スペック
機体名 | パキケドス |
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英表記 | PACHYCEDOS |
番号 | ZW24 |
所属 | シュプリーム団(ゾイドワイルド) 共和国(ゾイドワイルドZERO) |
分類 | パキケファロサウルス種 |
骨格分類 | 2足恐竜骨格 |
異名 | 突撃跳躍竜 |
全長 | 8.2m |
全高 | 3.8m |
重量 | 34.8t |
最高速度 | 172㎞/h |
発掘地域 | ワイルド大陸 平原地帯 |
IQ | 52 |
本能解放技名 | 弾丸鈍波(だんがんどんぱ) |
搭乗者 | ガーリック、共和国軍一般兵(ZERO) |
ステータス |
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武装 |
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装備 |
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クラス | M |
動力 | モーター |
発売日 | 2019年6月22日 |
価格 | 3000円 |
組立時間 |
概要
紺色のアーマーを持ち、跳躍力に優れ頭突き攻撃を得意とするパキケファロサウルス種の中型ゾイド。頭頂部に厚く頑丈な骨「バンプヘッド」とそれに連なったコブ「ボスクラウン」を持ち、頭部から背骨にかけて伸縮可能な骨「スプリングボーン」を内蔵している。このパキケドスの伸縮性に優れた首の構造は工業製品のスプリングの開発に活用されたという。
更に後ろ脚と尻尾にも伸縮式の骨を持っている為、軽快に走り回ることができるが、音や物理的な刺激によってすぐに興奮状態になり、一度走り出すとなかなか止まれない。ただし、素早く行動する為に装甲で防護されている箇所は最低限であり、後方からの攻撃には弱いのが弱点である。
本能解放技はボスクラウンを前方に向け、スプリングボーンによってバンプヘッドを正に弾丸の如く連続で打ち出して敵ゾイドのアーマーを粉砕する『弾丸鈍波』。
劇中ではシュプリーム団のガーリックの相棒ゾイドとして登場。だが、第37話においてディメパルサーの「ファイナルマッドオクテッド」によって洗脳され、デスメタル帝国の手に落ちてしまう。その後、四天王のトリュフ(後にキャビア)が騎乗することとなり、同様に帝国の手に落ちたグラキオサウルスやアンキロックスと共に破壊と殺戮のための道具として利用されていた。
それからはたびたび主人公達と戦ってきたが、最終話(第50話)では、ベーコンの幻影と共に本能開放したファングタイガーの咆哮によって動きを止め、最終的にグラキオサウルス共々洗脳を解くことができた。
ゾイドワイルドZERO
共和国軍が使用しているが、ドライパンサーにいつの間にかやられていたのをギルラプターに発見されたという出番のみ。
共和国軍のゾイドが集結している場面でも何故か出てこなかった。
が、最終話でようやく複数体で再登場。ほかのゾイドと共にゼログライジスと戦い活躍した。
キットについて
アニメでは第一話から登場してるパキケドスだがキットの発売は一番遅く、『ゾイドワイルド』第一シリーズ最後のゾイドとなった。骨格は胴体、手足、尻尾のパーツがギルラプターと共通。頭部から背中にかけての本能開放ギミックや足の爪などが新規造形となる。『ゾイドワイルド』シリーズ屈指の剥き出しな搭乗スペースであり、ライダーはアーマーも何もない背中に直接搭乗している。
スイッチを入れると腕と尻尾を上下に振りながら歩行する点はギルラプターとほぼ同じだが、背中から頭にかけての構造が丸きり異なるため、目が前後に動くギミックはなくなっている。
本能開放は手動で行う。まず頭部のコブ「ボスクラウン」を立てる。次に首の根元のZキャップを持って頭部を前方に倒すと、ボスクラウンを含めた頭頂部のパーツ「バンプヘッド」が前方に向く。この状態で起動すると、歩行と共にバンプヘッドが引き込まれて「ガガガガガッ」と音を出し、その後前方に打ち出される。初見では大きな音に驚くこと必至だが、決して壊れているわけではない。
ちなみにバンプヘッドが他の物に当たるなどすると、ヘッドの位置がずれるためガガッという音の回数が多少変わるが、一切触らずに動かし続けた場合は5回(ヘッドが打ち出される音を含めて6回)に落ち着く。
なお、この本能開放ギミック、首を動かすだけで「頭部が下を向く」「口が閉じる」「頭部と首のスプリングボーンが一直線に並ぶ」「バネに力がかかり反発するようになる」と数多くのギミックが同時に作動する。非常に高い技術力に驚かされるが、その分頭部のパーツは複雑なので、間違えずに組み立てよう。
余談
- 分厚い頭骨という分かりやすい特徴からよくキャラクターのモチーフに採用されるパキケファロサウルスだが、意外にもゾイドのモチーフに使われるのはパキケドスが初…というわけではない。実は『ゾイドオリジナル』にてバスターヘッドというパキケファロサウルス型ゾイドが登場していたのだが、こちらは商品化が実現せず、作中でもあまり存在感を出せていなかったためかなりマイナーな存在となっている。
- モチーフとはまったく関係がないが、パキケドスに名前がそっくりなパキケトゥスという古代生物がいる。こちらはクジラの祖先だが陸生の4足動物で、大きさや体格はオオカミに少し似ている。「パキ/ケファロ/サウルス」「パキ/ケトゥス」と単語の区切りや語感も似ているが、前者は「厚い/頭の/トカゲ」、後者は「パキスタンの/クジラ」を意味しているため、特に関係はない。