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ゾイドワイルド

ぞいどわいるど

2018年7月から開始されたZOIDSシリーズ最新作。当記事ではアニメとキット双方について解説していく。
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暴れろ!本能のままに!

相棒か?兵器か?

概要

タカラトミーが展開するZOIDS第3世代シリーズ。2018年2月27日、タカラトミーの新商品発表会“最獣要計画”にて発表され、アニメ版のPVも公開された。2018年6月から順次発売される玩具を中心にアニメ、コミック、アプリ、ゲームなどマルチに展開される予定。

メディア展開について

ラジオ

2018年7月11日深夜1:00よりMBSラジオにて『ゾイドワイルド~本能覚醒ラジオ~』が放送開始。アニメの声優陣が入れ替わりで出演する。

アプリ

タカラトミーの『ゾイドワイルド』公式サイトでは、スマートフォンで撮影したキットの写真に炎や稲妻などのエフェクトを加えて静止画や動画を撮影する機能「ZFX」、アニメ本編とは異なるストーリーが展開される「バトルシミュレーションゲーム」、キットの組み立て工程を動画にて詳細に解説する「組み立てサポート」の3つの機能を搭載した『ゾイドワイルド』公式アプリが配信されており、キットの「復元の書に」付いているQRコードを読み取れば、ZFXで使用可能な専用のフォトフレームやゲーム内で使える特典が入手できる。

TVアニメ

TVアニメに関しては2018年7月から毎日放送およびCBC、さらにはTBS、ついでに北海道放送山陽放送RKB毎日放送、おまけに北は青森テレビから南は琉球放送まで全国約22のTBS系列参加地方テレビ局にて、アニメサタデー630前半枠(毎日放送ホスト枠)にて放送。アニメーション制作はOLM。

ゾイドフューザーズ』と『機獣創世記ゾイドジェネシス』がテレビ東京系列での放送だったため、本作は『ゾイド新世紀/0』以来17年ぶりにTBS(・毎日放送)系列で放送されるZOIDSのアニメシリーズとなる。また、毎日放送・TBS版の2作品の放送を(元々TBS系列として開局されたわけではないと言う歴史的経緯からか)見送ったテレビ山口でも放映開始。蛇足ながら、今作の時点で櫻井孝宏は『ゾイドジェネシス』を除く全ZOIDSアニメシリーズに出演している。

本シリーズのコンセプトは「発掘」「復元」であり、この意味では『ゾイドジェネシス』の世界観に近い部分がある。

今までのゾイドの舞台は『惑星Zi』であったが、今回は未来の地球が舞台である。

番組放送前の段階で見られる陣営とゾイドの組み合わせも、『ゾイドジェネシス』や往年のヘリック共和国vsガイロス帝国の構図を思わせる感がある。また、ゾイドの風貌もバイオゾイドのような生物の骨格を思わせる有機的なフレーム(素体)の上に外装を被せたデザインとなっている。歴代ゾイドのアニメでは過去に登場したゾイドなども登場していたが、今作は全て初登場のゾイドばかりで過去に登場したゾイドは登場しない。

これまでの作品と比べると、キャラの名前やデザインに言動、常識離れしたギャグシーンやその頻度の多さなど、幾分子供向け要素が強いのも特徴である。

あらすじ

此処は荒廃した未来の地球、そこには金属の肉体と動物の本能と闘争心を持った生態系の頂点に君臨する最強生命体ゾイドが住んでいた。
人々はゾイドを『脅威』として恐れたり、『兵器』として各地を支配し、『相棒』として共に歩んでいった。

ゾイドを『脅威』として恐れている、切り立った断崖の村に住む少年アラシはゾイドを『相棒』に旅をする父親に憧れ、自分のゾイドを取るために村から抜け出しゾイドを捕まえに行った。
捕まえようとしたゾイドに襲われそうなところをシュプリーム団のリーダーベーコンに助けられる。
ベーコンたちの目的はゾイドを『兵器』とし支配する『デスメタル帝国』から逃げ出した『伝説のライオン種』のゾイドを追うために旅していた。
タイフウに怒られ不機嫌なアラシはそれでも自分の相棒を諦めることができず、『伝説のライオン種』のゾイドの噂を聞くと咆哮が聞こえた場所へ向かう。そこには傷ついた伝説のライオンワイルドライガーがアラシの前に現れた。そこに現れるデスメタル帝国、アラシの旅立ちはここから始まる。

ゾイドと人間が究極の絆を結んだとき、秘められた力が覚醒する。本能解放、ワイルドブラスト!

ゾイドの特徴

本シリーズの制作にあたりタカラトミーがこだわった点は「“ロボットっぽさ”からの脱却」だという。「近年、戦争やロボットを扱った子ども向けの作品は減少が続いており、いまの小学生にとって兵器としてのロボットは身近ではなくなっている。そこで、従来とは異なる野生あふれるゾイドが現代っ子に合うと判断した」との事である。
ITmediaビジネスオンライン通信の記事より引用)

このため、一部例外を除いてコクピットが露天式(所謂「懲罰席」)になっているのが特徴で、人間はゾイドの首や背部に跨って搭乗し、ゾイドの乗り手の呼称も「パイロット」から「ライダー」に変更されている。

従来のメインシリーズのゾイドと比較すると約半分ほどの大きさに縮小され、設定上の大きさは24ゾイドやSSゾイド、ブロックスゾイドに近しい大きさとなる(メイン機体のワイルドライガーで例えるならば、絵的には人間がサイズのライオンに跨っているような形になる)。

また、本シリーズでは砲やミサイルなどの飛び道具を搭載したゾイドが少なく、目に虹彩や眼球を持つのも、これまでにはバイオゾイド等でしか見受けられなかった。各種ゾイドのモチーフとなった動物の表記が「型」から「種」となっていること、同種のゾイドでも化石上の個体差があるとされている生物的な特徴も従来のゾイドシリーズとは異なり、更に各ゾイドには人間と心を一つにする事で発動できる本能解放(ワイルドブラスト)という能力を持ち合わせている。

コックピットがない事とサイズ、射撃武器の少なさは「惑星Ziにおいて人間に改造される以前のゾイドの姿」にも近い部分がある。

設定によれば、ゾイド人がパンゲア大陸がある超古代の地球にタイムワープし、数万年前に地球に飛来した1個体のゾイドコアから派生した生物であり、絶滅直前の恐竜とゾイドが融合したとされている(参照)。この設定に基づけば、重力や大気中粒子、金属イオン等の条件が惑星Ziと異なる地球では巨大化できる限界があるという説も考える事もできる。いわば、『装甲巨神Zナイト』の世界観と同じ環境条件に棲むゾイドということになる。

惑星Ziは、ゾイドが生まれ育つ条件 (水中や地中の金属イオン等)の他にも、例えばタキオン粒子など大気中粒子の状態が地球とは異なる(マグネッサーシステムエナジーチャージャーなどが機能し、荷電粒子砲が台頭する)ほか、人間や虫などゾイド以外の生物も金属細胞を含有する。

アニメ本編でも「集団行動が得意な事を活かした連携攻撃」、「夜行性なので元気のいい夜間に移動する」など各ゾイドの生態を活かした場面が見られる。少なくとも、アニメシリーズにおいて「ゾイドが主体で行動する」というのはこれまでとはほぼ逆のパターンであり、歴代でも特にゾイドの心や主体性をフィーチャーしているといっても過言ではない。

キットについて

設定が旧来のシリーズから変更されたため、キットの縮尺は1/72からミリタリーモデル等では一般的なサイズの1/35となり、それに伴いゾイドに跨らせるパイロット(ライダー)フィギュアのサイズも大きくなった。

ちなみにゾイドの各部に取り付ける軟質素材製のキャップやパイロットフィギュアは本シリーズからの新規造型であり、いずれのキットに付属するライダーのフィギュアもアニメの登場キャラクターではなく、ボディスーツを身に纏ったライダーとなっている。また、キャップも陣営ごとに形状が異なり、フリーダム団やシュプリーム団側のゾイドは半透明な円柱状のキャップ、デスメタル帝国側のゾイドは不透明で棘の付いたキャップが使われている。

先に記したコンセプトの示す通り、本作のゾイドは過去の地層から発掘されたものを復元しているという設定が与えられており、ラインナップされているキットも基本骨格と動力が組み合わさったフレームに装甲を取り付ける形でそのコンセプトを再現している。

なお、キットはバラッツのようにパーツがランナーからあらかじめ切り離されていてニッパーを必要とせず、フレームや装甲などの各種パーツ類は分解状態でキャップやパイロットフィギュアの入った「Sパック」、骨格パーツの入った「発掘パック」、外装パーツの入った「復元パック」というビニール袋に個別に包装されていいて、パックを固定している梱包材の段ボールには、地層をイメージした模様が描かれている。

前述の切り離し済みパーツをはじめ、取り扱い説明書(復元の書)も前年のセイスモサウルスから取り入れられたフルカラー印刷となり、更にはタカラトミーのYoutubeチャンネルにて組み立てサポート動画も配信されているため、低年齢層でも組み立てやすいよう配慮されている。キットの中の構成と組み立て工程を「復元」、説明書を「復元の書」に見立てたことにより、世界観に入り込める「なりきり玩具」の要素も含まれている。

ゾイドシリーズの醍醐味とも言えるゼンマイやモーターによって各部を可動させながら歩行する駆動ギミックの他にも今シリーズの目玉であるワイルドブラストギミックも手動または電動で再現でき、大型モデルではそれに合わせた大胆な変形ギミックを楽しめる。

また、各ゾイドの装甲には従来のゾイドシリーズのように3mm径のハードポイントが設けられており、規格さえ合えば今までのシリーズのカスタマイズパーツは勿論、ゾイドシリーズ以外のプラモデルのパーツを取り付ける事も可能である。

登場人物及びゾイド


フリーダム団(主役サイド)

ライダー


ゾイド



シュプリーム団

ライダー


ゾイド


デスメタル帝国(敵サイド)

ライダー


ゾイド


その他

人物


ゾイド


地理

ワイルド大陸

  • 鉱山地帯
    • デスメタル本拠地
    • 大火山デスロッキー


  • 平原地帯
    • イナカ村

  • 密林地帯

  • 砂漠地帯

  • 詳細位置不明
    • ペンペン村
    • テンガロ村
    • ベスボ村
    • ゾイド開発研究施設ロウヤ
    • 奴隷都市カンゴク
    • キラキラタウン
    • ドイナーカ村

余談

  • 登場人物の名前の多くはメインターゲットの低年齢層にも覚えやすいように一部の人物を除き天気食べ物調味料単語などから取られている。
  • これまでのシリーズにおいて「モデルとなった生物の大型個体よりも体長が短い」という例は主にスピノサパーなどが当てはまるが、全体として見ればかなり少数派であった。だが、本作ではその条件に当てはまるゾイドの割合が少なくない。
  • 次回予告の前に『ゾイドワイルド』の世界設定や用語を初心者のアラシが質問側、ベーコンやペンネのような経験者が解説側としてSDキャラになってメタ発言を含めた漫才形式で説明するオマケコーナーが挿入される。


関連動画



関連タグ

タカラトミー TOMY ZOIDS ゾイド

ゾイド-ZOIDS- ゾイド新世紀/ゼロ ゾイドフューザーズ 機獣創世記ゾイドジェネシス

外部リンク

ゾイドオフィシャルサイト|タカラトミー
ゾイドワイルド公式ページ(玩具版:アプリのダウンロードもこちらから)
ゾイドワイルド公式ページ(アニメ版)
MBSラジオ内ゾイドワイルド~本能覚醒ラジオ~公式ページ

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