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デススティンガー

ですすてぃんがー

玩具・アニメシリーズ『ゾイド』に登場する架空の戦闘兵器・金属生命体の一種を指す。
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スペック編集

機体名
  • デススティンガー
番号
  • EZ-036(バトルストーリー)
所属
分類
全長
  • 19.4m(陸)
  • 28.8m(海)
全高
  • 10.7m(陸)
  • 4.6m(海)
重量
  • 320.0t
最高速度
  • 185km/h(陸)
  • 72kt(海)
乗員人数
  • 1名
装備
  • Eシールドジェネレーター
  • ロケットブースター
  • ホログラム投射機(ヒルツ機)
武装
  • レーザーファング×2
  • ストライクレーザーバイトシザース×2
  • レーザーシザースx2
  • ストライククローx8
  • レーザーカッター×2
  • AZ35mmバルカン砲×4
  • 収納式AZ105mmリニアキャノン×2
  • 荷電粒子砲
  • AZ120mmハイパーレーザーガン×2
  • AZ120mmハイパービームガン×2
  • AZ930mm2連装ショックガン
  • 多連装レーザー砲(バトルストーリー)
著名なパイロット

概要編集

アニメでもバトルストーリーでも厄介な強豪として扱われた人気ゾイドの一角である。ざっくり言えば、いずれの設定でもとてつもなく頑丈で敏捷な荷電粒子砲を撃てる最強のサソリ型ゾイドである。

バトルストーリーではガイロス帝国が開発した水陸両用のウミサソリ型の巨大ゾイド。南エウロペ大陸のガリル遺跡で発見されたゾイドコアを培養・強制成長させて完成させたものであり、それまでは解析された一部分しか搭載できなかったオーガノイドシステム(アニメに登場するオーガノイドとは別物)の完全版「真オーガノイド」を有している。これにより、従来の常識では計り知れない闘争心、生命力、敏捷性を持つ。


尻尾に当たる部分に装備された荷電粒子砲の他、規格外の超大口径衝撃砲など、強力な火器を満載し、格闘戦用のストライクレーザーバイトシザース(鋏)も備えている。このハサミはジェノブレイカーのエクスブレーカーやガイサックのものとは異なり、切断ではなく力任せに握り潰す事を目的とした武器である。荷電粒子砲自体も、砲口は普通のサソリ型ゾイドの様に敵を刺す為の近接武器としても使用できるとされる。


防御面においても、機体を覆うデスザウラー並の超重装甲に加えてEシールドまで備え、まさに鉄壁である。


HMMシリーズでは独自の設定も盛り込まれており、背部のショックカノンは小型化され、状況に応じて収束・散弾に切り替え可能な旋回式砲塔となり、コックピットは装甲とハッチの二重構造、尻部のロケットブースターのノズルも片側2基・計4基に増加されている。更に胴体底面の4つのハッチを開くとスラスターが出現する。

これを利用して陸上でも問題なく移動することが可能。


小学館刊『機獣新世紀ZOIDS 公式ファンブック』内のバトルストーリーにおいては、人間による制御を受け付けない暴走ゾイドとして登場。自己進化を起こした結果、前後のハサミが倍近くにまで延長され、背面に無数のレーザー砲台を備えた凶悪な姿に変貌した。更に、尻尾を伸ばして敵を串刺しにする能力も備え、これでアーサー・ボーグマン少佐のブレードライガーに致命傷を与えている。また、野生ゾイドが戦闘用ゾイドへと改造される際に失われる繁殖能力まで発現し、戦場となった古代遺跡ではゾイドコアをエサとする無数のデススティンガーの幼体が確認されていた。

一時間でウミサソリ

後にオーガノイドシステムを制御可能な「インターフェイス」と呼ばれる小型ゾイドを搭載する事で制御可能になるが、「パワーアップの副作用で凶暴化する」と思われていたバトルストーリー版オーガノイドシステムは、実は「凶暴化させることでパワーアップする」と言う凶暴化前提のシステムだったので、オーガノイドシステム本来の性能より大幅に下がってしまう(ゾイドは純粋なロボットではなく金属生命体なので、オーガノイドの登場以前から「性格が凶暴なほど戦闘時にカタログスペック以上の性能を発揮する」と言う設定が存在する)。



しかし、実は意外なことにバトルストーリー公式ファンブックでの性能評価ではフルスペックデススティンガーでさえ旧式中の旧式ゴジュラスにパワーでは互角とされている。実戦では超重装甲を割る武装を持たない通常のゴジュラスでは勝ち目はほぼないのだが、それでもパワーがゴジュラスと互角なのはゴジュラスが強いのかデススティンガーが弱いのかとファンの間では議論がおきた。

後に量産型デススティンガーが様々なゾイドにやられる展開が続いたことと、ゴジュラスの改造機がフルスペクデススティンガーと互角の性能であったこと、量産型デススティンガーならゴジュラスの改造機が撃破可能であることが明らかとなり、バトルストーリーファンの間では強豪だが最強ではないゾイドという評価に落ち着いている。

また他にも、デスザウラー並と称された超重装甲も性能評価ではデスザウラーより一段下のS-とされており、ここもファンの間で議論が起きた。ファンブックはあくまで相対評価なので深く考える必要はないのだが、おそらく関節や腹部など装甲に覆われていない箇所を加味して総合的にはデスザウラ―よりやや頑丈ではないということなのだろうと推測されている。

とはいえ地面に潜航したり海上戦にも対応している最速の巨大ゾイドであるため、強力なゾイドであることは疑いようがない。


なお、アニメ版のデススティンガーは後述するが別次元の強さを持った魔物である。


バリエーション編集

KFD編集

決まりごとだから一応書くけど

前述のインターフェイスを搭載(?)して制御が可能になった量産型のデススティンガー。呼称の「KFD」は「キラー・フロム・ザ・ダーク」を意味する。


各種武装をハリネズミのように装備しているが、暴走しないように調整された事で出力はオリジナルデススティンガー(しかも暴走前)の7割しかない。そのためバトルストーリーでは投入された10体のKFDは、完全野生体使用ゾイドのライガーゼロ部隊に一蹴された。しかも戦死したKFDのパイロットには、後のネオゼネバス帝国皇帝ヴォルフ・ムーロアの幼馴染であるアンナ・ターレスも含まれていた。


役目としては、オーガノイドシステムの弱点と完全野生体ゾイドの強力さの対比を演出するために使われたゾイドである。これ以降オーガノイドシステム搭載ゾイドは旧式機で完全野生体が最新鋭機で強いというイメージがファンの間では形作られていった。


元々はコロコロコミック主催の改造コンテストの最優秀賞。ジェノザウラーグスタフ等の部品を使った何気に贅沢な機体。


ステルススティンガー編集

鋭角な装甲と黒一色の機体色でステルス性を重視した機体。陸上での活動とステルス性に特化した為、遊泳脚やロケットブースターといった水中用の装備や衝撃砲は外され、尻尾の荷電粒子砲もレーザーシザースに換装されている。その代わり、6連ミサイルランチャー、小型ミサイル、スモークディスチャージャーを装備している。


それに伴い、形状もウミサソリ型から通常のサソリ型に変更された。


下記のサックスティンガーと共に電撃ホビーマガジンに掲載されたデススティンガーの改造作例が初出であり、当初はヒルツが惑星Ziを制圧する為に開発したという設定だったが、後にこの設定を一新した上でゴジュラスギガのキットに付属している小冊子内のバトルストーリーにも登場を果たした。


この話中では、ネオゼネバス帝国軍最強のパイロットとして誉れの高い「黒の竜騎兵団」所属のジーニアス・デルダロス少佐が搭乗。傭兵アーバインの駆るゴジュラス・ジ・オーガを倒し、スティブ・ボーン少尉が搭乗した調整が不完全なゴジュラスギガを翻弄するも、追撃モードに変形したゴジュラスギガの前に敗れ去る。


サックスティンガー編集

上記ステルススティンガーの随伴機として、ゾイドコアの培養を省いて大量に投入された小型機。要するに簡易量産型。ガトリング砲やミサイルランチャーを換装装備として持つ。しかしゴジュラスギガには手も足も出なかった。


基となったキットは共和国軍のガイサック


デススティンガーZS編集

デススティンガーZS

トミーの公式サイトにて連載されていたWebコミック『ZOIDS妄想戦記』(現在は閲覧不可)第13話「呪われた島」に登場する予定だった機体。「ZS」とは「ザルカ・スペシャル」を意味する。


かつての戦争で滅亡したゼネバス帝国の狂気の天才科学者ザルカが独自の技術でかけたリミッターにより、オリジナル機の強さはそのままに、操作性を両立させる事に成功している。


ハピネットにて限定販売されたキットは通常のデススティンガーの成型色を変更したもので、フレーム部は暗めの赤、装甲は薄いパールピンクのネオゼネバス帝国準拠のカラーリングとなっている。


Webコミックには未登場だが、アーケードゲームPS2XBOX3603Dアクションゲーム『ゾイドインフィニティ』では、序盤のボスキャラクターとして登場。同作はパラレルワールドである為、ザルカ(CV:郷里大輔)もゾイド専門の医者という設定で登場している。


『ゾイドタクティクス』では、なんとスティンガーの搭乗機になっている


マリンスティンガー編集

海戦用に特化した機体。オーガノイドシステムを搭載していない。


シースティンガー編集

マリンスティンガーのサポート機。3種類の形態を持つ小型の量産型の海サソリ型ゾイド。


ヤクトスティンガー編集

ロールプレイングゲームゾイドサーガ』シリーズに登場した改造機。


頭部装甲が変更されている他、機体重量が185.0tと従来機よりも100t以上も軽くなったため、最高速度が320km/hまで上がっている。攻撃力が向上しているが、稼働時間が短くなっている。


荷電粒子砲が連装化されており、ビームガンとSバイトシザーズも持つ。


Legend of Arcadia』では、重量が330.0tに変更されている。


デススティンガーOS編集

オーピスの専用機の改造個体。オーピス自身が調整とコピーを行ったらしく、荷電粒子砲が大口径キャノンに変更され、レーザーファングを装備し、ヘッドアーマーの形状が変更されている。


ヘルスティンガー編集

『ゾイドバトラー雷牙』および『ゾイド改造マニュアル』に登場した機体。かなり大型化しており、脚部も長くなっている。複数のチェーンソーを装備し、荷電粒子砲の側面にアタックユニットを追加している。


アーマードスティンガー編集

『ゾイドバトラー雷牙』および『ゾイド改造マニュアル』に登場したた機体。格闘能力が大幅に上昇しており、ジェノブレイカーのフリーラウンドシールド、ドリル、自在にコントロールできるノコギリ、大口径ビームキャノンを追加装備している。


デススティンガーG編集

『ゾイドカードコロシアム』の2007年大会の優勝賞品。全身がゴールドの金色の機体。


ストーリー編集

機獣新世紀ZOIDS編集

ドクトルFによって開発され、強化人間であるハンナ・ハンナ少尉の乗機として登場。ゾイドの持つ情報をダイレクトにパイロットに伝達する「バーサーカーシステム」を搭載しており、事実上それに耐えられるハンナの専用機となっている。


ヘリック共和国の都市ミュールでの事件処理の為に帝国を訪れたバンの帰路を遊び感覚で奇襲し、ブレードライガーを徹底的に痛めつけた。


カール・リヒテン・シュバルツ少佐の部下であるキルシェ・ハルトリーゲル中尉が、当機の危険性を探る為に独断で搭乗した結果、バーサーカーシステムに精神を汚染され暴走。制止を試みたシュバルツ少佐のアイアンコングを中破させる。そのままミュールに肉薄し、迎撃に出たゾイド部隊を一方的に蹂躙。加勢に来たバンのブレードライガーに対してもブレードや牙を損傷させ、決定打を奪った。


その後、アーバインのステルスドラゴンとの小競り合いとなり、この隙にバンがブレードライガーからライガーゼロに乗機を変更し、戦場へ復帰してくる。システムが不十分なライガーゼロ相手に有利に戦うが、ミュールの防衛ゾイド・オルーガの力でライガーゼロがシステムを完成させた後は、その圧倒的な敏捷性について行けず、シャドーキーでの強化も虚しく撃破された。


なお、これまでハルトリーゲルはデススティンガーのコクピット内で気絶していたが、撃破の瞬間にジークにより救助された。


バトルストーリー編集

栄光なき勝利

公式ファンブック2巻では、ガイロス帝国の科学者から真オーガノイドの危険性を示唆されながらも戦線に投入され、共和国軍との戦闘中に頭部に被弾したのがきっかけで暴走。敵味方の区別なく虐殺の限りを尽くした末に地中に潜り逃亡した。


その後遺跡を巣としてゾイドコアを溜め込んでは増殖した幼体のエサにするというエグい事を始め、偶々巣の近くで戦っていたアーサー・ボーグマン少佐のブレードライガーとリッツ・ルンシュテッド中尉のジェノブレイカーに対し、生きの良いコアを求めて攻撃を仕掛ける。デススティンガーを脅威と感じた二人は戦闘を中断し、ブレードライガーのアタックブースターに搭載されたハイテンシティビームとジェノブレイカーの荷電粒子砲の同時攻撃により頭部装甲とEシールドを破壊するダメージを与えるも、デススティンガーは自己進化を起こし逆襲。ブレードライガーはゾイドコアを破壊され、ジェノブレイカーも中破してしまう。


ブレードライガーが助からない事を悟ったアーサーはジェノブレイカーの盾となって捨て身の突撃を敢行、デススティンガーの背部から放たれたレーザーの雨によって蜂の巣にされ帰らぬ人となる。

ジェノブレイカーはデススティンガーの攻撃で折られていたブレードライガーのレーザーブレードを握りしめ、ブレードライガーに気を取られている隙にデススティンガーの頭部に突き立ててようやく撃破され、幼体達も全てリッツとジェノブレイカーにより焼き払われた。


なお、アーサーとリッツは最後までお互いの顔も名前も知る事はなく、リッツがアーサーの為に立てた墓標には「私の知りうる限り最高のゾイド乗りここに眠る」と記された。その後リッツは軍籍を離れ、消息不明となっている。




ゾイド-ZOIDS-編集

終焉の使者-デススティンガー-

「ガーディアンフォース編」にわたるボスキャラクターの一体として登場。ヒルツからは「終焉の使者」という異名で呼ばれていた。

荷電粒子砲が戦略兵器レベル、そして主人公勢と同様にゾイドを強化するオーガノイド(アンビエント)を伴っていた事もあり、並のゾイドを寄せ付けない凶悪な性能を見せつけた。


今作ではデスザウラーを封印する為の二体のサソリ型ゾイドのコアを各地の遺跡から強奪しこれを融合、培養して生み出された(そもそもこの2体のゾイドもゾイド因子を改造、凶悪化させて生み出したものだった)。本来のバトルストーリー版の数十倍もの大きさを誇る。

ホログラムを遠隔地に投影する機能も持つ。


その強さは、もはや戦略兵器どころか文明破壊級と言っても差し支えないレベルであり、

  • ゾイドコアの温度が6000℃と太陽並みのエネルギー
  • 挨拶代わりに遠方で交戦中のバン&ブレードライガーレイヴン&ジェノブレイカーに向けて荷電粒子砲を発射。直撃はしなかったが、その余波だけでシャドーを一度は死に追いやった上一緒に戦っていたガンスナイパー部隊が巻き込まれ基地諸共消滅
  • 高度11万メートルまで上昇したハンマーカイザーに搭載され、荷電粒子砲での各町々への長距離砲撃で各地に大被害(ちなみに11万メートルというのは地球でいうところの成層圏レベルの高度)。
  • トーマアーバインが大気圏離脱用のブースターで成層圏まで登ったストームソーダーでの決死の攻撃をして撃墜させたのだが、11万メートルの高度から墜落したのにピンピンしている
  • 共和国を襲撃しようと向かってくる際、爆撃してマグマに落とそうとしたら自分からマグマの中に突っ込み潜航して奇襲をかける。これにより共和国首都壊滅
  • ウルトラザウルスに集結した共和国軍にトドメを刺すべく、山脈を荷電粒子砲でぶち抜いて直接狙撃できる穴を作り上げる

などというチートぶりを披露しており、共和国・帝国のみならず惑星全体にまで及びかねないほどの脅威となる。

総力を集めた作戦でグラビティカノンを直撃させてようやく致命傷を受け一度は死亡したが、これだけ暴れておきながらヒルツはアンビエントを温存しており、融合して不完全ながらも復活してしまう。全身の装甲は破損しEシールドや荷電粒子砲も使用不能というハンデがありながらもブレードライガーとライトニングサイクス相手に尚互角の戦闘を繰り広げたが、ディバイソンの援護射撃には耐え切れず形成は逆転しブレードアタックの一撃に敗れるが、ぎりぎりのところで逃げ果せた。


その後、イヴポリスに向かったバンのブレードライガーの前に立ちはだかり、一騎打ちとなる。何とか使用可能になった荷電粒子砲は最初の一射で尾ごと吹き飛びまたしても使用不能となるなど、やはり万全とは言えない状態であったが、アンビエントの力で強引に再生。しかし逆にジークを分離させたブレードライガーに圧倒されてしまう。ヒルツは気づいていなかったのだが、実はゾイド乗りとしての実力はすでにバンの方が上回っており(しかもヒルツはバンの気迫に怯んで普段の余裕を失い、助けを求めるようにアンビエントを呼び出す有様だった)、このような乗り手の実力が反映される戦いに持ち込まれると彼の方に軍配が上がるのだった。


これでついにヒルツも年貢の納め時となるかと思った矢先、ゾイドイヴの影響でゾイドコアが肥大化しアンビエントを取り込みつつヒルツと一体化。逃亡した先でオリジナルデスザウラー、すなわち破滅の魔獣(及びデスザウラーのコアと融合して“ダークカイザー”となっていたプロイツェン)と吸収し、自らがデスザウラーのコアとなることで完全復活させた。また、そのシーンの際苦悶の表情を浮かべる人間の顔のようなものがデスザウラーのコックピット(コア)内に浮かび上がる場面があり、ヒルツの高笑いも相まって非常に不気味である。


結局最後まで破壊されず、完全決着はオリジナルのデスザウラーとの決戦にまで持ち込まれるのだった。しかし、後述のゾイド新世紀/ZEROではその凶悪さから破滅の魔獣とともに対策されている様子がうかがえる。



ゾイド新世紀/ZERO編集

バックドラフト団が独自に尾部のみ入手。ゾイドバトル連盟掌握を企むサラの依頼を受け、ラオン博士の手により巨大な荷電粒子砲の砲台に改造され、バックドラフト団本部に設置された

荷電粒子砲でゾイドバトル連盟のジャッジサテライトや連盟本部のウルトラザウルスなどを攻撃したが、ウルトラザウルスには超大型のEシールドで防がれた。


その他編集

ゲームでは主にラスボスや隠しゾイドとして登場し、スペックはもはやチート。勝てるわけがない。だが、味方にすればもう無双である。


ゾイドワイルド_インフィニティブラスト編集

クエストで登場。エピソードによってクリアするとプレイアブルキャラクターの一体として解禁される。ボス戦では巨大な個体も登場する。

オープニングムービーの時点で出現するやいなや戦いを繰り広げるゾイド集団に向かって荷電粒子砲を放つ、向かってきた最新作の主人公機たるライジングライガーの必殺技「ライジングバーストブレイク」をレーザーカッターで受け止めるなど、バーサーカーと歴戦の強者っぷりを見せつけた。

今作では換装型荷電粒子砲も実装されているため荷電粒子砲を増設することができ、レジェンドブラストすると同時使用こそできないものの2門の荷電粒子砲を放つことができる(実際にインフィニティコロシアムでもこの組み合わせを使うユーザーが複数いた)。

尾部から光弾を撃ち出すワイルドアクション「ツインビームガン」はレジェンドブラスト中は荷電粒子砲を薙ぎ払うように放つ「真・荷電粒子砲」に変化。しかもボタンを長押しすることで、チャージして威力を高めることが可能(ただしチャージ中に攻撃されないように注意)。


しかし移動速度がわりと遅めな上本作では搭載されているはずのブースターも使えないため、使いにくい場合はブースター系の装備を着ける事を推奨する。

なおEシールド展開は今回はブレードライガーのみ。




モチーフ編集

ユーリプテルス・ゾンデッド

ウミサソリとは、太古の昔に生息していた節足動物の一種であり、全長は最大2.8mと史上最大の節足動物。


当時最強の生物で、生態系の頂点に立っていた捕食者である。ただし、今のサソリとは似ても似つかない姿で、生物学的な関係もない(どちらかというとカブトガニに近い)。


デススティンガーの陸上行動時の姿は完全にサソリであり、頭部装甲を開いた時に露出する顔とウミサソリモードにその面影を残している。


制作の背景編集

コロコロコミック企画の一般公募から生まれたゾイドである。


投稿者は共和国軍ゾイド「ブルーマリン・スティンガー」として応募したのだが、コロコロ編集部又はトミーが本当は帝国軍所属の強大な新造ゾイドを欲しがって公募を企画したのか、あるいは共和国軍にかなり前からサソリ型ゾイドのガイサックがいたからなのかは不明だが、兎にも角にも共和国軍期待のスーパールーキーとして考案されたブルーマリン・スティンガーは、帝国軍所属の真オーガノイドのバーサーカー···デススティンガーとして世に飛び出してしまった。

とはいえ、一応申し訳程度だが上述の「マリンスティンガー」にその名残が見られる(意識したものかは不明)。



キット編集

サソリをモチーフとした電動ゾイドとしては、過去の『ゾイド24』シリーズに、ゼネバス帝国デスピオンが存在していた。デススティンガーの試作モデルも、実はデスピオンの部品が流用されていた。


ただし、玩具的にはデスピオンが1モーター駆動であるのに対し、デススティンガーは左右2モーター駆動となっており、別売のゾイドコントローラーを繋げば前進・後退・更には旋回動作を行う事も可能である。腹部には車輪が付いているが、動力軸と繋がってはおらず、自重を支えるための補助輪である。


2015年12月にはコトブキヤからHMM(Highend Master Model)シリーズとして動力を持たない組み立てキットが発売。装甲の色が彩度を抑えたパープル系のカラーリングとなり、従来の青いカラーリングの機体はアニメに登場したヒルツ仕様として限定発売された(後述)。ポップアップキットでは胴体と一体化していた頭部が独立して可動するようになり、脚や鋏、尾の可動箇所も増えている。


HMMシリーズお馴染みのクリア成型のゾイドコアも内蔵されており、背部の装甲を取り外すとコアが露出し、取り外しも可能。


コトブキヤショップにて限定販売されたヒルツ仕様は、小サイズのブレードライガー(組み立て式)と直立・着座姿勢の2種のヒルツとアンビエントの塗装済みフィギュア、そして銀メッキ加工された鋏と牙のランナーが付属している。


余談編集

  • 前述のゾイドコントローラーはデススティンガーの他、ライトニングサイクスバーサークフューラーなどにも対応しているが、コントローラーの機能をフルに活かせるのは2つのモーターを搭載している本機のみである。
  • 2011年に幕張メッセで開催された『キャラホビ2011』のコトブキヤステージでは、千葉工業大学の学生達がPS2のコントローラーで無線操縦可能な超巨大なラジコンのデススティンガーを披露した。(モルガも同時公開)デススティンガーの中でもアニメに登場した超巨大サイズのそれでなおかつ1/72スケールで作られているので、とてつもなくデカい。発売されている通常のポップアップキットも同じ1/72スケールで作られているので、並べてみるとこのデカさがよく分かる。
  • 初代アニメにおけるデススティンガーの全身を覆うタイプのEシールドは、『ゾイドフューザーズ』におけるライガーゼロフェニックスに近いタイプである。

海蠍系メイド

  • こちらは上山道郎氏によるおふざけである。

関連イラスト編集

HMMデスステよかったね!サソリMK-Ⅲセンシティブな作品仮面ライダー滅とデススティンガーセンシティブな作品

関連タグ編集

ゾイド ZOIDS サソリ ウミサソリ ガイロス帝国 ネオゼネバス帝国 ヒルツ


勝てる気がしない 勝てるわけがない

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