CV:川澄綾子
概要
兄と全く異なる髪型は父親譲りで、髪色は母親譲りである。
後頭部から背中にかけて、謎の浮遊物が付着するという奇抜性のあるファッションをしている。
搭乗するゾイドはディバイソン→ガンスナイパーWWU。
高火力で相手を圧倒し、攻撃の中でも遠距離からの攻撃を得意とする。
ディバイソンの時は「リノン・スペシャル・ファイヤー」の掛け声と共に、トーマ・リヒャルト・シュバルツの「メガロマックス」に該当する必殺技を躊躇なくぶっ放す。
魔改造したガンスナイパーに乗り換えた際には、劇中で一度もスナイパーライフルを使わず、正面からの火力勝負でフルバーストを叩き込むなど、完全に本来の機体コンセプトから外れた戦法を取っており、ナオミ・フリューゲルからも「邪道」と言い切られてしまっている。
しかし、搭乗者であるリノンが詰めが甘く油断してしまうため、真っ先にやられてしまう事が多々ある。
人物像
可愛らしい見た目とは裏腹に、中身はかなり豪快でとても凶暴。
わがままでナルシストで自己中心的の三拍子そろっており、残念ながらいわゆる「ゲスイン」と称されても文句が言えないほど、非常にアクが強い。
チームの男子一同からは、レオンの人格と比べて「なぜあんな風に育ったんだ」と評され、異性としては全くと言っていいほど評価されていない。
ある出来事でビット・クラウドとジェミー・ヘメロスを半殺しにした事があったり、その余波でバックドラフト団にも大きな被害を与えている。
しかもジェミーのプテラスで。
- ジェミーはこの時「リノンさんの裸なんて見ても何の得にもならない」と発言したため、文字通り顔面が大変なことになった。
兄レオンが作中屈指の誠実な好青年なだけに、このじゃじゃ馬ぶりがより際立ってしまっている。
- しかも、これがジェミーのプテラスの劇中での初のロールアウトであり、数少ない場面の一つだった。
バトル中もポイントの為に味方ごと巻き込んで攻撃したり、審判ロボのジャッジマンまでも巻き込み攻撃を食らわすなど豪快さはどこまでも突き抜けている。
ディバイソンがエレファンダーによって退場させられた際には、仲間から
- 「かわいそうなディバイソン・・・」
- 「リノンに搭乗されていたのが運の尽きだった」
と言われていた。
一方で、自由奔放かつ別方向で非常識なビットのお目付け役でもあり、決して常識力までは欠如していないが、やはり調子に乗り始めると自分の世界に飛んで行って帰ってこない。
ハリー・チャンプには好意を寄せられており、強烈なアプローチをされてもけんもほろろにしている。
また、ラオンには、とある理由から気にかけられている。
コロコロコミック版では小学生向けということで性格(或いは人格)も大分変っており、普通の女の子らしくなっている。顔立ちから髪型のデザインも可愛らしいものへと変えられた。
つまり彼女は、同一人物でもアニメ版と漫画版の性格(人格)を合わせると、ある意味二重人格に近い原理とも言える。。
余談
- チーム・ブリッツの所属メンバーは、ビット以外は、レオンも含めて全員が愛機を乗り換えているが、リノンだけは先代の愛機から大きく異なるゾイドに変更されている。
- 歴代のヒロインでも珍しく、主人公に好意を寄せる描写がない。
- ハリーを焚きつけるために、わざとビットと恋仲であるかの様に振舞って、意地の悪い笑顔を見せながら煽ったことはある。
- 『スパロボOE』に登場した際も、戦意消失した盗賊団にむかって砲撃をぶっ放している。
- 2000年代には、リノンの様な男勝りの「暴力系ヒロイン」が多くの作品で見られており、リノンもその一人だろう。
- 『ゾイドフューザーズ』には、リノン仕様のガンスナイパーもモブとして登場している。
関連イラスト
関連タグ
ナオミ・フリューゲル:『スーパーロボット大戦OE』でリノンと共に登場した。ちなみに中の人同士はアンデルセン作品のアニメ版で共演している。
赤いサイバトロン:過激な言動の味方キャラクター繋がり