スペック
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概要
ハリネズミ状の装甲と前足に大剣を持つバイオケントロに対抗するために、ルージが「ムラサメブレードが二本あれば・・・」と考えた結果、その想いに応えてムラサメライガーがエヴォルトした姿。
メタルZi(リーオ)でコーティングされた白銀の装甲はバイオ粒子砲の直撃にも耐え、機体重量の増加によって格闘戦における制圧力も上昇した。そして、ムサラメブレードが変貌した「ムゲンブレード」とやや小型の「ムラサメブレイカー」を持ち、この二刀による圧倒的な攻撃力を以って敵を斬滅せしめる。
最高速度こそムラサメ・ハヤテの2タイプに劣るが、攻撃力に関してはムラサメの実に3倍以上という凄まじい数値を叩き出している。素早さを活かして流れる様に敵を切り裂く他の2タイプとは異なり、パワーと重量と装甲をもって正面から叩き伏せて破断するというコンセプトを持つ。
腹部の火器はなんとグラビティキャノンであり、本来直接砲撃が効かない筈のバイオゾイドにもダメージを与えている。ただし、過去のアニメに登場したグラビティキャノンとは異なる兵器であり、アニメでは高速連射していた。
メーンクラウンブレードは、ムラサメライガーのカウルブレードの設定に近いのならば、防御と攻撃の両方が可能な装備であると思われる。
ムラサメライガーのバリエーションでは、唯一クラッシュバイトとストライクレーザークローとテールブレードとパイルバンカーが武装リストに入っていないが、牙・爪・尻尾の刃に関しては、装備していないのか単純にリストに入っていないだけなのかは不明。
また、スモークディスチャージャーを装備している珍しいライガーゾイドでもある。
キット
こちらもハヤテライガー同様、ポップアップキットのみが製品化されている。ただし素体部分は新規設計となり、一定数歩行した後に停止し、目を赤く発光させながら頭部を上げて咆哮サウンドが鳴るというギミックを搭載している。
これは、厳密に言えばキングゴジュラス以来の事例となり、後年の『ゾイドワイルド』シリーズのキットにも活かされた。
余談
- 一応はライガーゼロシリーズのパンツァーに相当する形態であり、機体重量と最高速度も比較的近い数値になっているが、ムゲンライガーはアニメでも機体スペック通りの機動力を発揮していたのが大きな違いである。何と、戦闘中に繰り出せるほど素早いバック転やサマーソルトが出来るという、機体質量と比例させると異様な性能を持つ機体である。
- コンセプト画での変化が最も激しい機体であり、全身凶器と化した刃物の塊から、「和風パンツァー」とも言える、火縄銃型の巨大砲を装備した砲撃戦特化型といったものまである。「千手」と呼ばれるバージョンは、合計5本の刀(胴体に1本、前脚に2本、ブースターに2本)があり、タテガミ部分もすべてブレードだったとされる。
関連イラスト
関連タグ
ライジングライガー:グラヴィティキャノンを装備したライオン型ゾイドで、主役ゾイドが進化して重武装・重装甲型に変化したという点も類似している。