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ギュンター・プロイツェン

ぎゅんたーぷろいつぇん

ギュンター・プロイツェンとは、メディアミックス作品『ZOIDS』の登場人物。 但し、正史とも言える『機獣新世紀ZOIDS 公式ファンブック』内のバトルストーリーにも登場している。
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概要

バトルストーリー版

ガイロス帝国の摂政。
まだ幼かった帝国皇帝ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリン三世に代わり、惑星Zi大異変の影響で崩壊しかけていたガイロス帝国を一代で立て直した功労者として名を馳せていた。若い頃には自らゾイドに乗って暴徒の鎮圧に乗り出した事もあったとされる。
摂政は皇帝親衛隊長官を兼ねるため、皇帝親衛隊は通称「PK(プロイツェン・ナイツ)師団」と呼ばれ、そのPK師団に政治犯の逮捕権を与える事で政敵を次々と抹殺する謀略家としても恐れられ、更には「鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)」と言う私設軍隊を秘密裏に結成して息子を指揮官に据えた。

国の再建と同時に軍備再編に力を注ぎ(国防軍のカール・リヒテン・シュバルツからは国力回復よりも戦争を優先する姿に疑問を持たれている)、戦力を整えると再びヘリック共和国への侵攻を開始、いわゆる“第二次大陸間戦争”を引き起こす。その頃より当時は絶滅状態だったデスザウラーの復活計画や西方大陸で発見されたオーガノイドシステムの研究も進めていた。帝国軍が西方大陸での戦争に大敗し、戦いがガイロス帝国本土に移ると次第に不穏な動きを見せるようになり、鉄竜騎兵団を使って本土防衛隊を全滅させるなど、あえて共和国軍を帝国本土に招き寄せるような利敵行為が目立ちはじめる。

その正体は、かつてへリック共和国に敗れ、援助を求めたガイロス帝国に逆に滅亡させられた(と言っても一度亡命して援助を受けた事があるので、ガイロス帝国側に言わせれば「二度目は無い」と言った所であろう)ゼネバス帝国皇帝ゼネバス・ムーロアの息子(現共和国大統領ルイーズ・エレナ・キャムフォード(エレナ・ムーロア)の異母弟に当たる)であり、全ては父の無念を晴らすべくヘリック共和国もガイロス帝国も破滅させ、最終的にゼネバス帝国を再建する事が目的だった(何故ガイロス帝国摂政になれたかについては、母の実家であるプロイツェン家は代々摂政を輩出していた家で、惑星Zi大災害時に他の跡継ぎが全員亡くなったからである。当然父親の事は秘密だったと思われる)。
そして両軍の全面開戦で互いが疲弊しきった所で本格的な反乱を起こし、ルドルフに自身の正体を明かしてゼネバス帝国”の復活を宣言、ネオゼネバス帝国初代皇帝ギュンター・プロイツェン・ムーロアを名乗る。

この事により、今までの戦争はすべてギュンター達・旧ゼネバス帝国残党による陰謀だったとしてへリック共和国とガイロス帝国は休戦、ルドルフを人質に彼が立てこもるガイロス帝国首都へと同盟軍は急行した。
しかし彼は帝国首都にデスザウラーを改造した強力な爆弾を仕掛け、首都におびき寄せた両軍をまとめて壊滅に追い込もうとしていた。その首都爆破を阻止すべく立ち上がったルドルフからの決闘の申し出に応じて自らその作戦の要になっているブラッディデスザウラーに乗り込み、皇帝専用セイバータイガーに乗ったルドルフを追い詰めるが、そこに乱入したシュバルツからの不意打ちで致命傷を負い、己の最期を悟った彼は当初の予定通りデスザウラーの自爆装置を作動させてヘリック・ガイロス同盟軍の主力を道連れに炎の中へと消えた。
しかしシュバルツの機転によりルドルフ(とシュバルツ)は助かっており、またギュンターに付き従う者が老兵ばかりなうえ全滅しても満足げな表情だった事からギュンター自身さえも囮だと気づいたロブ・ハーマンの撤退命令により同盟軍主力も全滅は免れている(なおロブはエレナの息子=ギュンターの甥である)。

彼の意思は息子である鉄竜騎兵団指揮官のヴォルフ・ムーロアに引き継がれ、彼が共和国軍主力を引き付ける事で防備が手薄となった中央大陸に侵攻した鉄竜騎兵団によって共和国首都は陥落、二代目皇帝ヴォルフの下でネオゼネバス帝国が現実のものとなった。

バトルストーリーの進行はアニメよりも遅かったため、ここまでのドラマが描かれたのはアニメ終了よりもかなり後だった。そのアニメではただの卑劣な悪人だったのに対し、バトストでは父の祖国復興に命をかける誇り高い武人だった事に多くのゾイドファンは驚き、以降一部のファンからはバトスト版のプロイツェンはアニメと区別する形で「綺麗なプー様」と称されている。

アニメ版

CV大塚芳忠
元帥として帝国軍を指揮する傍ら、老衰していた当時のガイロス皇帝ツェッペリンⅡ世に代わり政治と軍事を取り仕切っていた。
優秀な人物であるが、性格は極めて冷酷かつ傲慢であり「この星に国は二つも要らない」とヘリック共和国を国家ではなく反乱軍と見なしルイーズ・テレサ・キャムフォード大統領(ロブの母親ではあるが、エレナとは違いギュンターとの血縁関係は無い)に対し無条件降伏を迫っている。更に国への忠誠心などほとんどなく、いずれは自身がガイロス帝国の頂点に立ち、最終的には世界の覇者にならんと目論む野心家であるなどバトスト版とはまさに正反対の人間となっている。
孤児だったレイヴンを紆余曲折の末に拾い、彼にオーガノイドのシャドーを与えてゾイドの操縦方法を始めとした戦闘技術を叩き込んだ人物でもある。

当初は圧倒的な軍事力と緻密な戦略で戦争を優位に進め、遂には共和国本土まで軍を進めるが、崩御した皇帝に代わって新たな皇帝となったルドルフの停戦勧告により、撤退を余儀なくされる。しかし、Ⅱ世が崩御する間際に「ルドルフに何かあればプロイツェンを皇帝にせよ」という旨の遺言を遺していたため、ルドルフを暗殺して自分が皇帝の座に就こうと画策し、同時に超古代に封印された破滅の魔獣ことデスザウラーの力に目をつけ、その復活も推し進めていた。

命を狙われて帝国を出奔したルドルフに幾度となく追手を差し向けるが、バン達の活躍によってルドルフ暗殺は阻止され、更にそれが露見すると本性を現し、復活させたデスザウラーを使って共和国軍だけでなく帝国軍にも刃を向けた。
この時点でプロイツェンはデスザウラーの持つ邪悪な意志に取り込まれ、もはや破壊を希求するだけの狂人と化してしまっており、デスザウラーがバンとブレードライガーの捨て身の特攻で破壊されると自身もその爆発に巻き込まれて姿を消した。

この時死亡したかに思われたが実は生存しており、続く第二部『ガーディアンフォース編』ではデスザウラーのコアと融合した異形の怪物“ダークカイザー”として復活していた事が判明、裏でヒルツリーゼを操り、ヘリックとガイロスへのテロ行為を繰り返していた。

自らをデスザウラーそのものと定義し、古代ゾイド人の遺跡に残っていたオリジナルボディのデスザウラーと融合して完全復活を果たそうとしていたが、実は操られていたのはプロイツェンの方であり、彼はデスザウラーのコアを守るための器に過ぎず、土壇場でヒルツの裏切りに遭い、逆に再生するコアに吸収される形でその意識と人格は消滅するという呆気ない最期を遂げた。

外道極まりない悪党ながら暴走した際の様々な顔芸やエキセントリックでハイテンションな言動からゾイドファンにはシリアスな笑いを誘うネタキャラとして人気があり、アニメ版放映当時から「プー閣下」「プー様」などの愛称で呼ばれていた。
一応、本編ではハーディン、ラルフ、マルクスをはじめ多くの軍人達が彼に心酔し、戦犯どころか皇帝暗殺を企んだ逆賊扱いになっているであろう第二部でもプロイツェン支持派が存在していた事から彼自身のカリスマ性は決して低くはなかったようだ。

マンガ版

上山道郎原作の『機獣新世紀ZOIDS』に登場。
現ガイロス帝国摂政で、その政治的手腕は皇帝のルドルフを持ってしても勢いを止める事はできないほど優秀な人物とされる。

性格も上記のアニメ版とは異なり至って冷静沈着かつ達観的で、あまり感情的な面も見られないどこか人間離れした男として描かれている。
しかし、その背景はアニメともバトストともかけ離れており、本作における彼の正体は“超古代に誕生した人間型ゾイド”で、シャドーキーと呼ばれるオーガノイドと同じ機能を持つアイテムを生みだす能力を有している。
また、レイヴンが連れていたシャドーは本来は彼のパートナーであり、レイヴンがバンと和解すると、彼の元を離れてプロイツェンの元に戻っている。

ヘリック共和国との戦争を指揮する一方、同志のドクトルFと共に「この世のゾイド全てに安らかな眠りを与える」という目的の下に“D”と呼ばれるゾイドの復活を目指しているとされるが、現在はマンガの更新が停滞しているためこれ以上の詳細は不明である。

関連タグ

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