スペック
機体名 | スコーピア |
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英表記 | SCORPEAR |
番号 | ZW04 |
所属 | フリーダム団(ゾイドワイルド)帝国(ゾイドワイルドZERO) |
分類 | サソリ種 |
骨格分類 | 8足虫骨格 |
異名 | 暗殺仙人掌(アサシン カクタス) |
全長 | 3.9m |
全高 | 3.6m |
重量 | 10.0t |
最高速度 | 129km/h |
発掘地域 | ワイルド大陸 砂漠地帯 |
IQ | 81 |
本能解放技名 | ヒット&デス |
搭乗者 | ペンネ、帝国軍一般兵(ゾイドワイルドZERO) |
ステータス |
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武装 |
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装備 |
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クラス | S |
動力 | ゼンマイ |
発売日 | 2018年6月23日 |
価格 | 1200円 |
組立時間 | 約30分 |
概要
「狙え!スコーピア!私の魂と共に!!」
砂地に潜伏し奇襲攻撃を得意とするサソリ種の小型ゾイド。尻尾の尖端部にあるポイズンテイルには強い毒を持ち、その毒性はゾイドの体を溶かす威力があり、このゾイドが埋まっていた地層と一緒に発見されたガノンタスの身体の一部が大きく溶けていることからその威力が証明されている。ガイサックのポイズンジェットスプレーやブリッツホーネットのAZポイズンニードル等のようにゾイドにも有効な毒を武器とするゾイドは歴代のゾイドでも珍しい。ちなみにスコーピアの毒はゾイドは元より人間にも効くらしく、薄めれば睡眠薬のように作用する(副作用で睡眠効果が切れた際に腹痛を起こす)。攻撃名は「ヴェノムスティンガー」。
また、僅かな光や振動、匂いを感知できる優れた感覚を持つ。小型で軽量なためか機動力も良く、ワイルドライガーやナックルコングを相手取った時は倒すまでには至らかなかったものの、比較的善戦をしている。ただ集団戦は不得手なのか、1対1であれば容易く仕留めているはずの同格のラプトールでも複数相手にする場面では終始押され気味であった。
本能解放すると、槍状の武器「ポイズンスピア」を前方に展開し、まるで三つの尾を持つサソリのような姿になる。本能解放技はハサミで敵ゾイドの動きを封じながらポイズンスピアを突き刺して強力な毒を注入する『ヒット&デス』。この際、両横2本を先に突き刺し、視点として狙いがブレないようにしている。
「突き刺せ!ヒット&デス!!」
ゾイドキーは赤・銀色で、ポイズンテイルとポイズンスピアを模した形状(ワイルドブラスト時に展開する部分)。
アニメでは
劇中ではペンネの相棒ゾイドとして彼女共々登場。初登場以降はラプトールと対峙することが多い。元々は野生の個体であり、足を怪我していたところペンネの父が自身が経営する工場へ連れて帰ったのがまだ幼かったペンネとの出会いであった(相棒との出会いがわかっているフリーダム団のなかではソルトとハンターウルフと同じくらい古い付き合い)。
その後家族として一緒に生活していたが、不幸が重なり相次いで彼女の両親が亡くなった為、彼女にとっては最後の家族とも言える存在。
身寄りのない子供たちの為にペンネが嫌々やっていた仕事に対し特に嫌がるそぶりは見せなかったが、やはり彼女には素直になって欲しかったようで、彼女がデスメタル帝国との訣別を宣言した際にゾイドキーを渡した。
スコーピア自身は、フリーダム団は大切な仲間だと思っているらしく、自身達に逃げるように指示したアラシを助ける為、逃げる途中で足を止めている。
最終決戦ではギャラガーの元を目指すアラシに同行、追手を引き受けるが不意を突かれて背後からデスレックスに食いつかれてしまうものの、辛うじて尾を食われるだけで済んでいる。
キットについて
ゼンマイを巻くと左右4対の脚を揺らしながら歩行し、ハサミと顎を開閉するアクションを行う。脚部はカブターやクワーガとは違い、左右2対の脚が繋がったパーツを互い違いに組み合わせていた造りになっている。
ポイズンスピアを前に倒す事で本能解放状態となり、やや前傾気味の姿勢となる。ポイズンスピアは根元と刃の部分の二軸可動となっている。
また、キットはレブラプターのようにゼンマイの竜頭が着脱式となっており、ディスプレイ時は尻部にポイズンタンクとして装着する。万一ポイズンタンクを紛失してしまっても、プラスドライバーを差し込んでゼンマイを巻くことができるようになっている。
バリエーション
スコーピアファントマ
Nintendo Switch用ソフト『ゾイドワイルド_キングオブブラスト』に登場する亜種。
毒々しい警告色が特徴で、深い森林地帯に生息し、攻撃力が下がっている代わりに毒の威力は大幅に上がっている。
帝国軍攻撃部隊仕様
『ゾイドワイルドZERO』に登場。砲撃戦も視野に入れた帝国軍のゾイドであり、装甲の色は鼠色となり、尾部にはA-Z対空速射砲2門とサーチライトを装備。帝国軍ゾイドの特徴として目はZ-Oバイザーで覆われている。
1話目から登場しサリーを追うが、ライガーにあっさり退けられるという出オチギリギリの扱いである。
その後も度々登場している。
ゲームでは
Nintendo Switch用ソフト『ゾイドワイルド_キングオブブラスト』及び『ゾイドワイルド_インフィニティブラスト』ではワイルドブラストを発動するとスパイデスが助っ人として召喚され、攻撃をサポートしてくれる。
更にファイナルブラストを発動するとデススレッド(蜘蛛糸)で相手を捕縛し、確実にヒット&デスが打ち込めるようにしてくれる。相手涙目。
ワイルド無印でペンネとヨウカンがコンビで共闘したことがあるため、それの再現だろうか。
余談
- ガイサックやデスピオン、デススティンガーのような従来のサソリ型ゾイドは大体尻尾の針に相当する部位が銃砲となっており、刺突の為の針を持つサソリ型ゾイドは(改造ゾイドを除き)スコーピアが初となる。
- 『She-Ra: Princess of Power』および『シーラとプリンセス戦士』に登場する女怪人・蠍女も同じ名前だが、綴りは "Scorpia" 。