スペック
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概要
量産性と拡張性に優れ、操縦性もそこそこ良好なため出番は多く、商品化されたバリエーション機が最も多い。
機体解説
中央大陸の風族(へリック共和国の主要民族)が古くから家畜として使用していたオオカミ型ゾイド(本来は2-3mの大きさ)を原型とする。このオオカミ型ゾイドは人間の命令を理解できるくらいにはオツムがよろしく、高い統率力を持っていたという。
- HMM版の設定では、風族で信仰された戦神の「白き狼」をイメージしてカラーリングが施されたとされる。
戦前からこれを改造したメカボニカライクなゾイドは存在したが、ゼネバス帰還後の中央大陸戦争再開期に本格的な高速戦ゾイドとして開発される。
同期のシールドライガーとハイローミックス運用されるほか、犬らしく匂いを嗅いで敵を索敵するスキルもある。小回りの良さと扱いやすさ・操縦性の良さに秀でている。
西方大陸戦争後半戦ではOSをはじめとする戦闘力ドーピングブームによってライトニングサイクス等に対抗できなくなる。後継機プランは幾つか立てられたが、シャドーフォックスは野生体の個体数が少なく量産に不向きで、ケーニッヒウルフは大型のためライガーゼロの代替機となった事情から、それらと共にコマンドウルフは長きにわたり運用され続けた。
アニメでの活躍
従来のゾイドと完全に切り離されたワイルドシリーズ以前のアニメシリーズ全4作品全てに登場するという快挙を成し遂げており、しかもジェネシス以外はレギュラーキャラクターの愛機を務めている。
『ゾイド-ZOIDS-』
共和国の主力機として何度か登場した他、後述するアーバイン専用機は長きに渡りバンを支えた。ジェノブレイカーとの戦いで致命傷を追い、ライトニングサイクスに生まれ変わる。
バンの父親であるダン・フライハイトの愛機のジークが、オーガノイドのジークの名前の由来になったり、経緯は違えど自爆技を使用したのは、漫画版と共通している。漫画版では、恐竜型の野良ゾイドと戦い機能停止していたところを、レイブンのセイバータイガーに襲撃され、ジークが合体したことにより再起動し、「ラグナレクファング」を使ってその生涯を終えた。
『ゾイド新世紀/ZERO』
通常のコマンドウルフはチョイ役でしか登場しなかったが、チーム・ブリッツのバラッド・ハンターの機体として後述する専用機が活躍した。バックドラフト団によって破壊された後はバトルストーリーにおける後継機でもあるシャドーフォックスにその座を譲る。
『ゾイドフューザーズ』
こちらに至っては通常の個体自体登場しなかったが、マッハストームのマスクマンの機体として後述する専用機が登場。さらにコマンドストライカーへのユニゾンにより、唯一途中降板なく最後まで戦い抜いたコマンドウルフとなった。
『ゾイドジェネシス』
ディガルド討伐軍に所属する機体として後述するコマンドウルフLCが多数登場。しかし同じポジションのセイバータイガーやエレファンダーに比べるとネームドのパイロットの活躍が目立たず、全体的にただの雑兵という扱いだった(ある意味では、コマンドウルフとしては原点回帰といえるが…)。
武装
2連装ビーム砲座
背部についている主砲。分離して小型の飛行ビークルとなり隠密・偵察行動も行えるなど高い用途も持つ。
ロングレンジライフルにはトミー時代の玩具からこの装備に該当するパーツが付属しているが、発射可能かは未設定。スーパーロボット大戦Operation ExtendやHMM版では、ロングレンジライフルの側面にもこの武装が付与されており、ロングレンジライフルと使い分けができるとされている。
エレクトロンバイトファング
牙に電磁場を纏わせて敵に噛みつく格闘兵器の一つ。コマンドウルフ以降のゾイドでは実装されていることが意外と多い装備となっている。「Mk-II」仕様では「エレクトロンファング」と表記されている。
漫画版では、コマンドウルフの「ジーク」が自分の命と引き換えに発動する必殺技の「ラグナレクファング」を披露している(厳密に言えば、1度目の使用でダン・フライハイトが死亡してジークが機能停止し、2度目の使用でジークも戦死した)。また、アニメでも、漫画版のジークにあたる個体が「ラグナレクファング」に類似した攻撃を行っているが、漫画版とは異なり敵の師団が丸ごと壊滅し、ダンも死亡する大爆発を起こしていた。
ストライククロー
接近戦用の爪であり、通常の攻撃の他に、電磁場を帯びさせた爪攻撃もできるとされる。HMM版の設定では、超振動ナイフを装備して威力を上げているとされる。
『ゾイドフューザーズ』では、マスクマンがコマンドウルフの爪をストライクレーザークローにアップグレードさせていた。
- 本作では、ブレードの凱龍輝がエレクトロンバイトファングを使用していたり、ギルバートのレッドホーンがクラッシャーホーンにエネルギーを纏わせているなど、キットにおける格闘武装を強化している場合が見られる。
スモークディスチャージャー
煙幕によって敵をかく乱するための武装であり、後継機とも言えるシャドーフォックスやケーニッヒウルフなどにも受け継がれた。
資料によっては、ブースターの機能も兼ねているとされる。
その他
HMM版では、AC型は機体側面に対人ガトリング砲と小型衝撃砲も装備している。
バリエーション機
コマンドウルフは商品化されたバリエーション機が最も多い事で知られる。
コマンドウルフIS(アーバインスペシャル)
アニメ版『ゾイド』にてアーバインが独自に改修したコマンドウルフであり、彼の相棒。アニメの活躍もあり、コマンドウルフと言えばこの個体と言う人も多いだろう。
当初は通常のコマンドウルフと同等の2連装ビーム砲座を搭載していたが、後にゴジュラス用のロングレンジライフルに換装している。これは直撃すると大型ゾイドも一撃ダウンな優れもので、しれっと2連装ビーム砲座のパーツを使い回してるので連装ビームも発射できる。また、一時的にスプレッドミサイルも装備していた。
- 『ゾイド新世紀/ZERO』でも、チーム・タイガース(チーム・にゃんにゃん)のセイバータイガーが同じ系統の武装を装備している。
様々な規格外のパーツを使っている為にクセが強く、最高速度も210㎞/hから200㎞/hに下がっており、機体スペックのバランスも悪いが高い反応速度を誇る。
本機の性能を熟知しているアーバインにしか乗りこなせない機体であり、彼も他の人物が乗る事を嫌がるが、劇中では一時的ながらドクター・ディやルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世が操縦した事もある。
- アーバイン曰く「やたらと気性が荒くて最初の頃は手を焼いた。だが、一緒に過ごす時間が多くなると馬が合った。しかし自分が他のゾイドに乗った後は、しばらくご機嫌斜めだった」とのこと。
- HMM版では、ムンベイの特殊なチューニングのおかげで機能を実現したとされている。
ガーディアンフォース編でレイヴンの駆るジェノブレイカーとの戦いで半身をエクスブレイカーでほぼ切断され、ゾイドコアに致命傷を負ってしまった。 メモリーバンクをライトニングサイクスに移植する事で生まれ変わり、再びアーバインの相棒として活躍する。
バトルストーリーでも西方大陸出身の傭兵アーバインの愛機として登場、劣勢に立たされた共和国軍の義勇兵として参加(本人曰く「負けそうな方に肩入れしちまう」)。待機状態だったゴジュラス・ジ・オーガをアイアンコングPKから守ろうとして返り討ちに会う。
しかしその行動が、あまりの凶暴さ故に乗りこなせる者が居なかったオーガがアーバインに対し自らコックピットを開く切っ掛けとなるのであった。
コマンドウルフBlS(バラッドスペシャル)
アニメ『/ZERO』に登場。雇われゾイドウォーリアーのバラッド・ハンターの機体。初期はアーバイン機同様にロングレンジライフル装備型で活躍し、途中で下記のアタックカスタム型に装備変更される。
シャドーフォックスを追跡中に崖から滑落、その直後バックドラフト団のミサイルで大破。
バラッドはバックドラフト団から脱走する際、奪取したシャドーフォックスを新たな愛機とした。
HMM版では、バラッドの他にジャッジマンの人形も付属されている。
コマンドウルフAU(アタックユニット)
コマンドウルフに「アタックユニット」を装備した機体。機体のカラーリングが青くなっているのが特徴。2連長射程ビーム砲と2連装250mmロングレンジキャノンを装備し、落ちた速度を脚部のアシスタンスブースターで補うという発想で改修されている。上記の通り、HMM版では対人ガトリング砲と小型衝撃砲が増設されている。
初期名では「コマンドウルフ・アーティ」とも呼ばれ、一部雑誌やアニメではこの名残で呼ばれることもあった。
コマンドウルフAC(アタックカスタム)
共和国軍の特殊工作師団416部隊こと青の部隊に配備された青いコマンドウルフ。西方大陸各所に残った帝国軍残存部隊の討伐に活躍し、その後に青の部隊は敵本土ニクスへの対策として結成された特殊部隊・閃光師団に編入された。
上記のAU仕様をさらにカスタマイズした機体であり、閃光師団の機体は個人によって異なるカスタマイズが施されている。主にライガーゼロなどの高速戦闘ゾイドの支援が役割。
コマンドウルフAC(マスクマン機)
アニメ『ゾイドフューザーズ』で登場。マッハストームのマーキングがされてる以外は他のメディアのACと差はない。バトルストーリーとしてはライトニングサイクス以前の機体ではあるが、ストライクレーザークローを装備していたり、(後述のユニゾン形態での使用だが)ケーニッヒウルフの必殺技のはずのエレクトリックファンガーを使う等、近代的改修が匂わされている。
グラハムやマービス、アッシュらが在籍していた頃はキャノンを積んでおらず、爪と牙による格闘戦を主とした戦闘スタイルだった。
しかし、マービスが治安局を襲撃した後、マスクマンはマービスを捕うためにコマンドウルフにキャノンを積み、ACにし砲撃戦も用いるようになった。
爪と牙による格闘戦の戦術は、後にチームに加入するアッシュの息子・RDに受け継がれる。
レオストライカーと初めてユニゾンした際に塗装が剥げて以降は、カラーリングが白色となった。
コマンドストライカー
マスクマンのコマンドウルフACに、シグマの新愛機となったブロックスゾイドのレオストライカーがZiユニゾンした合体形態。
武装ユニットとなったレオストライカーと合体する事で白兵戦能力が向上した。
合体したおかげか反応速度も上がっており、アニメでは超常的な速度で動ける。
必殺技はレオストライカーのザンブレイカーで切り裂く「ガイアブレイカー」で、並のEシールドなら一撃で突き破れる威力を持つ。
また、ユニゾンゾイドの殆どに備わる「Eシールド」も使用可能(ユニゾン元であるレオストライカーの時点で装備されているが、こちらは未使用だった)。
劇中では活躍する場面がなかったわけではないが、強敵と相対して敗北を喫する事も多かった。
最終決戦ではユニゾンしなかったが、この時はマスクマンが「数はこっちが上だ」と述べているため、セイスモサウルスに対し集った他のゾイド達と数で勝負するつもりであったことが窺える。
アニメには未登場だが、キットではレオストライカーのパーツをすべて取り付けた「パーフェクトモード」が再現可能。
マッハストーム所属のゾイド同士による他のユニゾン例として、ボルドガルドと合体した「アーマードウルフ」が存在する。
コマンドウルフNEW
中央大陸戦争後半で登場したアップデート機。機体色が変わっているほか、最高速度が10キロ増している。シールドライガーMk-2とベアファイターNEWと共にMk-2部隊を編成した。
西方大陸戦争時のコマンドウルフはこれを基準にした性能となった。
コマンドウルフEM
通称「レッドコマンドウルフ」。
西方大陸戦争時に登場。オリンポス山を巡る戦いで殿になった高速戦闘隊のコマンドウルフがガイロス帝国に鹵獲され、赤く塗り直された。帝国におけるライバル機のヘルキャットに比べて性能に優れていたことから、その高性能を認めていた帝国により高速戦闘機として使用され、さらに本機から得たノウハウがライトニングサイクスの開発の礎になったとされる。
HMM版ではロングレンジライフルともども登場タイミングが異なり、ゼネバス帝国に寝返った共和国の街の工場で製造された機体とされている。
ミッドナイトブルーコマンドウルフ
ゲーム特典のコマンドウルフ。夜戦カラーの機体。
ブルーコマンドウルフ
特殊部隊専用にパワーアップしたコマンドウルフ。最高速度がクラスアップしている。
コマンドウルフLC(ロングレンジカスタム)
ロングレンジライフルを装備したコマンドウルフ。
ある意味アーバイン仕様の量産タイプといえるもの(と言うか色違い)で、アーバイン機はバランスが悪く並のパイロットでは扱えないとされていたが、こちらの機体は機動力は他のコマンドウルフに比べて劣るものの、攻撃力は絶大とされている。
元々はゾイドジェネシスの放送時に発売されたキットの商品名として登場したものだが、HMM版ではこのタイプのコマンドウルフはバラッド仕様や第2期の一般機も含めてコマンドウルフLCとした扱いとなっている。
『ゾイドジェネシス』では、主人公達が所属するディガルド討伐軍の機体として多数登場するが、自慢のロングレンジライフルもバイオゾイドには全く通用しなかった。
しかし、後にソラノヒトより供与されたリーオ(メタルZi)製の弾丸を使う事で、ようやく対抗手段を得る事が出来た。
コトブキヤのHMMではレッドコマンドウルフが何故かゼネバス帝国側の鹵獲機として登場し、中央大陸戦争時代にロングレンジライフルを装備したコマンドウルフLC、通称「ハイエナコマンド」が発売されている。
コマンドウルフRGC(レールガンカスタム)
2013年から約1年間継続していたゾイドシリーズ『ゾイドオリジナル』の第三弾のキットとして製品化された派生機。
コマンドウルフの機動性を活かしたまま、長距離狙撃で大型ゾイドを倒しうる機体として試作された。
背部には専用のファング弾を発射する試作型レールガンを装備し、それに伴いエネルギー供給用のハイパーキャパシターとトランスミッションユニット、照準用のヘッドスコープ、射撃時に脚を固定するためのスパイクアンカーを備えている。レールガンは連結して威力を上げる事が可能で、作中では3機が連結した「三矢一撃」のフォーメーションでジェノリッターのシールドを(とっさに庇ったサーベルタイガーもろとも)一撃で貫通し、そのまま機体を中破させ撤退に追い込んでいる。
コマンドウルフインターセプター
『ゾイドオリジナル』に登場する迎撃用コマンドウルフ。装備はコマンドウルフLCと同じだが、迎撃のため最高速度を長時間維持できる。
作中では指揮官のザッパ専用機として、特徴的なヘッドギアを備えた「ドラゴンヘッド」が登場。ロングレンジライフルの砲手を廃止し新型の射撃管制装置で自動化している。
キットはRGCと選択して組み立てる。
コマンドウルフカスタム
アニメ『ゾイド』や後年のゲーム作品に何度か登場したカスタム仕様。「ミサイル強化型」や「強化型共和国軍仕様」や「市街戦仕様」とも呼ばれる。
多連装ロケットランチャーと増加装甲を装備している。
森林戦仕様
森林戦仕様のため、スピードを犠牲にして火力を増強し、高速キャノン砲、小型ミサイルポッド、接近戦用ビーム砲を新たに装備している。
夜間仕様
夜間戦仕様で、スナイパーとして活躍した。
長射程キャノン砲、赤外線抑制装置、レーダーを持つ。
局地戦闘型
いくつかのバリエーションが存在し、デザートライガー同様に砂漠に対応した「デザートタイプ」はスタミナが通常個体の2倍になっているとされる。
レッズウルフ
『ゾイドジェネレイションズ』に登場したギシンの機体。
小刀「カヅチ」と独自の火器を装備している。
その名前は、後にギシンの息子のジンのレッズウルフに受け継がれた。
コマンドウルフホロテック
『ゾイドジェネレイションズ』に登場した、ホロテック仕様のコマンドウルフ。
コマンドストライカーのホロテック仕様も存在する。
チャージウルフ
プテラス用の「ボマーユニット」とモルガ用の「キャノリーユニット」を装備した重武装型であり、ミサイルと大型砲によって火力が大幅に増加したが、機体重量も増加している。
ブリッツァーウルフ
ジェノブレイカーのフリーラウンドシールドを始めとする帝国の技術が使用されている。
実は一般公募から選ばれた作品が元になっている。
バトルストーリーでの描写からレイフォースに所属していると思われる。
ウォルターウルフ
オーガノイドシステムを搭載した特殊個体で、外見が大きく変貌している。
名前はウォルター・ウルフへのオマージュである。
ケルベロス
「ケルベロス」という呼称だが、頭は二つである。
パイロットは左側の頭に乗る。右側の頭は電子制御システムを搭載している。
主砲が2連ビーム砲になり、ビームバルカンが追加装備されている。
アニメ『ゾイド-ZOIDS-』には、同名のセイバータイガーの幻影を見せるシステムが登場した。
クライマーウルフ
山岳戦仕様。山地が多い暗黒大陸ニクスでの戦いに向けて開発された。
フェイスガードが追加された他、背中に大型の2連レーザー砲を搭載。ただし、牙は通常のバイトファングに変更されている。
サーベラス・エボルブ
ウォルターウルフ同様にオーガノイドシステムを搭載した機体。
ドロイドヘッドを展開する「ケルベロスモード」は、上記のケルベロスよりもケルベロスらしい見た目になっている。
シャドーフォックスの企画段階のアイディアが原案である。
ケーニッヒウルフのバリエーションの「アトロシャスウルフ」との類似性が強い。
Mk-II
「コマンドウルフ2」とも呼ばれる。
4連対空ミサイルランチャー、リニアレーザー、小型ビーム砲を装備した対空戦仕様。
コマンドウルフMk-II
紛らわしいが上記の「Mk-II」とは別の存在。
ケーニッヒウルフの没案の一つで、コマンドウルフおよび中央大陸産のオオカミ型の限界を測るための実験機的な役割が強い。
ガトリングウルフ
全長50m・全高27.5m・重量518.0tという超大型ゾイドで、なんと最高速度380km/hというわけのわからない存在。
独自装備として、4連装ガトリングバズーカ、電磁ウイング、加速用ブースターを持つ。
マルチミサイル改造機
ミサイルを装備したバリエーション。
ガンタイン機
『ゾイドバトルストーリー』にて登場した、アーバイン仕様機にそっくりな外見を持つ。しかし、ビームガトリングガンなど各種装備が変更されている。
ガンタインとはいわば「偽アーバイン」である。
ゲーム
『ゾイドワイルド_インフィニティブラスト』ではコマンドウルフACと共に実装。
2連装マルチディスチャージャーを装備することで、スモークディスチャージャーを増設・同時使用が可能。マルチディスチャージャーを使用してからワイルドアクション「ファントムダッシュ」を発動することでより濃い煙幕を焚くことができる。しかし使い慣れていないとプレイヤー側も視界が見づらくなるので注意。
また、2連装ビーム砲座(本作では対ゾイド2連装ビーム砲座と呼ばれている)を搭載するとワイルドアクションが変化する。ちなみに分離しての飛行機能は本作にはなし。
コマンドウルフACはデフォルトでロングレンジキャノンとアシスタンスブースターが装備されており、ブースターはワイルドアクションでスモークディスチャージャーと共に自動で発動する。
ロングレンジキャノンを撃つ「ファントムダッシュ」は通常機のそれとは違い、上記の対ゾイド2連装ビーム砲座発動時と同じ挙動である。
しかしその分アイアンコングPK同様他の装備を追加できる場所が限られている。
ファイナルブラスト(決め技)は通常・ACで共通して遠吠えをしてを通常のコマンドウルフ・コマンドウルフNEWを呼び出し相手をゾイド2連装ビーム砲座で銃撃して牽制した後、エレクトロンバイトファングで噛み砕き止めを刺すというもの。
クエストでは4章の「苦しむ群狼」、ACは同章の「糸口」とかなり遅く登場する。2Pカラーはアーバイン機。
ロングレンジライフルやロングレンジキャノンとアシスタンスブースターも実装されているため、色を変えてアーバイン機、AUなど派生機も再現できる。
余談
- 『ゾイド-ZOIDS-』では、企画段階ではコマンドウルフが主人公機になる予定だったが変更された。最初期のポスターでのコマンドウルフの色が白だったり、漫画版でのコマンドウルフのジークの設定などはこれに由来する。
- アニメにて、初期は後のジェノザウラーなどに使用されたボイスエフェクトが使用されていた。後年、『デジモンフロンティア』にてガルムモンへの変身バンクにても使用された。実はゾイド以前に『伝説の勇者ダ・ガーン』にも使用されていたりする。