曖昧さ回避
- 『ゾイド新世紀/ZERO』に登場する審判ロボット。本項で解説。
- 『ロックマンエグゼ』に登場するネットナビ。⇒「ジャッジマン(ロックマンエグゼ)」
- 遊戯王OCGのキャラクター。⇒「ジャッジ・マン」
概要
CV:堀川仁
ゾイドバトル連盟に所属し、ゾイドバトルを取り仕切る審判ロボット。バトル開始時刻になると同時に軌道上のジャッジ衛星からカプセルに乗った状態でバトルフィールドに投下され、地面に巨大なクレーターを作って現れる。バトルが終了すると、乗ってきたカプセルで軌道上まで戻っていく。
ゾイドバトル連盟が定めたルールに則り、公平かつ厳格なジャッジを行う。ルール違反を犯した者には厳しいペナルティを与えるが、突発的な出来事に対して柔軟な対応を見せることも。
ストーリーが進むにつれて段々とコミカルな面を見せることが多くなっていき、終盤ではチーム・タイガースを渾名の「チーム・にゃんにゃん」と間違えるという、ロボット(というか審判)にあるまじき大ポカをやらかしている。
- しかもこの際にタイガースのセイバータイガーがずっこけた上に、その衝撃でセイバータイガーのコンバットシステムがフリーズして失格、チーム・ブリッツの不戦勝となってしまった。しかもこのチームは第1話からチーム・ブリッツに踏み台にされてきて、何度も失調してようやく「ロイヤルカップ」に参加できるまで這い上がってきたのに。
- このシーンは、前作におけるギャグとは無縁のキャラクターが同じくセイバータイガーを操縦していた際の(ギャグシーンではないが)とある場面での描写に似ているという指摘がある。
複数体量産されており、英語雑じりだったり歌舞伎口調だったりと個性豊か。とある個体がハリーのお手伝いロボットのベンジャミンと周波数が一致したことで一目惚れされ、ジャッジマン恋しさにベンジャミンはホエールキングを強奪してゾイドバトル連盟の母艦のウルトラザウルスにテロを仕掛けたこともある。
ダークジャッジマン
CV:田中総一郎
バックドラフト団が独自に開発した偽物。上述した通常のジャッジマンが現れた後、それを破壊した上で登場し、審判を乗っ取る。
こちらはボディが真っ黒かつ尖鋭的でガラが悪く、あからさまなバックドラフト団びいきのジャッジを行うという清々しいまでの悪徳レフェリーっぷりを見せる。一応、全機戦闘不能になった場合には渋々ではあるが勝利者コールを行っており、試合結果までは改ざんしない。こちらも複数体存在しており、勝利者コールを脅迫されて受け入れながら地団太を踏んだり、肩を落として嘆くように呟いたりしているとオリジナルに負けず劣らず個性豊か。
ジャッジマンが何機も破壊されてきたが、13話では逆にバックドラフト団の試合に割り込む形で後から送り込まれたジャッジマンと並んで審判を行った(この時バックドラフト団が追加投入したザバットに対しジャッジマンは「反則!反則!」と何度も咎めていたが、ダークジャッジマンは知らんぷりしていた)他、シャドーフォックス戦ではカプセルごと潰されたジャッジマンが這い出てダークジャッジマンをプロレス技で文字通り「成敗」し、大岡越前ばりの大立ち回りを演じた(今回の個体は歌舞伎口調)。
「バトルフィールドでは この私が、あ法〜律〜だぁ〜〜〜〜ッ!」
トロス「よっ 名奉行!」
余談
- 本放送時は提供クレジットのナレーションも担当しており、ストーリーが進むにつれて手の込んだ映像が制作されている。卓球をしているバージョンもあった。
- 『ロックマンエグゼ』は「黒い稲妻」のエピソードなど、ゾイドシリーズとの繋がりが強いため、あちらのジャッジマンがこちらのジャッジマンにオマージュをしている可能性もある。
- コトブキヤのHMMシリーズなどでは、ジャッジマンの模型が関連ゾイドのキットに付属している事もある。
- ジャッジマンやベンジャミンやセバスチャンの様なこの時代のアンドロイドは、トーマ・リヒャルト・シュバルツがオーガノイドシステムを参考に開発した戦術AI「ビーク」の技術が後世に影響を与えて生まれた可能性もあるのかもしれない。
関連タグ
ロブ・ハーマン:堀川氏が演じたシリーズにおける有名なキャラクターの例。