「バイバイ、プロイツェン。」
概要
赤いオーガノイドのアンビエントを連れている古代ゾイド人で、ギュンター・プロイツェンに代わる仇敵。
口癖は「バイバイ」。
冷酷で残忍な性格をしており、古代ゾイド人以外を虫けらのように扱い、自分の手を直接汚す事はしない主義で、他人を利用したり、仲間の古代ゾイド人を裏切る事も厭わない。過去にアンビエントを使ってレイヴンの両親を殺害させた張本人でもある。
殺戮・破壊そのものを目的とし、破滅の魔獣すなわちデスザウラーのコアと融合しダークカイザーとなったプロイツェンの部下として数々の潜入工作や破壊工作でバン・フライハイト達はおろかヘリック・ガイロス両国を翻弄、更に自らデススティンガーを操縦して共和国の各主要施設や共和国首都ニューヘリックシティを壊滅させ、バン達の今までの行動を否定しているかのように、彼らが過去の冒険で訪れていた街を次々と襲った。
ダークカイザーに忠誠を誓っているが、内心ではデスザウラーのコアを守る為の卵の殻に過ぎない彼を見下しており、復活の直前に完全にコアに取り込まれる彼を嘲笑った。
バン、アーバイン、トーマ・リヒャルト・シュバルツ達によるウルトラザウルスのグラビティカノンを使った決死の作戦でデススティンガーは行動不能に陥るも、アンビエントの力でデススティンガーを回復させた後に撤退。次にイヴポリスに向かうバンの前に立ちはだかるも、予想以上のバンとブレードライガー(ジーク抜き)の力に圧されている。
その後、ゾイドイヴのパワーで肥大化したデススティンガーのコアと一体化し、その直後にはイヴポリスに赴いてダークカイザーが取り込まれたデスザウラーのコアとも融合。デスザウラーのボディに収まり、自らがデスザウラーそのものとなる形で「操縦」する。
身も心もデスザウラーになりきっていたヒルツはフィーネからデスザウラーに操られている事を指摘されるが、自身はそれを否定。破壊衝動の赴くまま惑星Ziを破滅させんと暴れ回るもジェノブレイカーの荷電粒子砲連続照射によりEシールドを突破され、剥き出しになった胸部にグラビティカノンから発射されたブレードライガーを撃ち込まれ、バンの決死の攻撃により急所のゾイドコアもろとも打ち砕かれ死亡、デスザウラーもろとも滅ぼされた。
プロイツェンを出し抜き、高みの見物を決め込んでいたヒルツも結局デスザウラーにとっては単なる駒に過ぎず、本人の気づかぬうちにデスザウラーの邪悪な意識に支配され、良いように利用されるという哀れな最期であった。
余談
- 中の人は、次回作にてビット・クラウドを演じている。つまり、ラスボスの直後に主人公を務めたことになる。
- 中の人は、アンビエントも演じている。他のオーガノイドがすべて鈴木琢磨氏が演じているのと対照的であり、また、作中で唯一死亡したオーガノイドとその主人である(シャドーは復活している)。
関連イラスト
関連タグ
ビット・クラウド、ベーコン、ジーン・ホリデー…中の人が同じアニメゾイドのキャラクター
ビゾン・ジェラフィル…中の人と悪役のポジションが一致。ファンから似ていると言われている。