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概要

ゾイド-ZOIDS-』にて、ウルトラザウルスが装備する超兵器。帝国の秘密基地にて開発されていたもので、第62話にて受領された。

ウルトラ本体の左側に砲身部、右側にジェネレーターおよび発射管制設備のあるブロックが接続される。

砲と言っても、発射には炸薬ではなく15テラボルトもの超高電力を用いた電磁気の誘導と反発によって砲弾を速度を与えて射出するというリニアカタパルト式のマスドライバーに近いシステムとなっている。

内部重力を持つ超重金属プラネタルサイト製の砲弾を発射し、 着弾時に外部圧力が加わることにより重力崩壊及びブラックホール現象を引き起こし、辺り一面を押し潰す兵器とされている。

強力な兵器だが砲弾の量産が出来ず、ストックが3発しか無く、内1発はテスト射撃で消費し残り2発はデススティンガー戦で使用され、1発はデススティンガーに迎撃されたものの最後の1発で着弾させることに成功。一時はデススティンガーのゾイドコアを破壊し、機能停止・石化まで追い込んだ。

しかしオーガノイドアンビエントの力でデススティンガーは復活(とはいえ完全には復活できず弱体化していたほどの深手は負わせており全くの無駄にはならなかった)。バンの乗るブレードライガーらの活躍で何とか倒せたかと思いきや、行方をくらませてしまったため、ドクターDは急遽ウルトラザウルス内でプラネタルサイト砲弾の製造に取り掛かり迎え撃つ準備をすることになる。

しかしデススティンガーに代わり破滅の魔獣ことデスザウラーが復活したため、この砲弾はデスザウラーに使用されることとなった。

だが結果的には着弾には成功したものの、デスザウラーはカノンの超重力波を効果範囲ごと上空へ押し返し無効化。そこへ発生した湾曲空間へ荷電粒子砲を撃ち込みビームを屈折、 全方位に拡散させ惑星Zi全体へ砲撃させる状況になってしまった。

しかし逆に利用されて終わるはずもなく、最終回ではなんとブレードライガーを砲弾として射出。

射出されたブレードライガーは荷電粒子を拡散させられるレーザーブレードと粒子を防ぐことが出来るEシールドの合わせ技「ブレードアタック」を発動しデスザウラーの吐き出す荷電粒子砲の中を突き進み、デスザウラーのボディをぶち抜いて撃破するという大金星を飾ったのだった。

なお、帝国の基地で開発されていたという設定は、デッド・ボーダーの武装として重力砲が存在した設定に由来するものと思われ、それを共和国軍のウルトラザウルスに装備するのは両軍が力を合わせるガーディアンフォース編の象徴と言えるだろう。

さらにその帝国がデッド・ボーダーの後に開発したデス・キャットには「超重力弾砲」という固有装備が搭載されている。

これも強力な内部重力を持った物質を弾頭として発射する武器だが、こちらはその弾頭を標的に直接撃ち込み、それが持つ超高重力によって対象の内部でブラックホールを発生させて対象を丸ごと消滅させるという、上記のGCとは正反対の性質を有している。

グラビティーキャノン

こちらは後年・令和のゾイドアニメ『ゾイドワイルドZERO』に登場する名称が酷似した兵器。

形状こそ『ゾイド-ZOIDS-』のものとは大きく違う(玩具版では「ZW40 改造武器 グラビティーキャノンユニット」を組み合わせることで再現可能)が、惑星Ziの物を再現した物であることが劇中にて明かされている

ライオン種のゾイドのみが扱える代物であり、地面に完全固定する方式である為仰角などを調整できる点では本家の方がいくらか融通が利く。

砲弾の仕組みや着弾時のエフェクトなども『ゾイド-ZOIDS-』と同一。

レオの乗るライジングライガーが装備し、ランド博士の駆るオメガレックス撃破に使用した。

あくまで“再現品”であるためか『ゾイド-ZOIDS-』の物のように対象のゾイドの装甲をへこませる程の威力はない。とはいえ、オメガレックスの荷電粒子砲をボーマン博士でなければ修復出来ない程度に損傷させられる程には強い。

後に対ゼログライジス戦で使用するも、ゼログライジスの能力もあってかほぼ効いていなかった。

こちらも弾数が数発しか無い点や地下から奇襲して都市を壊滅させた荷電粒子砲持ちのゾイドへの対抗策として初使用、なにかとデスザウラーに通ずる点が多いゼログライジスに効いていないなど『ゾイド-ZOIDS-』のセルフオマージュとも見れるシーンが多々ある。

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