スペック
機体名 | ディメパルサー |
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英表記 | DIMEPULSAR |
番号 | ZW20 |
所属 | デスメタル帝国(ゾイドワイルド)帝国(ゾイドワイルドZERO) |
分類 | ディメトロドン種 |
骨格分類 | 4足恐竜骨格 |
異名 | 電撃の参謀 |
全長 | 9.5m |
全高 | 5.1m |
重量 | 38.0t |
最高速度 | 97km/h |
発掘地域 | ワイルド大陸 鉱山地帯 |
IQ | 93 |
本能解放技名 | マッドオクテット |
搭乗者 | トリュフ(ゾイドワイルド)、帝国軍一般兵(ゾイドワイルドZERO) |
ステータス |
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武装 |
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装備 |
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クラス | M |
動力 | モーター |
発売日 | 2019年2月23 |
価格 | 3000円(税抜) |
概要
高周波パルスを使った電子戦が得意なディメトロドン種の中型ゾイド。背中には高性能アンテナとして機能するスペクターフィンという8つの大きなヒレを持つ。本能解放するとスペクターフィンを広げ、高周波パルスを拡散放射することができる。
帝国はディメパルサーを用いたレーダー装置を大量に開発しようとしたため、スペクターフィンとパルスコアが無い状態の骨格が多く見つかったという。
本能解放技は左右に展開させたスペクターフィンから高周波パルスを拡散放射させ、周囲の敵ゾイドを撹乱し感電させる『マッドオクテット』。
直接戦闘力も決して低くなく、キングオブクローで向かってきたワイルドライガーを尾で弾き飛ばせる程の戦闘力はある。
初戦闘時ではトリュフが先の戦いで破壊されたステゴゼーゲに替わる2体目のゾイドとして呼び出し、瞬間移動したかのように煙の中からいきなり登場している(ちなみにステゴゼーゲとは種類こそ違えど、体色の配置やワイルドブラストで展開する灰色の背びれがあるという妙な共通点がある。パッと見似てなくもないし)。
強制解放による高周波電磁パルスで(前の戦闘で消耗していたとはいえ)近くにいたトリケラドゴスとハンターウルフを行動不能状態にさせ、近づこうとしたワイルドライガー・スコーピア・ガノンタスにも多大なダメージを一瞬の内に与えた。
しかし、復元直後の導入だったためにデスブラストの負荷に身体が絶えられず、仕方なく早々に撤退することになる。もし、状態が完全ならばフリーダム団は負けていたかもしれない。
電磁パルスという性質上人間に関しては影響が薄く、耳のいいソルトが耳鳴りをした程度であったが、パワーアップした再戦時では、強制開放で自らの電磁パルスを収束・発射する事が出来る小型ゾイドディロフォスとの連携で、搭乗者であるアラシ達もダメージを受ける程に威力が上昇。
更にデスメタル帝国側のゾイドは巻き添えを食わないよう、特殊な電磁波遮蔽コーティングを施されており、搭乗者も専用の耳栓によって悪影響を防ぐという周到ぶりであった。
また、それまでに喰らってきたゾイドのDNAを取り込んだデスレックスのDNAを落とし込まれたことで、更なる必殺技『ファイナル・マッドオクテット』を体得。何と電磁波を浴びたゾイドの内、取り込まれていたDNAの持ち主であるゾイドを操れるようにまでなってしまった(しかも究極の絆の証であるワイルドブラストすら強制解除させてしまうレベル)。
トリュフ自身にとっても想定外の結果であったが、これによりシュプリーム団のグラキオサウルス・アンキロックス・パキケドスを洗脳し支配下に置いた。そのパワーにより長時間の運用には耐えられないという弱点は再発したが、敗走したレジスタンス一行はほぼ完全に再起の芽を潰されてしまう事態に陥るのだった。
デスロッキーに向かうフリーダム団の前に再び現れた際は先の戦いでディロフォスを損耗し、これまでのような電磁パルスの威力の上昇は不可能となってもなおマッドオクテットとファイナルマッドオクテットでフリーダム団を苦しめたが、デスメタル帝国を抜けたドレイクとギルラプターの乱入という想定外の事態が発生(ギルラプターは上記のようにマッドオクテットの影響を受けない上に、トリュフが動いている事を知っていたドレイクはあらかじめ耳栓をしていた)。ギルラプターの音速殺でスペクターフィンを切断された所に、ワイルドライガーのキングオブクロースパイラルを受けて倒された。
だが、ディメパルサーが倒されてもファイナルマッドオクテットによって洗脳されたシュプリーム団のゾイド達が正気を取り戻すことはなく、乗機を失ったデスメタル四天王によって使役され、彼らの操り人形として破壊と殺戮の限りを尽くすようになってしまった。
バリエーション
ディメパルサートランス
Nintendo Switch用ソフト『ゾイドワイルド キングオブブラスト』に登場する亜種。
通常のディメパルサーとは異なる電磁波を出すことができる希少種で、個体によってはその電磁波が人間の精神に影響することもあるという。本編に出て来なくて本当に良かった…
帝国軍仕様
『ゾイドワイルドZERO』の帝国軍の戦力として登場。装甲の色が緑からベージュになり、帝国軍ゾイドの特徴として目にはZ-O(ゾイドオペレート)バイザーが取り付けられている。第9話にて登場した偵察小隊の機体には両側面のパルスチューナーにA-Z対空4連装砲が左右に2基装備されているのが確認できる。
機構上マシンブラストは不可能と思われる。
ディメパルサー 40TH
ゾイド40周年特別カラー。
ゼログライジスが封印された後の世界で、ゾイドの技術研究や、ゼログライジス復活を狙う勢力の迎撃・制圧、移民への各種物資運搬・供給を目的に結成された精鋭・特殊部隊『40 TROOPERS OF HORIZON(通称40TH)』に複数体配属されている。
キットについて
スイッチを入れると首と尾を左右に振りながら口を開閉させつつ歩行。スペクターフィンを展開してパルスチューナーを前方に向けるとデスブラスト形態となり、この状態でスイッチを入れるとスペクターフィンを動かしながら歩行する。なお、胴体・足・尾(先端部除く)はガブリゲーターのパーツを流用している。
ゲームでは
Nintendo Switchソフト『ゾイドワイルド_キングオブブラスト』及び『ゾイドワイルド_インフィニティブラスト』ではワイルドアクションで相手ゾイドを混乱させ(操作キーを倒した方向と真逆に動いてしまう)、デスブラスト発動中のワイルドアクションで相手ゾイドを感電させることが出来る。さらにファイナルブラストでマッドオクテットを放つと、相手ゾイドのワイルドアクションを封じる事ができてしまう。
『インフィニティブラスト』に至ってはワイルドアクションは武器アクションも兼ねているため、相手が武器を設定している場合武器を使えなくしてしまうことも出来る。但しいずれも効果は数秒程度であり、混乱状態もコツを掴めば簡単に突破できるほかアクションは封じられてもワイルドブラスト発動で強制解除出来てしまう。
また、『インフィニティブラスト』におけるボス戦での巨大ゾイドには効きにくい(デスブラストした上で相手の隙を狙い、低確率でやっと封じられる程度)。
余談
- マッドオクテットは英語で「狂った」を意味する『mad』と英語で8人組・8個組及び情報通信の分野で8ビット単位の情報を意味する『octet』を合わせた造語と考えられる。
- アニメシリーズに初めて登場した純粋なディメトロドンモチーフのゾイドである(『ゾイドフューザーズ』に登場したディメトロプテラは半分翼竜である為除外)。
- 店頭で配布されている『ゾイドワイルド』用冊子「冒険の書Vol.2」によれば骨格は恐竜骨格に分類されているが、ディメトロドンは単弓類(爬虫類が哺乳類に進化する過程で生まれた生物)である。
関連タグ
ダークスパイナー:「敵ゾイドを狂わせる電磁波」、「味方は巻き込まないように対策を施している」点で類似しているスピノサウルス型ゾイド。