スペック
機体名 | グラキオサウルス |
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英表記 | GRACHIOSAURUS |
番号 | ZW08 |
所属 | シュプリーム団(ゾイドワイルド)共和国(ゾイドワイルドZERO) |
分類 | ブラキオサウルス種 |
骨格分類 | 4足巨大恐竜獣骨格 |
異名 | 大地の魁槌(かいづち) |
全長 | 15.8m |
全高 | 10.4m |
重量 | 134t |
最高速度 | 181km/h |
発掘地域 | ワイルド大陸 密林地帯 |
IQ | 95 |
本能解放技名 | グランドハンマー |
搭乗者 | クロアメ・イカヅチ(ゾイドワイルド)共和国軍一般兵(ゾイドワイルドZERO) |
ステータス |
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武装 |
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装備 |
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クラス | XL |
動力 | モーター |
発売日 | 2018年7月 |
価格 | 6800円 |
組立時間 | 約60分 |
「砕け!グラキオサウルス!俺の魂と共に!!」
概要
ハンマー状の首を叩き付ける攻撃や、巨体を活かして輸送物資を行うブラキオサウルス種の巨大ゾイド。とあるピラミッド図においては、ファングタイガーやワイルドライガーと並びデスレックスに次ぐヒエラルキーにあり、CMにおいてもデスレックスとの対峙にて「最強vs最狂」と謳われている。アタック・ディフェンス・スタミナのステータスは文句なしの最強クラスで、IQとワイルドブラストの数値もワイルドライガーと同じ7と9である。
恐ろしい事にこれだけの体躯を持ちながら、最高速度は時速181km/h (スピードのステータスが7/10)を叩き出す。
グラキオサウルスは雨が多く薄暗い、密林地帯の環境に適応した故に独特の機体色を持つに至ったと言われている。
また、化石があまりに大きいため、運搬には複数の車両を必要とした。
本能開放すると、脚部の「アウトリガー」で身体を地面に固定し、胴体側面に折り畳まれていた巨大な「ハンマーボーン」を頭部と一体化。巨大なハンマーとなった首を勢いよく振り降ろし、敵を地面諸共叩き潰す『グランドハンマー』であらゆるものを粉砕する。
『ゾイドワイルド バトルカードハンター』では、必殺技の際に走りながらハンマーボーンと首を一体化させる。
重量バランスを保つのも大変であろうに、結構な無茶をするものである。
「振り下ろせ!グランドハンマー!!」
アニメでは
シュプリーム団の寡黙な巨漢クロアメのパートナーとして登場した他、
アラシの父イカヅチもグラキオサウルスを相棒にしていた。
クロアメが持つゾイドキーは青・銀色で、持ち手がハンマーボーンを模した短剣の様な形をしている。
イカヅチの持つゾイドキーには、彼の髪型と似た黄色いパーツが持ち手の頂部に付いている。
そのパワーは凄まじく、アラシの回想シーンではイカヅチの機体が街に落ちてきた巨大隕石を首の一振りで粉々にしており、クロアメの愛機も第6話で村の催し物として開催されたゾイド同士の決闘にてワイルドライガーの攻撃を全く寄せ付けず、乱入してきたデスメタル帝国に対してもグランドハンマーで退けるなどの活躍を見せている。
大音量の咆哮に吐息、攻撃の際の衝撃波や暴風でさえもワイルドライガーを吹き飛ばす程で、その威力は威嚇どころか攻撃レベルにまで達している。
また、鈍重な外見に反して戦闘の際の挙動は素早い。
あのギャラガーも興奮してそのパワーを称賛するほどであり、台詞からもグラキオサウルスを相棒にできたゾイドハンターはそう多くないと思われる。
後にデスレックスのDNAを落とし込まれたディメパルサーの「ファイナルマッドオクテット」によってパキケドスやアンキロックスと共に洗脳されてデスメタル四天王の手に落ちてしまうが、長らく行方をくらませていたファングタイガーの咆哮により、最終的に正気を取り戻すことができた。
バリエーション
グラキオサウルス ボルカノ
『ゾイドワイルド キングオブブラスト』にて登場する亜種で、その名の通り火山地帯に生息しており、燃えるような深紅の装甲は溶岩の高熱にも耐え、原種以上の耐久力を持つ。
共和国軍仕様
『ゾイドワイルドZERO』に登場する共和国軍の戦力として登場。背部にA-Zロングレンジ2連装キャノン砲を2門装備したタイプが共和国の領土の一つであるモザイクに2機配備されており、
部隊を率いてモザイクを襲撃したジェノスピノを迎え撃つが、逆に返り討ちに遭ってしまう。
これとは別に、本編の100年前に発生したゾイドクライシスでは高層ビルにも匹敵する巨体で街中を闊歩する様が確認されている。
キットについて
キットはXL型のモーター駆動。
背部のスイッチを入れると首と尻尾を振りながら歩行を開始する。
本能開放ギミックは自動で行われ、一定の距離を歩くと歩行を停止して首を下げ、同時に左右のハンマーボーンが展開。頭部に被さった後に首を振り上げ、勢いよく振り下ろす。
この動作を二回繰り返した後にハンマーボーンを折り畳み、再び歩行を開始する。
設定上では本能開放時に脚部のアウトリガーが展開するが、キットにおいてはモールドのみであり、可動はしない。
現在のところ、歩行した後に別のアクションを起こし、再び歩行を再開するギミックを持つゾイド(エヴォドライブを除く)はキングゴジュラス、ムゲンライガーに続き3つ目となる。
ワイルドブラストの一連の動作を自動で行うためか構造が複雑であるようで、
公式では組み立てが完了してから電池を入れてスイッチを入れることを推奨している。
先に動かしてしまうとワイルドブラストが正しく動作しなくなる恐れがある。
余談
ハイドッカーやビガザウロから始まった竜脚類モチーフのゾイドだが、
ウルトラザウルスやセイスモサウルスのような従来の同系機種は砲撃戦を主体とし、旗艦としての機能を兼ね備えたものが殆どだった。
これらのゾイドの中には格闘戦も可能なゾイドもいるが、固定火器を一つも搭載しない完全に格闘戦を主体とした竜脚類型ゾイドはグラキオサウルスが初となる。
「左右に折り畳まれていた巨大なハンマーを頭部に装着して振り下ろす」グラキオサウルスのワイルドブラストは、頭と首が左右に割れて背中から巨大な鎌を振り下ろす、『ゾイド改造マニュアル』および『ゾイドバトラー雷牙』に登場した公式の魔改造ウルトラザウルス「ウルトラデビルス」に通ずるものがある。
キングゴジュラスとは不思議な縁があり、グラキオサウルスもキングゴジュラスも飛来した隕石を粉砕している。
キングゴジュラスは地球由来の重力制御機構を持ち、重力が小さい惑星Ziで巨大隕石を火力で迎撃しつつも行動不能に陥り旧シリーズが終了した。
一方で完全に兵器化されておらず旧シリーズよりずっと小柄なグラキオがただの頭突きで小隕石を粉砕し、第3期は始まったため、明らかに対比である。
環境やサイズが違うため単純な比較は出来ないものの、小柄で兵器改造されきっていない原種状態でありながら惑星Ziより大きい重力下の地球で隕石を粉砕した本種は、スケールを同じにすれば単純なパワーだけでキングゴジュラスに匹敵する破壊力をもっているといえる。
関連タグ
ゾイド ZOIDS ゾイドワイルド ブラキオサウルス 恐竜 竜脚類
ブラキオス:かつてのシリーズに登場した水陸両用のブラキオサウルス型ゾイド。