「捨てられた孤児、呪われた少女、人形一族の末裔…相手の好みにもよるけど、どんな過去でも用意できるよ~」
概要
「仮面の愚者」の1人。つかみどころがなく、手段を選ばない人物。
危険な演劇のマスターで、役作りに夢中になっている。千の仮面を持ち、万の顔を演じることができる。
富、地位、権力…これらは花火にとって重要ではない。彼女を動かせるのは「愉しいこと」だけである。
プロフィール
人物
「仮面の愚者」に所属している少女。自身のことを「花火」と呼び、周りもそう呼んでいるが、おそらく本当の名ではないだろうと思われる。
天性とも言える演技の才能を持ち、ありとあらゆるバックボーンを持つ自分を演じることができる。演技をする上で、自分の人生に勝る舞台はないと思い至っており、その演技は物理的な舞台という狭い空間に収まることを知らない。
基本的には楽しいかどうかを優先しているが、その楽しいことに一般的な道徳は考慮されていない。「仮面の愚者」の旨である「幸災楽禍」の資質は歴代でも屈指とされ、愉悦の輩でさえ彼女に対しては眉を顰め関わろうとしないという。
能力と戦術
味方に対する会心ダメージメインのバフやSPに関連する能力を持つサポーター。
軌跡
- 通常攻撃「独り芝居」
「悪役は花火に任せてぇ~」
指定した敵単体に花火の攻撃力50%~100%分の量子属性ダメージを与える。
追加能力「歳時記」解放後は、通常攻撃でも戦闘スキルと同じ分のEP(30)を回復できる。
- 戦闘スキル「夢を泳ぐ魚」
「動揺しちゃだーめ」
「頑張ってね?」
指定した味方単体の会心ダメージを、花火の会心ダメージ12%+27%~24%+45%分アップする、1ターン継続。その味方の行動順を50%早める。自身に対してこのスキルを発動した時、行動順を早める効果は発動しない。
- 必殺技「一人千役」
「かくれんぼしよっか」
「愚者千面、浮世を遊び尽くさん…答え、見つけてごらん?」
SPを4回復し、味方全体に「奇怪な謎」を付与する。「奇怪な謎」が付与されている味方は、花火の天賦の与ダメージアップ効果がさらに各層6%~10%アップする、2ターン継続。
- 天賦「叙述トリック」
花火がフィールド上にいる時、最大SP+2。味方がSPを1消費するたびに、味方全体の与ダメージ+3%~6%。2ターン継続、最大で3層累積できる。
他のサポーターには無い花火固有の能力であり、これだけでも実装前の戦闘における前提を覆す破格な能力。
- 秘技「信用できない語り手」
「見て見て~?」
秘技を使用した後、味方全体は20秒の「ミスリード」状態になる。「ミスリード」状態になると敵に発見されず、敵を先制攻撃して戦闘に入る時、SPを3回復する。
- 追加能力
「歳時記」 | 通常攻撃をする時、EPを10回復する。 |
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「人造の花」 | 戦闘スキルの会心ダメージアップ効果の継続時間が、ターゲットの次のターンが回ってくるまで延長される。 |
「夜想曲」 | 味方全体の攻撃力+15%。パーティに量子属性キャラが1名/2名/3名いる時、さらに味方量子属性キャラの攻撃力+5%/15%/30%。 |
星魂
①「捨て置かれた疑念」 | 必殺技が付与する「奇怪な謎」の継続時間+1ターン。「奇怪な謎」を持つ味方の攻撃力+40%。 |
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②「謂れなき虚構」 | 天賦の効果1層につき、味方がダメージを与える時、さらに敵の防御力を8%無視する。 |
③「夢幻泡影」 | 戦闘スキルのLv.+2、最大Lv.15まで。通常攻撃のLv.+1、最大Lv.10まで。 |
④「俗世遊興」 | 必殺技がさらにSPを1回復する。天賦の最大SPアップ効果がさらに1アップする。 |
⑤「裏表の真相」 | 必殺技のLv.+2、最大Lv.15まで。天賦のLv.+2、最大Lv.15まで。 |
⑥「重なる解答」 | 戦闘スキルの会心ダメージアップ効果が、さらに花火の会心ダメージ30%分アップする。花火が戦闘スキルを発動する時、戦闘スキルの会心ダメージアップ効果が、「奇怪な謎」を持つすべての味方に対して有効になる。花火が必殺技を発動する時、花火の戦闘スキルによる会心ダメージアップ効果を持つ味方が存在する場合、「奇怪な謎」を持つ味方にその効果を拡散する。 |
基本的にどれも腐りにくい強力な効果を得られる。完凸までは行かなくても途中まで凸をしたい場合は2凸がおすすめ。
装備・編成について
- 編成
基本的には持続ダメージメインのパーティー以外は汎用的に組むことができるが、量子属性バフを活かして弱点付与を持つ銀狼と組んだ量子染めパーティー、最大SPとSP消費バフを活かして丹恒・飲月や青雀のようなSP消費量の多いアタッカーと組ませたパーティー等で運用するのが効果的だろう。
一方、純粋なバッファーとしては他のキャラに劣るため、他の調和か虚無キャラを入れておこう。
作中の動向
主にピノコニー編にて登場。
最初の登場は一人で散策していた所をアベンチュリンが接触。花火に協力を申し出るものの、すげなく断られる。
二度目の登場は開拓者の前にサンポに化けた状態で登場。サンポから聞いた評価に反して、後手に終始する開拓者に失望し、ピノコニーの裏に隠れた謎の夢境に落とした。
その直前に変装を解いたがおよそ接触とは言えない接触であり、この後に続くストーリーで開拓者は花火の存在を知る事になる。
三度目はサンデーを"挑発"する為、"夢境で殺害"されたロビンに変装しに接触するが、当然即見破られる。そのままサンデーに手を貸すついでに自身の変装で代役を務めることを提案するものの、前者はファミリーに目算があること、後者は妹への愚弄であるとして拒否された。
ブラックスワンの同行クエストは、実質花火の同行クエストも兼ねており、彼女に謹製の「推理ゲーム」を投げかけ、ブラックスワン(と巻き込まれた本物のサンポ)がクリアの為奔走するというもの。
コラボレーション
世界観に密接な繋がりを持つ『崩壊3rd』にも、Ver.7.9で共演することが決定。コラボ枠ながら本編第二部にもガッツリ絡んでくる。
時系列的には『スターレイル』本編より5,6年前の筈だが、どういう経緯か、同じく倫理観が明後日の方向に飛んだヴィタと手を組む悪夢の共演が成され、物語を大きく引っ掻き回す事が予想される。
余談
- 劇中では小さな拳銃や大きな木槌を使う場面もあるが、総じて直接的な戦闘手段にする様子はなく、脅しやゲームの子道具という感覚に近い。
- キャラクター実践紹介PVは某音ゲーに登場する絶望と狂気の体現のような、サイケデリックで歪んだ世界観が表されており、楽曲制作者のLeaF氏も反応していた。ちなみに本人とは無関係なのでご注意。
- 底知れない幻術の力を持つ彼女だが、上記コラボPVでは3rd世界基準でも脅威視されるヴィタと(幻術込みで)白熱した勝負を繰り広げており、まだ原作側では全然本気を出していない事がうかがえ、戦々恐々または羨んだ開拓者諸氏も多い。
関連動画
光円錐
アニメ
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関連タグ
制服花火:制服姿の花火のイラストに付けられるタグ。