概要
『ゾイドワイルド_キングオブブラスト』に続くゾイドシリーズのNintendo Switchソフト第2弾。
2020年11月26日に発売し、価格は6578円(税込)。
登場ゾイドは引き続き『ゾイドワイルド』シリーズに加え、『ゾイドワイルドZERO』と『ゾイド-ZOIDS-』から亜種やシークレットも含めると合計22体が参戦した。
ちなみに『ゾイド-ZOIDS-』のゾイドはZキャップが全て帝国軍の拘束キャップになっている。
専用のオリジナルストーリー・クエスト(本編、フリー、ランダムで発生する緊急の3つ)も実装されており、Nintendo Switchゲームニュースチャンネル「ゾイドワイルド インフィニティブラストチャンネル」で前日譚たる「Episode0」が1〜20まで公開されている(File-2、3、4、6、11が何故か削除されてしまっているほか、公式サイトでFile-12まで読むことが出来る)。
「Ziフォーミング」「ジャミンガ」と『ゾイドワイルドZERO』作中でも登場した用語が触れられているが、あくまで本作が同一世界かは不明。
これを『ZERO』本編と同一世界とした場合、「Episode0」でのブルーノのソニックバードを指しての「共和国新ゾイド」発言から時系列は26話以降は確定となると思われる(しかし「File-16」回想にてアリサに辞令が下されるより1年前に仮想敵としてライジングライガーがいること、26話以降は既に一時休戦して合同軍となっているはずの帝国軍とはゲーム内では敵対関係であることやまだ未登場のはずのゼログライジスがゲーム内に存在するなどを考えると『ZERO』最終回後の『ゾイドワイルド戦記』本編より少し前あたりとも見れるあやふやな部分が多い。そのため、あまりアニメ版とは結び付けないほうが良いだろう。
特徴
改造
前作の特徴たるゾイド同士のバトルはもちろん、「改造モード」が一番の目玉。50色以上のカラーリングと150種類の武器を駆使して自分だけの好きなゾイドを作ることができ、名前も(3つの法則性があるが)自由に決めれることが出来る。
クエストを進めていくことで順次解放されていくが、名前は中には歴代ゾイドファンにとっては思わずニヤリとしてしまうようなものも。
武器は白黒やアーミーな色の「初期型」「試作型」等のいわゆるプロトタイプ枠・通常枠・最も強力な「EX武器」の3ランクに分けられている(キャップ部分は全て帝国軍の拘束キャップ型になっている)。
遠距離武器(物理)、遠距離武器(光学)、近接武器、特殊、チップと5種類があり、ゾイド1機につき4つまで装備でき、チップを除き(体力回復チップ以外)デフォルトのワイルドアクションと入れ替える形で使用できる。装備するとステータスがある程度変化する。
つまり、「自分の考えた最強のゾイド」が作り出せるのである。
『ゾイドワイルドZERO』で使われたもの(「ZW40 改造武器 グラビティーキャノンユニット」、「ZW41 改造武器 ダッシュブレイカーユニット」などからピックアップされている)のみならずバスタークロー、エクスブレーカーやシュトゥルムブースター、果てにはハイパー荷電粒子砲(今作では「換装型荷電粒子砲」と呼称されている)など旧シリーズからの武器、装備も実装されており、世代を超えて取り付けることが可能。特定のゾイドに装備するとワイルドアクションが変化する装備も存在するらしいが···?
ちなみに3段階の内ならカラー変更も可能。
EX武器については前日譚のエピソード0でブルーノが「ライジングライガーと同じ装甲が素材に使われてたりするって言えばわかるだろ?」と発言しており、ライジングアーマーないしは同様のコーティングが施されていると思われる。
それを表すかのように、EX武器は全て黒をベースにメタリックゴールドで統一されている。立体物だと「インフィニティコロシアム」勝利者になることでもらえる「ロングレンジバスターキャノンEX」に至ってはガチで金メッキになっている(現状立体化されているEX武器はこれのみ)。
改造したゾイドは「ZiNAコード(ズィーエヌエーコード)」に変換して保存することができ、コードを他プレイヤーが入力することで自分のゾイドを相手のswitchにCPUとして出現させることができる。
今作では通信対戦は実装されてないが、遠く離れた地域に住むプレイヤー同士でもZiNAコードを打ち込むことで擬似的に対戦が可能。
ネット上やTwitterでも画像検索すれば未だに出てきたり、YouTube上の実況動画から探すこともできるがインフィニティコロシアム(後述)の動画に登場したものだけでもかなりの数になる為、対戦相手には困ることはほとんどないと言っていいだろう(ただし1回しか対戦できないコードもあるので注意)。
自分のゾイドをCPUにしたり、フレンドゾイド同士をCPUとして自動で戦わせることも可能。
本能解放
本能解放は前作に引き続きゲージを貯めて発動。ワイルドアクションゲージが全回復する。
タイプはワイルドブラスト、デスブラストはそのままに進化ゾイドのエヴォブラスト、兵器ゾイドのマシンブラスト、原始ゾイド(というかゼログライジス)のゼロブラストに加え『ゾイド-ZOIDS-』のゾイドにもレジェンドブラストというゲームオリジナルのワイルドブラストが実装されている。
正式名称は不明だが、今までの法則性に則るなら「伝説解放 レジェンドブラスト」になると思われる。
「ファイナルブラスト」(決め技)も引き続き実装されているが、1ラウンドにつき1度しか使えないのは変わらず(ボス戦では使用自体ができない)。
相手がガードしている状態で発動するか、射程圏内に入っていない状態で発動しても不発になるので注意(ファイナルブラストのカットインから発動モーションまでに0,5秒くらいの差があるため、比較的近い距離ならスティックを倒しつつステップを連打すれば低確率だが無理矢理圏内に入ることができる。
逆に相手に発動された場合、極めて低確率だがステップなどを使用するか同じ手順を踏めばこの時間で回避できる可能性がある)。
- ワイルドブラスト
バランスタイプ。全能力が平均的に上がる。
- デスブラスト
唯一ブラストゲージを溜めなくても初めから使えるが1ラウンドに1回のみ(巨大ボス戦は例外)。攻撃力が上がるが体力が減ってしまう。この辺はアニメ版の再現だろうか。
- エヴォブラスト
攻撃タイプ。攻撃力が大幅に上がる。
- マシンブラスト
戦術タイプ。ワイルドアクションゲージの回復が早くなる。
- ゼロブラスト
特殊タイプ。触れた相手のブラストゲージを吸収してしまう。
- レジェンドブラスト
防御タイプ。防御力が大幅に上がる。
登場ゾイド
『ゾイドワイルド』(無印)に登場したゾイドは全てコックピットが追加されているが、目立ちにくく外見を損ないにくいようになっている。
比較的動きが遅いガノンタスなどもそうだが、デスレックスやジェノスピノ等の大型ゾイドも原典からは考えられないほどのアクロバティックな動きをする、原作からは想像できない能力系の技を使うなどゲームオリジナルの技も多数実装されている。
ワイルドアクションはZRを押す、Rを押しながらX、A、Y、Bを押すと4つの操作で発動できるが基本的に3つ搭載されており、操作しやすいように入れ替えることも出来るほか空いているアクションに装備をつけたり、上述の通り設定されているワイルドアクションと入れ替えて使用できる。
※
○=ワイルドブラスト
×=デスブラスト
□=エヴォブラスト
◇=マシンブラスト
△=ゼロブラスト
☆=レジェンドブラスト
『ゾイドワイルド』より
- ワイルドライガー(○)
- ガノンタス(○)
- スコーピア(○)
- トリケラドゴス(○)
- グラキオサウルス(○)
- ファングタイガー(○)
- ハンターウルフ(○)
- グソック(○)
- ギルラプター(×)
- ガブリゲーター(×)
- ステゴゼーゲ(×)
- ディメパルサー(×)
- ナックルコング(×)
- ギルラプター Type Z※(×)
- デスレックス(×)
- ファングタイガー Type Z※(○)
- ラプトール※3
- スパイデス※4
『ゾイドワイルドZERO』より
『ゾイド-ZOIDS-』より
本作オリジナル
- ライジングライガーIB(□)
※1 本来の名称は「ギルラプター エンペラー」。
※2 本能極限開放状態。
※3 プレイアブルキャラではなくいわゆる雑魚敵。
※4 スコーピアのワイルドブラスト発動で召喚される。
一部登場してないゾイドもいるが、代わりにそのゾイドが付けている武装が実装されている。
※随時加筆お願いします
- バズートル→A-Z対空レーザー砲
- ドライパンサー→シャドウシールド&A-Zドライブレード
- オメガレックス→A-Z3連誘導ミサイル
- バーサークフューラー→バスタークロー
- シュトゥルムテュラン→エクスブレイカー、シュトゥルムブースターユニット
- エレファンダー→アサルトガトリングユニットA、B
登場キャラクター
共和国軍中佐部隊を率いる女性司令官。アダマン領域の調査任務に任命される。
共和国軍で武器屋を営む元軍人のメカニック。
どこか子どものような無邪気な一面があり、ゾイドの改造をロマンとしている。本作のプレイヤーの心情をそのまま表したような人物。
武器屋ではゲーム内で獲得するポイント「ゼニー」を消費することで武器を購入できる。
- エミリア・カウフマン(CV:高岸美里亜)
ジャンクを取り扱う。「ゼニー」でジャンクを購入してクエストを有利に進めることが出来る。
主人公やアリサらの前に立ちはだかる謎の男。
その他
ソフトの限定版にはライジングライガーIB(インフィニティブルー)のキットが付属。
早期購入特典ではロングレンジバスターキャノンを「ロングレンジバスターキャノン強化型」という名称でワイルドシリーズのキットの規格に合わせて復刻。
砲身と砲口、砲台を分割・組み換えでき、超長砲身仕様にしたり他の武器と合体させてオリジナル武器を作ることができる。
ゾイド公式でこのゲームを用いた対戦企画「インフィニティコロシアム」を開催(プレイリスト)。
勝利者への景品として、ロングレンジバスターキャノンEXが金メッキで再現され立体化された。
関連動画
PV1
PV2
PV3
最新映像(PV4?)
オープニングムービー
関連タグ
ゾイド ゾイドワイルド ゾイドワイルドZERO ゾイド-ZOIDS-