようである(PS『スーパーヒーロー作戦』ではペガッサ星人同様巨大化して闘っている)。
ウルトラ警備隊に宣戦布告した時に発した上記の台詞はあまりにも有名。言いたい事はわかるがお前が言うな。
外見
シラミを逆立ちさせたような黒い風貌が特徴。シラミの腹部が頭部、6本の脚が腕、腹部と胸部の付け根に2つの眼がある。下半身は長い尾になっていて、そのため常に浮遊している。
能力
目からは人間を拉致するための「蒸発光線」、手からは重い物体も軽々と動かす念動力「超引力波」、尻尾からは生物を麻痺させるクールガスを放つとされるが、劇中ではいずれも使用せず。
クール星に生えた三原色に彩られた木を食物や住居として利用している…とこのように高い科学力に反して原始的な生活を送っている。
(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)
派生作品では
「怪獣酒場」の期間限定OPEN告知動画
久々に映像作品に登場。ジェロニモンのフェザーショットが目の前を掠めて腰を抜かしていた。
酩酊!怪獣酒場
第18話で「BAR COOL」のマスターとして登場。
客からの相談に対してもキレッキレの毒舌で対応するが、うるまが環境を大事にする人間だという事を察すると、「植物が礼を言いたがっている気がした」とミントたっぷりのモヒートを奢るなど粋な所がある。
ちなみに周囲から毒舌が許されているのはゼットン曰く、見た目がカニそっくりだからムカついた時に食ってやる!と思えるかららしい。
2nd第9話でも引き続き登場。ガスゲゴンがうっかり口からガスを吹き出した後に火焔を吐いてしまった為、店を爆破されてしまう。
備考
非人間型の身体をしているため、着ぐるみでは無く操演で撮影されている。後に平成ウルトラセブンでも風貌が酷似しているガロ星人と言う宇宙人が登場していた。
ケロロ軍曹が上記の台詞と似た台詞を言った事がある(そもそもこの作品自体宇宙人を扱っているためかウルトラシリーズなどのパロディが多い)。
関連イラスト
関連タグ
クウォータ星人ダゴネール:こちらも同じくコレクター目的で人間を収集していた宇宙人繋がり。
ダダ:こちらも標本として地球人を集めていた繋がり。
セブンとの戦闘
※ネタバレを含むため、閲覧には注意
ウルトラホーク1号の特殊噴霧装置によって円盤に着色され、空中戦の末に不時着するも1号を撃ち落とす。ウィンダムも倒すが帰ってきた小型円盤を追跡したセブンが円盤に潜入。エメリウム光線で電子機器を破壊された所に出現するも、ほぼ出会い頭同然にアイスラッガーで脳部分を断頭されて一瞬で死亡(その記録4.5秒は、今もなおウルトラシリーズの最速勝利記録だったりする)。採集された人質も全員がセブンに救助され、円盤は巨大化したセブンによって宇宙まで運ばれた後エメリウム光線で爆破された。
バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』では「ウルトラシリーズ屈指の頭脳派宇宙人のため、戦闘能力はほぼゼロ」と断言されていた。
上記のあまりにも早い瞬殺劇にこれを見た浜田は「何にも悪いことしとらんやろ!?」とツッコんでしまい(その際原西に「悪いことしたんですよ!!」と言われていたが…)、松本に至っては「こんなん美容師にもやられるやろ」と述べていた。