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ナックルコング

なっくるこんぐ

玩具・アニメシリーズ『ゾイド』に登場する架空の金属生命体の一種。メイン画像の後ろの、いかにもゴリラのような奴。
目次 [非表示]

スペック編集

機体名ナックルコング
英表記KNUCKLE KONG
番号ZW10
所属デスメタル帝国(DEATH METAL)
分類ゴリラ
骨格分類4足獣(変化型)骨格
異名鋼鉄の拳骨
全長5.4m
全高4.9m
重量54.0t
最高速度180km/h
発掘地域ワイルド大陸 密林地帯
IQ102
本能解放技名胸熱拳(むねあつけん)
搭乗者フォアグラ/ノックス大尉(ZERO)
ステータス
  • アタック:10
  • ディフェンス:7
  • スピード:6
  • スタミナ:7
  • IQ:7
  • ワイルドブラスト:8
武装
  • ナックル
  • パワーショルダー(上部)
  • パワーショルダー(下部)
装備
  • 起動骨
  • 大胸板
  • ダンパーボーン
  • ジェットブースター
  • 放熱フィン
  • 放熱弁
クラスM
動力モーター
発売日2018年9月29日
価格3000円(税抜)
組立時間約40分


概要編集

肉弾戦を得意とするゴリラ種の中型ゾイドで、発見された当初は骨形状が人間と類似していたため、「ヒューマゾイド」と呼ばれていた。


腕力が非常に強く、これを活かした攻撃を得意とする。腹部、胸部、肩部の広範囲が鋼鉄アーマーで覆われており、前方からの攻撃に対する防御力に長けている。普段は腕と足でナックルウォークを行うが、本能解放すると立ち上がり、肩装甲・パワーショルダー(下部)をグローブのようにしてナックルに装着し、強化したナックルで強烈なパンチを繰り出すことができる。

ついったゾイドラクガキまとめワイルドゴリラサティスファクション編


本能開放技はドラミングで大胸板に発生した熱エネルギーを(原理は不明だが)ナックルに集結させ、敵ゾイドに高温の強烈なパンチを叩き込む「胸熱拳」。アニメではドラミング中に地面に亀裂が走るほどの衝撃を放ち相手の動きを封じるため、付け入る隙がない。


アニメでの活躍編集

アニメ版ゾイドワイルドではデスメタル帝国四天王の一人、原始のフォアグラが駆るゾイドとして登場。

フォアグラの趣味で搭乗席にはドラムセットが設けられている。


本作に登場するゾイドの中でも屈指の凄まじい強さを見せており、1度目の対戦ではワイルドライガーの「キングオブクロー」でも傷一つつけられない胸部装甲、ガノンタスの「亀光砲」をいとも簡単に弾くパンチ、更にスコーピアが撃ち込んだ毒からもすぐに回復し、逃走したワイルドライガー達に追いつくなど、技のチャージ時間がシビアなこと以外は殆ど弱点がない。その技のチャージでさえ先述の通りの為、完全無欠に近い。


2度目の対戦では初見であるはずのハンターウルフのハウリングシャウトも、胸熱拳で攻撃することで対応する凄まじい強さを見せた。だが、そちらに気を取られたことでワイルドライガーの新技「キングオブクロースパイラル」を装甲の無い背中に喰らい、最後は額にスコーピアの「ヒット&デス」を受けたことで敗北した。


後に先の戦いで破壊されたステゴゼーゲのボーンソーを腕に装着し再戦。これによりワイルドライガーのタテガミクローを切断し、トリケラドゴスのアッパーホーン(角)とフリルシールド(盾)をも破壊するほどの攻撃力を得た。更に最終決戦では胸部アーマーをガブリゲーターの背部アーマーに換装して登場している。


アニメ版では本能解放状態を除けば色違いや何らかの理由で体色が変化したゾイド、戦闘または事故で体の一部が破損したゾイドは多くいるが、追加武装で外見が変化したゾイドはナックルコングのみである。



バリエーション編集

ナックルコングバグナウ編集

NintendoSwitch用ソフト『ゾイドワイルド キングオブブラスト』に登場する亜種。後にバトルカードハンターにも他の亜種と共に殴り込みを果たす。


砂漠地帯に古くから生息する老体のナックルコングで、白い装甲は長く砂に晒されて装甲の表面が剥がれ落ちた事によるもの。体力などにこそ衰えが見えるが、経験に裏打ちされた技のキレは鋭い。現実のゴリラに存在した白い個体コピート・デ・ニエベをモチーフにしていると考えられる。


ちなみにバグナウとは「虎の爪」を意味する名を持つインドの暗器で、ゾイドシリーズではソウルタイガーの武器でお馴染み。


帝国軍仕様編集

ゾイドワイルドZERO』の帝国軍の戦力として数体登場。

目をZ-Oバイザーに覆われ、背中には左側にA-Z対空4連装砲を、右側に名称が不明のガトリングガンを搭載(形状からしてスナイプテラのフォースバレルガトリングだろうか?)。右肩近くにガトリングを搭載する点ではアイアンコングSSを彷彿させる。


「裏切りのガトリングフォックス」にて合計3体が登場(それ以前に2話でバイザーを装備された改造途中の個体が登場している)。


レオ一行もといサリーを連行するために現れ、2機はレオのビーストライガーアイセルのラプトリアが対処して引き付けるもノックス大尉の乗機がサリーの乗ったバズの運転するジープを鹵獲。レオ達に「同行しなければ握りつぶす」と脅しをかけるが、帝国軍を抜けたバーンの乗るガトリングフォックスの横槍で解放されてしまう。

そのままフォックスがエヴォブラストを発動、「スラストスプレッド・ファイア」による銃撃の雨を浴び全機ともダウンしてしまった。

前作の設定を考えれば装甲の強度的にこれぐらいで倒れるのかは疑問だが、ノックバックなどの効果があったか普通に必殺技レベルの威力だったからだろうか。


ギミック編集

モーター動力により、スイッチを入れるとわずかに口を開閉しながら、ナックルウォークを開始する。本能解放(ワイルドブラスト)は手動で行い、直立させた状態で拳を手の甲が外側に向くように回転させた後、肩から腕に繋がれたアーマーを移動して拳に装着、大型化させ再びスイッチを入れると口を大きく開閉させ、身体をのけぞらせながらドラミングの動作を行う。このギミック変化が秀逸で、ゾイド第3シリーズのキットの中ではファンから非常に高い評価を得ている。


余談編集

シリーズ全体ではレイコング、モーター駆動ゾイドではアイアンコング以来の完全新規のゴリラのゾイドとなり(デッドリーコングアイアンコングの流用品)、動力付きゾイドとしては初めて明確な「口」(と牙)が再現されているが、口のあるゴリラ型ゾイドはコトブキヤのHMM版アイアンコングがこれに先んじている。また、ギミックの関係で腕の可動軸が横向き、つまり肘が横に突き出る形になっている。


関連タグ編集

ゾイド ZOIDS ゾイドワイルド ゾイドワイルドZERO デスメタル帝国 フォアグラ(ゾイドワイルド)

ゴリラ


アイアンコング ハンマーロック デッドリーコング レイコング

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