スペック
機体名 | ビーストライガー |
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英表記 | BEAST LIGER |
番号 | ZW25 |
所属 | 共和国 |
分類 | ライオン種 |
骨格分類 | 4足獣骨格 |
異名 | 紅の獅子王 |
全長 | 8.7m |
全高 | 4.5m |
重量 | 51.6t |
最高速度 | 235km/h |
発掘地域 | 不明 |
IQ | 107 |
進化解放技名(第1段階) | ビースト・オブ・クロー |
〃 (第2段階) | ビースト・オブ・クロー・破(ブレイク) |
搭乗者 | レオ・コンラッド(ゾイドワイルドZERO)、獣機カイ(ゾイドワイルド2) |
ステータス |
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武装 |
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装備 |
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クラス | M |
動力 | モーター(単4形乾電池×1本) |
発売日 | 2019年7月27日 |
価格 | 3500円(税抜) |
組立時間 | 約40分 |
概要
白と赤のタテガミを持つ、かのワイルドライガー(特に「紅蓮」に近い)によく似た伝説のライオン種のゾイド。
非常に高い戦闘能力を持ち、機体各部が運動効率を上げる形態に進化した。
ワイルドライガーのスペックと比較すると、ディフェンスは負けているがアタック・ワイルドブラストは同等、それ以外は上回っている。
また、頭部横の白いフリルはワイルドライガーより細分化されており、よりタテガミに近い造形となっている。
ビーストライガーが発掘された記録は少なく、発見するのは極めて困難、
復元された機体には未知なる力が宿るとされ、様々な人間が捕獲計画を企んでいる。
解放時はワイルドライガー同様頭部横のフリルがエリマキトカゲのように展開し、放熱フィンから余剰熱を発しながら背中の「レッドタテガミクロー」を解放する。
このレッドタテガミクローは、リーチに合わせて攻撃を行うことができるよう2段階の展開が可能。
その為、ハンターウルフと同様に解放技が2種類ある。
第1段階の進化解放技は、レッドタテガミクローで敵を切り裂く「ビースト・オブ・クロー」。
第2段階の進化解放技は、レッドタテガミクローから更に黄金の爪「ゴールドタテガミクロー」を展開しリーチを強化、トドメの一撃を与える「ビースト・オブ・クロー・破(ブレイク)」*
アニメではリーチの都合か「ビースト・オブ・クロー」はバズートル戦のみで披露された(しかも相手の防御力で防がれた)。
ゾイドワイルドZEROにおいての活躍
主人公レオ・コンラッドの相棒ゾイドとして登場。
レオが発掘・復元したゾイドで付き合いも長く、アラシのワイルドライガーと違って輸送用ゾイドとして運び屋の仕事以外にもレオの谷越えチャレンジに付き合ったり、指笛で彼の元に駈け付けるなどその関係は良好である。
またサリーも仲間と認識しており、巻き込んだことを気に病んだ彼女がこっそり出て行こうとした際には、それを引き留めようと道を塞いでいた。
当初は他のライオン種と違ってアーマーが少なく色合いも灰色に近い上述の画のような姿(通称“アーリータイプ”)で登場し、背中にはレオが取り付けた荷物用保管ボックスやロケットブースターを搭載している。
ライオン種最大の特徴であるタテガミクローも無いため、武器は脚の爪のみと戦闘面ではかなり貧弱だった。
一応帝国軍の完全復元且つ改造状態のスコーピアのようなS型ゾイドなら充分だったが、M型ゾイド以上となれば不利であることは否めない。
成り行きでサリーを追ってきた帝国軍を迎撃しスコーピアは蹴散らしたものの、改造されたキャノンブルにはライダー・リュックの力量も相まって窮地に陥るが、
サリーが持つペンダントをコックピットに投げ込んだことでその光によって赤白のアーマーとタテガミクローが形成され(レオも左手の一部が金属に変化した)、能力や機動力も全体的に向上。
キャノンブルを先ほどとは打って変わって高機動力で翻弄、
9連キャノン砲を耐え凌いで「9連徹甲砲(ナイン・バースト・キャノン)」をも全弾躱し、ビースト・オブ・クロー・破で返り討ちにする。
その後もレオと共に帝国軍との激闘を繰り広げていった。
しかし帝国軍が化石を集め復元・改造したジェノスピノには為す術もなくタテガミクローや装甲を破壊されてしまう。
装甲の破片が内部に食い込んでいる恐れがあるとしてなすすべもなく石化したが辛うじて生きてはおり、リジェネレーションキューブの端末の再起動に準じてキューブがあった「希望の地の湖」に入り、恐らく光を浴びた結果包まれたと思われる石のコンテナに入った、さしずめ「繭」のような状態で登場し、レオの強い思いと共に彼の金属化した左手が触れた事で復活する。
しかしアーリータイプ以上に装甲が少ない灰色の姿となる。
その後ライガーは武装の中で唯一発見されレオの手で修理されたタテガミクロー一本をメイン武器に、残骸から使えそうな火器を手当たり次第に取り付けた重武装形態になり、再びジェノスピノに立ち向かう。
だが、出撃したその途中で帝国のスピーゲルが搭乗するドライパンサーの襲撃を受ける。
ステルス機能搭載のドライパンサーに苦戦するが、
レオとライガーの強い絆によって新たなる姿へと進化する……
ゾイドワイルド列伝
「獅子の飛翔」にてZERO第1話以前のレオとの関係、そしてバズとの出会いが描かれた。
この時点ではまだ、レオと本編ほど通じ合ってはいなかった。
廃墟を突っ切ろうとしてジャミンガの群れに襲われどうにか逃げ切った先でうっかりレオ共々「イージスバレー」の谷底に落ちてしまい、同じく谷底に落ちて自動車が壊れた上骨折をして動けないバズと出会う。
先のジャミンガから逃げ切った際に負傷したライガーの手当てができないか尋ねると、バズが運び屋の仕事として行く先だった帝国軍ならパーツが手に入るかも知れないと分かり「車が動かせない」ことや「近くに最近盗賊団が出没しているらしい」、ということもあってバズを手伝うことになる。
谷底から荷物を引き上げ終わったところ、件の盗賊団が襲来。
盗賊団の駆るラプトールにバズ共々傷つけられ、ライガーも手負い故あっさりと退けられてしまう。
だが、レオはボロボロになりながらも荷物を必死に守る。
「死んでも渡すもんか······これが無いと、ライガーを治してあげられないんだ······!
ライガーは······ライガーは俺の家族だ!! 俺が絶対に、守ってやる!!!」
そう叫んだ時、遂にライガーとレオの意思が一つになりライガーはレオを受け入れ、搭乗させる。
盗賊団から逃げる為イージスバレーを飛び越える···、
と思われたがやはり陸上型ゾイドのライガーでは叶わず、再び谷底に落下してしまった。
さすがの盗賊団も谷底までは負えないと諦め、その後通りかかった帝国の警備兵に救助されどうにか帝国に荷物を届けライガーのパーツも工面してもらえた。
そしてレオはバズの運び屋の仕事を手伝うことを決意し、運び屋の仕事の傍ら運び屋の拠点として工房を作った。
飛ぶためのブースターを作成し、幾度も試行錯誤を重ねて谷越えをチャレンジ。
それから5年後、今日も谷越えチャレンジに挑むのだった。
そして、ZERO第1話に繋がる・・・。
ゾイドワイルド インフィニティブラスト
第1章で登場。主人公と共和国軍一行が「アダマン領域」を調査中に遭遇。
交戦後、傷ついて弱っていることが判明し、主人公に懐き仲間になる。立ち位置的には主人公の相棒ポジのようだ。
ワイルドアクションではゴールドタテガミクローからオーラを伸ばして離れた相手も攻撃できる、エヴォブラストするとゴールドタテガミクローから斬撃エネルギーを飛ばして攻撃するなどゲームオリジナルの技が追加されている。
OPムービーでは威嚇のためか唯一ワイルドブラストしている。ちょっとかわいい。
キットについて
モーター駆動タイプのキットで、使用する電池は単4形1本。
前作のワイルドライガーのほぼ仕様変更品。
武装や装備の多くが共通し、骨格もタテガミクロー部分以外ほぼそのまま流用している。
歩行を始めて一定数歩くと背部のクローが展開するギミックも同じだが、
更に歩行させることでゴールドタテガミクローが展開する。
ゴールドタテガミクローを展開すると、口の開閉も行うようになる。
ゾイドワイルド列伝で『プロトビーストライガー』という名称でアーリータイプのキット版が受注限定販売。頭部のタテガミや前足側部のアーマーの形状、背中の試作型ジェットブースターは新規造形され、カラーリングは作中のカラーを完全に再現している(価格は4950円(税抜き))。
尚、タテガミクローなどのビーストライガー用のパーツがプロトカラーで塗装された状態で同梱されており、作中では実現されなかった『プロトカラー版ビーストライガー』を実現する事ができる。
バリエーション
名称不明
ビーストライガーが帝国軍に鹵獲された際、レオ、サリー、バズが軍に乗り込んで奪還したついでにA-Zインパクトキャノン砲を装備した姿。キャノン砲の砲身は畳まれ、2連装砲に近くなっている。
脱出時にキャノン砲はパージされた。
重武装形態
ジェノスピノを止めるべく、復活した際にアーリータイプ以上に少なくなった装甲や装備を補うべく手当たり次第に重火器を取り付けた急造の姿。
背部にはタテガミクローが1本取り付けられたほか、
- A-Z対空速射砲×2門
- A-Z2連装砲×4門
- A-Z対空4連装砲×2門
- A-Z対空レーザー砲×2門
- パワーライフル(尻尾につけている)
とここまで武装をてんこ盛りにしているにもかかわらず、ほとんど機動力は落ちていなかった。
最終的に新たな姿に進化した際、全て豪快にパージされた。
火山地帯仕様
ビーストライガーの存在を知り、自軍の戦力に組み込むために鹵獲を企てた帝国軍が計画した改造案で、超高温地帯での活動を想定したタイプ。
タテガミクローの形状が変更されているほか、帝国軍ゾイドの特徴であるゾイドの目を覆うZ-Oバイザーやキャノピー、拘束キャップなどが取り付けられている。
前脚には火器が付き、足首にも装甲を増設。
水陸両用仕様
敵地への海中からの侵略を目的として立てられた改造計画。
搭乗席はクリアバイザーで覆われ、背中、四肢、尾には「ハイドロジェット」を装備し、水中での移動に特化。
地上のレーダーに探知されないため、敵地への進撃が容易とされる。海中では移動に特化しているが、戦闘には適していない。
ハイドロジェットは陸地ではブースターとして機能し、一時的な素早い移動が可能。
しかし重量があるため、地上での長時間の装備は機体に負担が大きいとされる。
ビーストライガーゼロ
『バトルカードハンター』のZ-01弾に登場した、ゾイド新世紀/ZEROの主役機「ライガーゼロ」を模した伝説の亜種。
Zキャップ・タテガミクローのベースパーツを除くアーマーの白い部分が全てクリアホワイトとなっているのが特徴。
ビーストライガーM
マクドナルドとのコラボで誕生したバトルカードハンターの限定ゾイド。
ゴールドタテガミクロー、足の爪、頭の一部を除いて真っ赤なボディが戦場に映える。
ライジングライガー
文字通りの進化ゾイド、リンク先を参照。
ビーストライガー禍鎧
2024年に20周年を迎える『モンスターハンター』とのコラボで、似た骨格の牙竜種『マガイマガド』をイメージした機体。
リンク先参照。
余談
額部分に別基のパーツを持ち、「脚以外にも隠された爪を持つ」のはトリニティライガーにも共通する。
また、「第1話で復活、物語の途中で宿敵の攻撃によって大破・事実上の死亡を迎えた後「繭」に当たるものの中で復活・再生し(初期形態を挟んだとはいえ)新たな姿に進化する」点では『ゾイド-ZOIDS-』におけるシールドライガー➝ブレードライガーを彷彿とさせる。
奇しくもシールドライガーを倒したゾイドはモチーフこそ違えど「ジェノ」繋がりである。
アニメ版では前述の通り「アーリータイプから今の姿に進化した」とあるが、媒体によっては元の姿に戻ったと記載されていることもある。
インフィニティブラストの前日譚漫画ではライジングライガーと共に複数体存在してるような描写もあり、
サリーがビーストライガーの名前を知っていたような描写も踏まえると
レオのライガーは元々ビーストライガーだったが何らかの要因で弱体化しており、ペンダントの力で進化する形で覚醒ないしは元の姿に戻ったと考察することも出来る。
ライオン型のゾイドは大抵尻尾にも銃砲類が装備されており、初めて『ゾイドワイルド』シリーズでその波が途切れたかと思われたが、前作と今作を一括りにした場合、上記の重武装形態で伝統のそれが実現したことになる。
関連イラスト
関連タグ
ゾイド ゾイドワイルドZERO 進化ゾイド レオ・コンラッド
ワイルドライガー:前作の主役機。
アームドライガー:↑とのミッシングリンク的存在。
ライガーゼロ:主人公機の先輩。上記の通りバトハンに本機を彷彿とさせる伝説の亜種「ビーストライガーゼロ」が登場した。