トップ画像は上山道郎氏によるイラスト。
CV:園部啓一
概要
一部媒体ではドクターDとも表記される。
かつてヘリック共和国の優秀なトップサイエンティストとして名を馳せた人物。
バン・フライハイトからは「ディーじいさん」と呼ばれることが目立つ。
- そのため、当時のファンの中には「DD」(Dr.D)や「DG3」と呼ぶ人もいたとか。
しかし、劇中で初めて登場した際にはガイロス帝国の領内で隠居しており、幼いころに見た雪への憧れから雪を降らせる実験に取りつかれていた。ただ、スキーの道具を持っていたのはまだしも、実際にスキーができていた理由は不明である。
ふてぶてしく飄々としており、掴みどころがない。
マッドサイエンティストとは言わずとも、そこそこエキセントリックでぶっ飛んでいる。
以下、一部の例。
- 初登場時は実験失敗が原因で全身氷漬け
- 他人を躊躇なく煽る
- ムンベイに毎回セクハラをして「ほんの挨拶だ、そう怒るな」と平然と言い放つ
- 所帯持ちではあるのだが、自分の孫を煩わしいという理由だけで砲撃する
- フィーネ・エレシーヌ・リネを魔の領域に引きずり込む
- バンとアーバインを騙して味方のはずの共和国の無人補給基地を襲わせ、自分もロケットランチャーを担いで突撃して基地にダメージを与えて物品を盗む
- 特殊なスーツを着込んでいたとはいえ、高齢にもかかわらず徒手格闘を行う
しかし、科学者としての技術力や観察眼や知識量は紛れもない本物であり、ジークがオーガノイドである事も一瞬で見抜いていた。
また、ブレードライガーの名付け親でもある。
物語に深くかかわる中で重要性を増していき、ライトニングサイクスやストームソーダー、グラビティカノンのプラネタルサイト砲弾の開発やウルトラザウルスの復活など最終的には数々の功績に貢献し、紛れもなく世界を救った英雄の一人になった。
「黒い稲妻」など、数々の名エピソードにも関係している。
余談
- 名前はおそらく「D」を意味している。ゾイド界隈における「D」とは、一般的にはこっちのことを指し、実際に『機獣新世紀ZOIDS』でもやはり「D」と言及されていた。しかし、ドクター・ディとこの「D」の語源の関係性は不明である。
- 英字風の名前を科学者(技術者)系キャラクターに割り振る点については、『ゾイド-ZOIDS-』にてシリーズ構成を務めた隅沢克之氏がメインで担当していた新機動戦記ガンダムWにも通ずるところがあるが、相関性は不明。
- アニメ『ゾイド-ZOIDS-』にてドクター・ディが初登場したあと、漫画『機獣新世紀ZOIDS』では帝国側の技術者「ドクトルF」が、ゾイド(当時)のホビー名人キャラ枠では「ドクターT」なる人物が派生して登場している。これらは後にゾイドバトルストーリーやゲーム等に輸入されている。
- バトルストーリーに登場した巨大砲装備型のウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーは「夢想癖で有名な共和国の技術者」が設計したとされている。アニメに登場したやはりウルトラザウルス用巨大砲である重力砲はドクター・ディの製作であるが、その真相は定かではない。
- 『機獣新世紀ZOIDS』では、メリッサ・スー(メアリー・スーの捩り)が似たポジションにいるためか、登場しない。そのため、トップ画像は貴重な一枚である。
関連タグ
アインシュタイン:性格などのモデルと言われることもある。軍事に(仕方ないとはいえ)携わり、大規模破壊兵器を開発した点も似ている。