チーム・タイガース
ちーむたいがーす
『ゾイド新世紀/ZERO』に登場するゾイドバトルチームの一つ。
ビットが初陣で対戦したバトルチームで、チーム名にもあるように全員が黄色のセイバータイガーを愛機としており口調が関西弁かつセリフの端々に野球用語が多く、「猛虎魂」をモットーとしている。
物語開始時点では強豪チームだったが、ビットのライガーゼロに敗北を喫してからは弱小チームに成り下がってしまい(バラットの弁によれば腕は確かなものの、攻撃がワンパターンであるらしい)、様々な災難に遭遇するようになる。
また、その弱小ぶりから「チーム・にゃんにゃん」と冷やかされることも少なくない(レストランで再会したビットの一言が発端)。しかし、物語終盤ではBクラスのトップにまで成績を上げた。
そしてBクラスのトップとしてワイルドカードセレクションによってロイヤルカップへの参加を果たすこととなる。
物語終盤の大会中盤では二手に分かれたチーム・ブリッツ(リノンとジェミー)を相手に威勢よく登場するも、
「チーム・ブリッツ! VS···チーム・にゃんにゃん!」
「あにゃにゃ···」
なんと、ゾイドバトル審判のジャッジマンにチーム名を渾名の「チーム・にゃんにゃん」と間違えられ(セイバータイガーが)全員ズッコケ。
しかもこの際にその衝撃でセイバータイガーのコンバットシステムがフリーズして失格、チーム・ブリッツの不戦勝となってしまった。
と、第1話からチーム・ブリッツに踏み台にされてきて、何度も失調してようやく「ロイヤルカップ」に参加できるまで這い上がってきたもののあまりにも呆気ない形で物語からフェードアウトしてしまった。
セイバータイガーのカラーリングや成績が低迷したこと、なぜか口調が関西弁でかつセリフの端々に野球用語を使っていたこと、所属ウォーリアーの名前、そして「猛虎魂」をモットーとしており、当時成績の低迷していたプロ野球チーム・阪神タイガースがモチーフ(暗喩)となっている。
ちなみに上記のズッコケは『機獣新世紀ZOIDS』におけるレイヴンのセイバータイガーの転倒シーンのオマージュらしい(あちらはギャグではないが)。