スペック
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概要
特殊な炭素繊維を配合した漆黒のホリゾンタルアーマーを身に纏い、左右の肩に3枚の刃を隠し持つパンサー種の兵器ゾイド。
単独隠密行動に特化されたゾイドで、ホリゾンタルアーマーによる高度なステルス性能を有する他、3連サイレントガンで音もなく敵を狙撃する事ができる。アニメにおいても、走ったり飛び跳ねたりといった激しい動きをしない限り動作音が一切しないという形で高い静音性が演出されていた。
発掘時は骨格がライオン種やサーベルタイガー種と酷似していたが、爪の形状でパンサー種と判別された。復元の際は遠近戦の双方に対応し、さらに攻撃力を極限まで高めるために、重武装化が施されている。また、背面武装の排除するパージ機能により、攻撃力の低下と引き換えに俊敏性を最大限に引き出すことができる。
兵器解放時は肩部のシャドウシールドを水平に展開し、円周内部からA-Zドライブレードを突出させる。兵器解放技は、A-Zドライブレードを高速回転させながら敵集団に突貫し、多数の敵を問答無用に切り裂く「地獄の三連刃(ドライスラッシュ)」。
各メディアにおいて
ゾイドワイルドZERO
帝国軍兵士のスピーゲルが搭乗する隠密用ゾイドとして登場。ホリゾンタルアーマーにより、夜間や暗闇ならそこに溶け込むことでサイレンガンの機能もあって相手を錯乱させやすい。
スピーゲルの力量も相まって、夜間の戦闘という有利な状況もあり最新鋭ゾイドのガトリングフォックスを追い詰める(フォックスも光学迷彩機能で姿を消していたが、赤外線センサーで見破っていた)。
しかしとどめを刺そうとしたところで、ビーストライガーに防がれる。
追撃しようとするもリジェネレーションキューブの反応が消えたためその必要はないとランドから撤退するよう通信が入り、渋々引き上げた。
その後単独で侵攻するジェノスピノを止めようと急ピッチで銃火器を武装したビーストライガー(一度ジェノスピノに敗れて瀕死の状態になるも、リジェネレーションキューブの力で復活したはいいが弱体化に近い姿だったため)が急行しているところを強襲、そのステルス性で撹乱。
マシンブラストし、地獄の三連刃で死角から一気に討とうとするもライガーの本能と息を合わせたレオに回避される。
そして自分達へ向かってくるライガーがエヴォブラストした瞬間、ライジングライガーへと文字通り進化を果たす瞬間を目撃する。
その流れでライジングガンスラッシュを放ち向かってきたライガーをカウンターの地獄の三連刃で迎え討ち刺し違えようとするも、右側のドライブレードを切り落とされて膝をつくことになってしまった。
その後はジェノスピノと互角に渡り合ったライジングライガーさえも追いつめるほどの戦闘力の高さを見せつけた(実際1対1のままであれば勝利した可能性がある)が、緒戦での情報不足や想定外の状況の連続もあったせいか勝ち星は殆どない。
その後、スピーゲル共々シーガル及びランド博士による反乱軍(真帝国軍の先駆け)に就くことになるが、帝国軍と共和国軍合同の復旧中のジェノスピノ破壊工作任務にて、フォックスとの闘いで敗れてスピーゲルに放棄されてしまった。
後に真帝国軍の基地にて両シールドに全天候型ハイパワーブースターを追加された改造途中のドライパンサーが置かれていたが(密かに回収されていたのか別機体なのかは不明だが、状況的に後者の可能性が高い)、改造が未完了だったためスピーゲルの正規軍迎撃任務の際にはハンターウルフ改が使われている。
その後、ドライブレードの代わりに左右計4基のガトリング砲を装備し、A-Z3連チャージミサイル、A-Z対空4連装砲なども増設された拠点防衛装備仕様が登場した。
ゾイドワイルド戦記
第3話にて共和国軍に鹵獲・改造されたドライパンサーが登場。ゼノレックス初号機が保管されている格納庫を死守すべく帝国軍の軍勢を迎え撃った。ボディカラーはグレーでZ-Oバイザーは取り付けられたままであり、バイザーの色は橙になっている。
ボディカラーとバイザーの色を除けば上記の拠点防衛装備とほぼ同じ仕様になっている。
ゾイドワイルド列伝
第4話「疾風の黒狼」にて装甲のみ付いた姿で登場(スピーゲルがハンターウルフ改に乗っていることから、時系列は上記の少し前だと思われる)。
帝国軍を迎撃するためにスピーゲルがハンターウルフ改で出撃した後、ハンターウルフ改の遠吠えを聞いて自らの意思で戦場に駆けつけた(この際、カタパルトがドライパンサーの意思で動いているかのような描写がある)。
マシンブラストを最大出力で長時間使用したことでライダーのスピーゲルに負荷が掛かった事を考慮してか、ウルフに座席から緊急射出された彼を迎えに行き、彼を乗せて帰還した。
バリエーション
都市防衛戦仕様
装甲にグレーの都市迷彩を施した中・遠距離戦主体の改造案。A-Z対空4連装砲、A-Z10連装マニューバミサイルポッドを増設し、ドライブレードをジェノスピノのソーザーバルカンに換装。シャドウシールドの中央部にはバズートルの410口径ローテーションミサイルが装備されている。
兵器解放技はシャドウシールドの回転機構を活かし、ソーザーバルカンを乱射する「ローリングブレイク」。原型機に比べて重武装となったが、ドライパンサー本来のステルス性は損なわれていない。
格闘戦試作機
3連サイレントガンやシャドウシールドなどを外し、背部にファングタイガーのツインドファングを搭載。脚部にはコンバットクローを取り付け、前脚両肩部にはA-Z超電磁ブレードを装備し、近接格闘戦に特化した改造案。通常のドライパンサーに比べパンサー種本来の俊敏性や瞬発力を120%引き出すことに成功しており、A-Z超電磁ブレードを展開して最高速で走行することで短距離の滑空飛行も可能としている。
カラーリングも相まってどこかファングタイガーに近くなったのはご愛嬌。
拠点防衛仕様
ドライブレードの代わりに左右計4基のガトリング砲を装備し、A-Z3連チャージミサイル、A-Z対空4連装砲などを増設し遠距離戦に特化した仕様。新たなスピーゲル用の機体。
上記の通り、『ゾイドワイルド戦記』では共和国軍に鹵獲されたリカラー版が登場している。
ゾイドワイルド_インフィニティブラスト
ドライパンサー自体は登場されていないが、使用できる武器の一つとしてシャドウシールド兼ドライブレードが実装されている。
ただしアニメとは違い、水平に展開せず畳まれたままドライブレードが回転する。
そのため、見た目がやや似ているファングタイガーを真っ黒にし目を赤くして装備するプレイヤーが続出したとか。
キットについて
骨格はワイルドライガーやビーストライガー及びライジングライガー、またファングタイガーに使われている大型ネコ科動物モチーフゾイドの骨格パーツを流用しているが、ワイルドブラストギミックの仕様変更が行われており、歩行時に自動で頭が下がっていく事がない。すなわち、この骨格のゾイドでは初めてワイルドブラストギミックが自動ではなく手動で発動するという事である。
左右のシャドウシールドを回す事で内部に収納されたドライブレードが突出する。更に首を少し下げると同時に背中のマシンブラストユニット(ガンやシールドを搭載している一連のパーツ)を前方にスライドさせる事でシールドが回転し、口を開閉しながら歩行するようになる(なお、ブレードの展開を行わないまま頭部を下げた場合でも、シールドの回転により勝手にブレードが展開される)。
また、シールドは90度の範囲で角度を変える事ができる。クリックが付いており、真下か真横の向きで固定される。
余談
- 背中に装備された暗視スコープは、四角いフレームにレンズが3つ付いたような形状で、左右対称になっていない。地味な部分のみとはいえ、『ゾイドワイルド』シリーズでは、ジェノスピノ以来2種目となる骨格が左右非対称のゾイドである。その他、機体構成が左右非対称である例にはバズートルがいる。
- 設定では、背面武装を強制排除できるとあるが、キットにおいてマシンブラストユニットは下顎と繋がった胴体の骨格に差し込む形で固定されている。そのため、武装パージをキットで再現しようとすると、装甲はおろかボーンパーツまで分解する必要がある。
- 名前の「ドライ」はドイツ語で「3」を意味する「DREI」であり、武装の名前と形状及び解放技の名前に3が付いている事からであろう。更には「『ゾイドワイルド』シリーズに採用された3種類目の大型ネコ科動物」というダブル・ミーニングもあるのかもしれない。
- 本種は「パンサー種」とされているが、アーマーの色や別名などから、モチーフは黒豹であると考えられる。
- 「3」という数字と「魔獣」「地獄」という単語から、地獄の番犬ことケルベロスがモチーフに取り入れられている可能性も考えられる。
関連タグ
兵器ゾイド 帝国軍(ゾイドワイルドZERO) 共和国軍(ゾイドワイルドZERO)
ヘルキャット(ゾイド):ステルス機能を有する豹モチーフゾイドの先輩。
デス・キャット:パンサー型ゾイドの先輩。