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「な、なぜバレたでありますか…」

「我輩はガマ星雲第58番惑星宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊隊長!ケロロ軍曹であります!」

「マリア~~~~~~ッ!」


プロフィールであります編集

誕生日12月9日(地球周期)
年齢10500才以上
身長55.5cm
体重5.555kg
趣味ガンプラ作り
特技コスプレ、ヤスリがけ
好きなものガンプラ、ポテト
苦手なものニョロロ夏美父親
座右の銘ガンプラは一日にしてならず
子供の頃なりたかったものニュータイプ
最近気になることランバ・ラルマ・クベの仲
CV渡辺久美子

一番苦手とすることは、実は上記のような「体が乾くことや夏美にボコボコにされること」ではなく、冬樹に怒られること。そのため、彼を怒らせてしまったと思った際には相当な冷や汗をかく事も多い。


人物像であります編集

本作の主人公で、ガマ星雲第58番惑星宇宙進行特殊部隊(通称:ケロロ小隊)の隊長。階級は軍曹ギロロ伍長タママ二等兵クルル曹長ドロロ兵長の4人(匹?)をお供にする。

真っ黒でまん丸な目の体色が特徴的なカエル型宇宙人。

ケロン人の中で数少ない隊長の素質のある者で、おでこには隊長の証である星のマーク、お腹には隊長のしるしにして隊長の威厳を持たせるアイテム「ケロンスター」が貼ってある。軍人になったきっかけは彼の父親の影響である。

「ケロロ」と言う名前は、ペコポン(地球)における「太郎」や「一郎」等におけるよくある名前らしい。


日向家との出会いは、冬樹の部屋で地球人の観察をしていたところ、夏美と冬樹に見つかってしまったことがきっかけ(当時彼はアンチバリアの存在を知っておらず、隠れ蓑のような物を使って隠れて観察していた)。一度捕獲され怪しまれたりしたものの、動物嫌いである母・から「イメージにピッタリ」と言われ、日向家に住むことを許可される。

その経緯もあって、現在は日向家に居候中であり、特に長男・冬樹とは深い友情で結ばれており、とても仲がよい。一方、長女・夏美には毎日のようにこき使われている(よく彼女によく意地悪をするので自業自得だが、夏美は何も悪い事をしていないケロロに対しても八つ当たりする事が多いため、夏美への意地悪は彼女に対する仕返しであることも多く、状況によっては一概にケロロだけに非があるとは言い切れないケースもある)。しかし決して彼女の事は嫌っているわけではないので、冬樹ほどでなくても結構仲が良かったりする。


小隊内では性格面での癖は弱い方で話も冗談もそれなりに通じるが、不真面目で狡い言動が多く、(上記のように居候の身で、かつ食事やお小遣いまでもらっておきながら)ときたまその恩を仇で返す行動に出るので利己的である(まあ、家事をサボる件に関して言えばやっても疑われるとわかっているからあえてやらないという節も窺える)。またクルルよりはマシだが嫌味ったらしいところもあり、よく他人を揶揄うので反感を買いやすい。かなりのお調子者でもあり、相手の立場や足元を見て態度を変える癖があり、その度に痛い目にあっている。(まあ、もともと悪役だしね…)


しかし、基本的に根は優しい奴で情に厚く仲間思いな面もあり(表向きは小心者のような振る舞いもしばしばだが)、仲間が危害を加えられた際はその者に対して勇敢に立ち向かう等、なんだかんだで漢気を見せる部分も多い

実際ケロン軍ガルル小隊を派遣してきた時には、直前まで一方的に疑われていたにも拘らず迷わず日向家を助け、原作168話では夏美と冬樹に弁当を作ってあげたり(因みに夏美と冬樹はケロロが最初に作ったケロンの星弁当の効力に魅了されたが、頑張って良い弁当を作ったのに最初のに戻すように言われたケロロは仕事や侵略はおろか嫌がらせも拒否する程落ち込んだ)し、さらにアニメ205話では平行世界(ケロロ達をはじめとした宇宙人が架空の存在だった世界)の冬樹とも心を通わせた。アニメ304話の「ケロロ それだけは返してちょ~だい」では常盤香苗という幼稚園児の少女とも友情を結ぶものとなっており、ケロロの底にある優しさや器の大きさが全面に出ており、涙なしには見られない感動回となっている。

そのため、アンゴル族の少女・モアや、若手の部下であるタママからは、それぞれ「おじさま」「軍曹さん」と呼ばれて慕われている他、その他小隊の隊員も彼に対して腹を立てて冷たい言動を取ったり、能天気な態度の彼を抜きにして侵略活動を行おうとしたりすることはあっても、彼の事を嫌ってはおらず、上記のアニメ205話で彼が平行世界に飛ばされた時にはいなくなって清々したと思うどころか寧ろ心配していた。


さらに人間で言えば40代くらいであるため、時折大人・保護者的立場に回ることもあり、幼いモアを進んで世話したことから彼女の親族に慕われたり、タママより若い新ケロロに対してはより顕著に現れる事もある。


趣味はガンプラ作りであるが、その他にも漫画・アニメが大好きで、侵略のことは考えたり考えなかったり…。たまに侵略作戦も行ってはいるが、毎回失敗に終わっている。

ガンプラについてはほぼ毎日のように作っており、特にアニメ版ではその描写が多く見られる。


また花見カラオケボウリング(暴輪具)・遠足(遠距離侵略 足術強化訓練:ケロン軍の訓練の中で最も過酷な訓練)・幼稚園(ヨー・チェーン。こちらの思考はドロロによって台無しにされている)を軍事的思考で考えるなど、ギロロほどでなくても軍人らしい一面もある。(特にボウリングの件では、ギロロもかなり軍事的な思考で考えていた)


アニメでは誕生日が近くなると毎年のように彼の誕生日エピソードが放送されるが、夏美の誕生日と1週間違うという影響もあるため、充実した誕生日を過ごす夏美と違って不憫な目に遭うのがお約束となっている。(大体は彼自身のせいなのだが…)



我輩の能力であります編集

普段戦闘するシーンがなくてだらけており、劇中でも彼の言うとおりこれといった必殺技・特技が無いため、公式ガイドブックでも言われるように「戦闘力が比較的低い」と思われがちだが、基本的に戦線に出ることはなく本来の戦闘力を発揮していないだけで、全力を出せば結構強い。その証拠に、かつて様々な優勝経験もあるなど、文化面においても侮れない力を持っていた過去を持つ(本人曰く「昔から何でもできた」「昔から何となく優勝することが多かった」とのこと)。

その影響もあり、ケロロ小隊の中では(部下にそれぞれ得意の分野が存在することもあり)、隊長・主人公らしく良く言えばオールラウンダー、悪く言えば器用貧乏と言える。ゲーム作品でもこの傾向は強くあり、小隊内では所謂バランスタイプに属する作品も多くある。


なお原作漫画ではケロロの戦闘描写に疎いが、アニメでは原作以上に戦闘描写が多く描かれており、アニメ58話ではタママの特訓に付き合ってあげたり、「グレートケロン」や「ゴッドケロン」といった巨大ロボのコックピットを務めていたりしている等、彼自身の強さを大きくアピールする事も多い。特に劇場版などでは、ダークケロロロボとの戦いや、無理やりドラゴンに変身させられ暴走していた小隊メンバー4人を相手に圧倒し、鎮圧させるなど底にある戦闘センスの高さが窺い知れる。

家事編集

彼の代名詞と言える家事作業。家事のうまさは日向家総員が絶賛するほど(実際に彼をこき使う夏美も原作拾六話・アニメ187話で「今じゃアンタ(ケロロ)がこの家で一番家事が上手い」と発言していた)。また、現実的に考えたら、小さな体格であるケロン人の体で掃除するのは相当の力を要すため、ギロロや夏美もそれぞれ原作253話やアニメ85話でケロロの苦労を改めて把握していた。

料理についてはあまり触れられてはいないものの、上記の通り豪華な弁当を作るだけの能力は持っている…はずなのだが、謎料理を作るエピソードが存在するなどよくわからない。

指揮編集

基本的に侵略作戦の発案と指揮を担当するケロロ。よくその場で思いつく作戦はご都合的だったり変な内容なものがほとんど(アニメでは日常のあるあるネタを元に考えたりしているなど)だが、思い立った瞬間からの行動力だけは小隊の中でも群を抜いており、最終的に失敗こそすれ中には侵略完了まであと一歩までいった作戦も少なくない。

体術・身体的能力編集

後述するキンキンケロン波と談合坂SAのようなエネルギー波攻撃や原作141話では木材をストレート一発で割ったりする(ケロロは右利き)など、タママに近い格闘能力。また、泳ぎも得意で(元々ケロン人は水中での機動力に優れているが特にケロロはそれに秀でている)、50mを28秒未満で泳ぎ切り夏美に勝った事もあり、アニメでは溺れていた夏美(158cm・48kg)を抱えたまま猛スピードで泳いだ事もある。

更に原作198話では(いつから付けていたのか不明だが)、相当な重さであるオモリを付けて動いていたことが発覚。

余談だがケロロは道具なしで空を飛ぶ描写があり、タママも同じような描写が存在している。しかし、これは恐らくギャグ漫画でお決まりのネタ設定である可能性が高い。(その証拠に、普段は軍用のフライングボードで空を飛んでおり、上記の自力飛行時は某超野菜人のようなオーラを出していた)

強運(悪運?)編集

ケロンスターの力によるものか元々持ち合わせてるのかは不明だが、たまにとんでもない強運を発揮する事が多く、暗殺者に狙われた時には本人は全く気づかないままに危険を回避し、アニメでガルル小隊の襲撃で洗脳された際も悪ふざけでビデオに残そうとした一発芸がきっかけで自力で洗脳を解除、さらにたまたま投げ捨てたバナナの皮一枚で超巨大な宇宙怪獣を撃退した事もあったりする。

超劇場版5では自分以外の隊員が敵に取り込まれて能力を奪われる中「無個性で弱そうだから」とのことで彼だけが難を逃れ(それが最終的に形勢逆転へと繋がった)、映画『ケロ0』で敵性宇宙人の襲撃を受けた際には本人は全く知らないままたまたま急いでいる最中に故障中の公衆トイレに駆け込んでいたのがきっかけで、(ほとんどガルル達の活躍で敵はほぼ全滅していたにもかかわらず)最後の最後で全く気づかないまま美味しいところをかっさらってしまった。

おみくじを引いた際に「超大吉」を引き出そうと息巻いて「微凶」なんて出したのは有名なエピソードの一つである。

兵器使用や操縦能力編集

銃などの武器やロボット・戦闘機に乗って戦うという、ギロロに近い兵器使用の戦闘能力。事実、アニメ277話の『ケロ0』にて(本来は出前のキャンセルの為とはいえ)宇宙海賊をたった一人でやっつけた戦歴があった。ただし、どちらかというと戦闘マシンに乗って戦うことが多く、それらはアニメで顕著に表れている。

工学・机仕事関連編集

クルルほどではないが自分で機械改造及び発明できる程度の工学力。ハードなテーブルワークもでき、自分で愛用の掃除機や乗り物を修理したこともある。この能力はガンプラで養われている部分が多く、実際アニメ263話Bパートではギロロにナイフの磨きを高く評価された時に「これでも我輩、ケロン軍の軍曹でありますよ。(中略)まぁ、プラモの工具と同じでありますな!」と発言している。

コンピュータ関係においては、ケロロ自身は原作224話で「デジタル系はネット通販とメールと地球人の観察(おそらくネットサーフィンによる情報収集)くらいしかスキルはない」と言っており、高度なプログラミング等は出来ないとされている。なお、動画編集等のようなそこそこスキルを要する技術なら難なく出来る模様。

忍術編集

主にドロロが使っている描写が多いが、実はケロロ自身も忍法を使うことがある。後述するが、その中の幾つかはドロロから教わったものも。ケロロが天才肌であるのもあって、本来習得が難しい技も簡単に身に付けることもできる。

ただし、ドロロはケロロの性格上教えることは少なく、ケロロから何度か尋ねられるもドロロは冷や汗をかいている。その一方、ドロロが小隊内で随一の戦闘力を得たのはケロロのお陰であるという。

雑学・その他学問編集

ネットや本をよく見ているため、冬樹と同じく専門的知識を知っている。自分の産まれ育った故郷と文化などが大きく違う関係からか、クリスマスの件などで自分の興味の持った物は積極的に調べることもある。

また、アニメ154話でのゼゼゼットトトソ事件の際の描写(それも分厚いページの中の複雑なコマンドを的確に指示するシーン)から、速読もできる上に古代ケロン文字を読むことができることが分かる(ちなみにギロロ・タママは読めなかった)。

オタク知識編集

ガンプラを愛するだけあり、やはり『機動戦士ガンダム』シリーズ(アナザーガンダムを含む)への造詣は深い生粋のガノタである。

下記に記述するが、その真価は本編よりもクロスオーバー作品にて発揮される。


ゲーム編集

描写は少ないが、ゲームが得意とされているシーンが描かれていることもある。原作では135話において(正確な名前は覚えていないものの)名古屋撃ちを知っており、224話では上記の台詞に続き「ゲームならば!!(クルルに対して)勝機あり!であります!!!」「かつて宇宙オンラインゲームで廃人寸前までいったことのある男」と自負していた。

ただし、前者は623のイタズラによる心理的な作戦でケロロは負けており、後者はクルルからのズルによって真っ向からまともに戦えられず背後からの顔パンチでクルルを降参させた為、レトロゲーからネトゲまで知りつつもゲーマーとしての部分が大きくアピールできた描写には恵まれていない。

あの頃ケロロ編集

湿度が高かったり、台風が上陸したり激怒したりすると「あの頃」化して体にツヤができ(出ないこともある)、ケロンスターにいた頃の有能さで活発になる。この力を「あの頃ケロロ」と呼び、その力を発揮すると本来ケロン人が苦手とするはずのニョロロを倒したり、夏美やドロロ含む他の隊員ですら敵わず、マジ切れギロロとしかいい勝負ができないくらいの戦闘力となる。一方で、冬樹が本気で怒ると1発で止まったり、原作121話では小雪にやられたこともあったりするなど場合によっては弱体化することもある。

なお「あの頃」化は、地球にいる際は自分では発動できないいわば暴走状態であり、敵性種族(特にケロン人の湿気を好むニョロロ)に見つかりやすくなる。そのため、湿度が高いときはリミッターなどで対処している。原作のクルルによれば「使用者の力を増幅・制御するケロンスターが影響している」らしく、アニメで初めて「あの頃」化したエピソードでは、ギロロが「地球がケロン星より湿気が低い影響でケロロが本領発揮しづらい環境下にある」と説明していた。

侵略力は原作では574200以上であるがアニメでは予測不可能なので

本気出したら地球より気圧が高い木星すらも木っ端微塵に消し飛ばす可能性が高い

必殺技編集

キンキンケロン波編集

アニメ限定。第4話で初登場した、主にあの頃ケロロの時に使える大技。

両手から強力なエネルギー球を放ち、日向家に大穴を空けさせるほどの力を持つ。登場回数は少ないが、アニメ106話でケロロの履歴書や超劇場版ケロロ軍曹のプロフィールに「必殺技:キンキンケロン波」と書かれていた。ただし、アニメ342話(後述する原作の165話に相応)によればその場のノリで編み出した技であるらしく、自由にこの技を繰り出すことはできないらしい。

また原作189話では、この技の調整版と思われる「ケロン波」が出ていた。こちらは夏美をひるませる程度の威力である。

ちなみに、これは本来ケロロの必殺技であるが、PS2ゲームである『メロメロバトルロイヤル』では武器アイテムの一つとして登場している。

真分身編集

自分の分身を作って侵略しやすくしようと思い、忍者である七つ(アニメではドロロ)から教わった忍術。

アメリカ・チリ・インド・アフリカ・中国・スイスの象徴的なケロロが出てくる。1回しか出てきていないが、22巻ではその技で生んだアメリカのケロロと連絡するシーンがあった。

談合坂SA編集

要は曲がるマスタースパーク。原作165話で「自分にも何か技が欲しい」とケロロが思い、この技を生み出した。

星のエフェクト共に、しばらくまっすぐ進んだあと、(ケロロ目線で)左に曲がりそのまま右へ急旋回(時計回り)するビーム。威力も調整可能。星印はCG(クルル談)なのか、星には攻撃判定が無い模様。名前および発射ルートは同名のサービスエリアから。

初見殺し感が強くイメージされているようで「避けようとすると当たる技」とされているが、タネに気づいた夏美(実際には恐怖で身体が竦んでいただけ)やブラックスター(新ケロロが放ったもの)は立ち止まった故に当たらなかった。その他にもその特徴的な軌道を活用して物陰に隠れたゴキブリを撃破しているなど意外にも実用的な技でもある

これも1回しか出てきておらず、新ケロロ騒動でこの技を出そうとしたが、クルルに止められた。

ちなみに同じ「談合坂」と名の付く技「談合坂グランドクロスアタック」が原作210話で登場したが、こちらはクロスチョップのような技の模様。

変化の術編集

元々はドロロの使う忍術のひとつ「地球式変化の術」。原作207話にて、同程度のサイズなのに好かれやすいネコに対して不審に思ったケロロがドロロに教わった忍術。

騙すための術の故に外見だけでなく心や精神までも変えなければならない高難易度のものであるが、幼い頃から器用であるケロロには比較的早く習得できた。そのおかげで夏美の膝の上にまったりと寝転がることに成功したが、眠ってしまい変身が解けてしまった。(夏美自身には解けた後でもそれほど怪しんではいない様子)

ちなみにフラッシュアニメ版では、当エピソードに相応する17話においてギロロ・タママ・クルル・モア・新ケロロも変化しており、原作におけるドロロの「流石は器用なケロロ君」という台詞がアニメではカットされている為、ケロロならではの特性が薄まっている状態となっている。

超☆隊長命令編集

ケロロの隠された切り札。ケロン軍最高完全絶対権限。

厳密にいえば「生み出した」ではなく(おそらく)もとからあったもので、その威圧感で暴走したキルルを、一言かけただけで沈黙させるという、冬樹の「伝説の顔」のような威力をもつ。しかし、自分では発動できず、仲間や地球のピンチの時でしか出てこない。


ちなみに、原作ではこれに似たようなシーンが存在し、新ケロロのケロンスターのアーカイブ部であるブラックスターに対して、「超☆隊長命令」状態の黒ケロロみたいな者が彼に警告を促すシーンが存在した。

ケロロドラゴン(別名:ウォリアースタイル編集

もともとは劇場版に登場したもので、アニメでは竜の書の能力を借りて変身していた。

原作でも威圧感は凄まじく、クルルも怯えずには居られない様子であった。ちなみに、当の本人はそのことを覚えていない様子。


侵略の目的であります編集

ガイドブック『ひみつ超ひゃっか』によれば「地球は宇宙の他の星にいる宇宙人のことを知らない『おくれた星』でありますから、我輩たちが侵略したらいろいろ教えてやるのであります」とケロロが言っており、要約すると「地球人と宇宙人との共存を目的に侵略活動をしている」とされている。ケロロからの一言においても、「侵略、侵略といっても、地球人のみなさんとの日々の地道な交流が、本当の侵略につながっているのであります!」と語っており、宇宙外交官こと冬樹と同じように地球人・宇宙人問わず皆と仲良く過ごせるような環境を望んでいる事がうかがえる。

それを裏付けるかのように、ケロロ自身も何だかんだで地球を愛する心を持っていて、ギロロの極端な武力制圧を否定したり、皆に愛されていた店が閉店されると落ち込んでいたりと、ドロロと同等以上の心を持っていると言える。(アニメ154話でも平和的侵略をモットーにしていると冬樹に言っている)


ただし、本来侵略を行う部隊の隊長という立場故か、モア含め小隊メンバーにアピールしたことは(同じくペコポンを愛するドロロ相手でさえ)一度も無く、冬樹や新ケロロくらいにしか自身の考えを話した事がない。一方、ガルル等はケロロ小隊と地球人との絆を理解しており、ケロン軍本部もベテランすらかなわないとされる地球侵略の難しさを把握している。

また、ケロロの能天気さを抜きにしても小隊内で侵略の信念が揃っていない(特に武力派のギロロと平和主義のドロロ)故に侵略がうまく行かない事も多く、仮にギロロやドロロが絶賛するほどの侵略がうまく行ったとしても第三者(時には仲間であるギロロも)が水を差してきたり思わぬトラブルに遭ったりするため、完全に侵略が成功するのは程遠い状況となっている。

「隊長の素質」の謎編集

作中では度々「ケロロには『隊長の素質』が備えられている」と言われ、階級や経験で上回るガルルでも持ち得ない物とされているが、その「隊長の素質」についての詳細はあまり語られていない。ただ、その素質を持っている者はケロンスターの装着が認められ、そのケロンスターも「超☆隊長命令」やウォリアースタイルの発動が行えられる危険な軍事機密の塊であり、クルルでも知らない事が多いと言われている。そしてケロロに万が一の事があった時に備えて、ケロロのクローンも用意されているという。

しかし、ケロンスターは装着した者に圧倒的カリスマをもたらす効果も持っているが、当のケロロが能天気な性格である影響で打ち消されてしまっている他、人徳のなさが証明されるエピソードも数多く、空想科学読本では柳田理科雄先生に「誰一人として隊長を敬っていない!下手をすれば重営倉行きである」と書かれている。まあギロロは(自業自得であるが)クルルに超至近距離で顔面にバズーカを食らわせたり、タママは自分の怖い話を怖がらなかったからという理由でギロロをボコボコにしているので人徳以前に上下関係が緩いのかもしれない。


ケロロ自身は少年時代からそういった性格であったが、ペコポンに来る前は侵略への意欲を強く持っており、地球に来てからそういった長所が薄れてしまったと言える。


ただし、ケロロからその性格を抜いた結果冷酷無比な軍人として描かれる事も多く、ケロロのクローンであるダークケロロ(及び原作でマインドコントロールを受けた姿のケロロ大軍曹)やガルル小隊に記憶を抹消された姿のケロロ大尉などはペコポン人やケロロ自身の仲間に牙を向いており、唯一対抗できるのが冬樹や夏美くらいしか存在せず、それも一緒に暮らすことで芽生えた絆によって円満に解決されるケースも多い。


主な勝歴であります編集

●「宇宙お笑いスター誕生」10連覇

●「ケロロビクス大会」優勝(ギロロ・ドロロと共に)

●「宇宙いきなり団子選手権」優勝

●「第556代宇宙ナゾナゾ選手権」チャンピオン

●「宇宙ババ抜き選手権」チャンピオン


キャラクター総選挙についてであります編集

2009年の「ケロン人型宇宙人の人気投票」では見事1位を勝ち取っていたが、2010年に行われた「ケロロ軍曹公式キャラクター人気投票」では2位→2位→6位→8位→4位となってしまった。2021年ケロロチャンネル主催の「ケロロ軍曹キャラクター総選挙2021」でも567票で3位と微妙な順位となってしまっている(ちなみに二位との差は10票、一位との差は107票差である)。

イラストでは、よりによって影が薄いアサシン(byタルル)と陰湿陰険人気なし(byタルル)に負けたことにショックを受けているケロロが描かれている。


ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊編集

外伝作品ではあるが、ポジションは概ね本編と変わらない。

特にRPGというゲームジャンル且つ実質的なリーダーポジションであるためか、パーティメンバーの中では魔王アゴン三姉妹といったオリジナルのキャラクター達と直接会話をするシーンが最も多く、仲間割れしかける小隊員をまとめて一致団結させるといった隊長としての威厳が発揮される場面も多くある。

ストーリーやサブイベント内でも時々彼の人間性が問われる選択肢が出てくることがあり、選択肢によっては彼が魔王軍と協力関係になりかけるということがあったり、店主の目を盗んで店の商品を窃盗するといったRPGの主人公らしからぬ腐った人間性が見られるルートもあるのだが、それでも何だかんだでやる時はやる男であり、突如現れたアゴンに対しても「突然出てきた奴に地球を好き勝手させない」と言ったりするなど地球侵略者だということを忘れさせる強気な発言をするとった部分も見られたりする。


その影響かサブイベントでも実質的なプレイヤーキャラになるパターンが何度かあり、ケロカバトルやバルーン割りでもプレイヤー側が意図しない所で強制的にプレイヤー設定になっていることが多々見られる。


ゲーム上での性能編集

本作ではビームサーベルを使って戦う剣士タイプとなっている。


初期装備・基本設定は以下の通り↓

項目名称
ぶきひのきのぼう
コードネームぐんそう
わざソニックエッジ
先頭のメリット戦闘終了後、運勢が必ず「吉」以上になる
デメリットトラップ等で受けるダメージが増加する

基本的なスキルが一通り取得できる主人公ポジションにありがちなバランスタイプ。

使い勝手のいいわざがとにかく多い万能キャラでもあり、プレイヤーのわざ設定次第では近距離・遠距離キャラにもなれる。またコンボも繋げやすい。

ただしわざが水属性に偏りがちであり、唯一のデメリットとして地属性の敵に対しては一部のわざが効きにくいという欠点がある。


他メンバーとの相性が大きく変化するということも特にないが、基本パーティ編成は3人であるため、彼以外の他メンバー2人の相性や作戦にある程度の偏りが生じると使い勝手が悪くなるという面はある。やはりそこはバランスタイプが故の欠点であるのだろう…


なお、ストーリーを進めていくと新たなキャラ情報が増えていく。

とくせい編集

  • エスケープ…敵から逃げる速度が速くなる。
  • プラウド…戦闘中、待機をしているとBRゲージが増加する。
  • ブレイブ…BRゲージが高いほど攻撃力がアップする。

ちょうひっさつわざ編集

  • F.K.S.(ファイナル・ケロン・スター)

凄まじい速度で何度も斬りつける技。最初の二発うちどちらかを当てないと発動しないため、発動の際は敵の近くで発動することをお勧めする。

コンピューターとして編集

コンピューターとして仲間に入れ、さくせんを「てきとう」にすると「ぜんりょく」と似たような戦い方になる。ただし普通の「ぜんりょく」とは違い、体力が少なくなるとガードやスキップをして敵をかわすようになる。なお、「ノーマル」にすると基本すべての技を発動してくれる。

ケロカ編集

「ケロロ軍曹1」

HP属性攻撃力ターン数速度
580✊(グー)100~1341ターン100
クリティカルヒット発生率ダメージ率
8%165%

「ケロロ軍曹2」

HP属性攻撃力ターン数速度
560✌(チョキ)100~1341ターン100
クリティカルヒット発生率ダメージ率
8%150%

「ケロロ軍曹3」

ケパロウの地図で手に入れることのできる隠しカード。

HP属性攻撃力ターン数速度
500✊(グー)80~1291ターン100
クリティカルヒット発生率ダメージ率
25%150%

他作品とのコラボであります編集

.hack//G.U.編集

東京ゲームショウ2005で上映されたムービーにて、主人公のハセヲと共演。出会い頭にハセヲに襲われつつも、PS2ソフト『メロメロバトルロイヤルZ』の宣伝に成功したが、その直後にハセヲに空の彼方へと蹴り飛ばされた。なおこのムービーは後のVol.1「再誕」にスペシャルムービーとして収録されている。

ちなみに、ハセヲはその数年後のゲームである『ケロロRPG』にてサポートキャラやケロカとして登場することになる


白猫プロジェクト編集

スピンオフ作品『白猫テニス』では、コラボイベント第二弾にて登場。経緯は不明だが飛行島に単身やって来て侵略を目論むが、キャトラを始めとする白猫の世界の住人達と付き合う内にテニスの楽しさに目覚めていく。


けものフレンズ編集

シリーズ最古のタイトルでもあるNEXONアプリ版にて他の小隊メンバーと共に美少女化。さらにケロロ単独で『けものフレンズ3』でも再度ゲスト出演している。詳細はこちらのリンクを参照。→ケロン人(けものフレンズ)ケロロ(けものフレンズ)


スーパーロボット大戦シリーズ編集

ダウンロード限定の『スーパーロボット大戦OE』で初登場。

プレイアブルキャラとしてはOEでケロロ小隊として参戦、X-Ωで単体の参戦を果たしている。

基本的にはコラボ限定キャラとしてパワード夏美や擬態解除モアなどと共にケロロロボに乗って闘う形となる。


生粋のガンダムオタクであるためか、ストーリー上でもその知識を活かして各シリーズに関する設定の解説を行う事が多い。

ここでも当たり前のように他作品がクロスオーバーしているスパロボ世界の住人ではなく、異世界(原典であるアニメ版「ケロロ軍曹の世界」)からの来訪者として扱われるのであくまでも彼の有する知識は原作基準となる(なので、後述の東方不敗も原作とは異なる世界の別人だと理解できている)。


『Operation Extend』ではアムロ・レイらファースト組、『X-Ω』では東方不敗の他にも、ガロード・ランティファ・アディールジャミル・ニートなどのX組、バナージ・リンクスを始めとするUC組との絡みがある。

知識は解説以外にも役に立っており、ウルベ・イシカワとの戦いでは転移装置に詳細なイメージを送り込んでマスターガンダムを召喚する離れ技をやってのけた。

その知識量故にフル・フロンタルとの戦いでは異世界の住人(意訳)である事が即座に看破されており、ケロロもその慧眼を称賛している


ガンダム以外ではトップをねらえ!勇者エクスカイザーフルメタル・パニック!などの知識も有しているが、これはエクスカイザーの版権元がアニメ版と同じサンライズ、フルメタの版権元が原作と同じKADOKAWAにあるから(原作を知る者の特権として相良宗介例のセリフを言わせてみたりと小ネタも多い)。


海賊戦隊ゴーカイジャー』との絡みから所謂レジェンド商法には肯定的である模様(おそらくはこちらもスーパー戦隊シリーズのスポンサーが同じバンダイ繋がりであるためと思われる)。


このようなオタク気質から宇宙世紀ファンだからだとか、プラモを独占されたからだのと俗物臭い理由で参戦する事もしばしば。


ちなみにケロロ達の宇宙では「武力で侵略するのはダサいし古い」という風潮がある為かギュンター・プロイツェンが用いるデスザウラーの力による支配をバカにしていた。


テイルズオブザレイズ編集

2023年6月のコラボで夏美と共にプレイアブル参戦。魔鏡技は「共鳴×5」

ちなみに他のケロロ小隊の面々はNPCながらもケロロの魔鏡技で全員登場する他、ルーム専用キャラとして設置が可能。


ペケペケ!ペケッツくん編集

2023年08月26日の動画『【ケロロ襲来☆】ぺケッツvsケロロ軍曹!どっちが地球支配できるのかガチ対決!』でまさかのゲスト出演。

本作品の主人公であるペケッツと「どっちが地球を侵略するのにふさわしいのか」の直接対決をするため、彼が居候しているハヤトの家へやって来た。

最初は両者共に対抗心を抱いていたが、対決を通して段々と意気投合して仲良くなったらしく、最終的には「いっしょに侵略がんばるでありありますよ!」という約束をお互いするというオチで終了。

ちゃっかり動画の最後では公式ファンクラブとYouTubeチャンネルルイに宣伝させるという憎たらしい愛されキャラっぷりを見せている。

ニニンがシノブ伝ぷらす編集

コミックス3巻において作者の吉崎観音古賀亮一の2人によるコラボ漫画が掲載されており軍曹とmシノブ伝の色物キャラ音速丸の2人で会話する内容が書かれている。なお、前述の音速丸を演じる若本規夫はアニメ本編に登場するシュララ、シノブ伝主人公を演じる水樹奈々劇場版第4作のゲストヒロインシオンを演じている。

その他編集


関連イラストと検索についてであります編集

ずっと友達だよ

イラストタグでは「ケロロ」がおそらく圧倒的に多い。なぜ「おそらく」なのかは他隊員のイラストのタグ登録方法を見ればお分かりいただけるだろう。ケロロ軍曹の登場キャラクター(特にケロン軍所属のケロン人)のイラストはなぜか階級なしで登録する方が多いからである。しかし階級なしでは他謀体における彼ら他作品のキャラクターもヒットしてしまうため、現在はできるだけ階級付きで登録するようお願いをしている。さらに彼の場合は「ケロロ軍曹」では作品として、「ケロロ」だけでは作品としての「ケロロ軍曹」略称や新キャラクターである「新ケロロ」の本名など大多数の意味合いがあり、イラストタグでもそちらで登録をしているユーザーが多く、さらに括弧付きで登録されたものが一個もない(2021年11月現在)ため、棲み分けが全くできなかったりしている。それらの理由から憶測として彼単体のイラストは(あくまで予想だが)「ケロロ」がもっとも多く登録されていると思われる。そのため、今後彼のみのイラストを見かけたら、こちらのタグを使ってあげよう。


なお、上記以外の意味合いについては「ケロロ」に記述する。


関連タグであります編集

ケロロ軍曹 ケロロ小隊 おたま馴染み

 隊長 やる時はやる男

日向家 日向冬樹 新ケロロ アンゴル=モア

冬ケロ ケロタマ ケロクル ケロモア

ボケガエル


他謀体の彼、彼を元にしたキャラなど編集

ケロロ」も参照。

ちびケロロ ケロロドラゴン ケロロロボ

武者ケロロ 海賊王ケロロ 勇者ケロロ

究極ケロロ ダークケロロ

レジーナ軍曹 カロル軍曹 ダークケロロ

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