概要
かつて惑星Ziを「神々の怒り」と呼ばれる地殻変動が襲った際に、居住が出来無く成った地上に代わってギルドラゴンに乗って空中や宇宙に脱出した後に天空に建造したクリスタル型の空中都市「ソラシティ」に暮らす人々。天空人とも呼ばれている。
かつての文明の高度な技術を多数保有しており、ソラシティ内部も完全な自動化、機械化が為されている。
ソラシティ最高評議会と呼ばれる人々がシティを運営している。
地上にあるジェネレーターも元々は彼らが作ったものである。
ソラノヒトの先祖たちはソラシティに避難した後、地上を再び人や生物の住める世界にしようと様々な技術を用いてジェネレーターを作り、環境が回復した場所へ降りた人々はそこで暮らし始めた。
その一方で平和な世界と空中での暮らしに馴れた人々は地上の人々を何時しか軽んじ、見下す様に成りそのままソラシティに残って暮らしていたが、やがてソラシティを維持するレッゲルが不足する様に成った。
これに対して地上のジェネレーターから得られるレッゲルやエネルギーの搾取を推進するプロメ達の様な地上の支配を目論む評議委員によりディガルド武国と接触し、飛行ゾイドの製造を禁止する代わりにバイオゾイドを初めとした失われた技術を提供する「天空通商条約」が締結され、そして地上エージェントとしてディガルドに降りたジーンとフェルミによってそれらが用いられ、ディガルドは強大な侵略国家へと変貌して行った。
ソラノヒト達は生活に必要なレッゲルさえ手に入れば地上の事など知った事では無いというスタンスで在り、一部には地上人を虫けら呼ばわりするものまでいる始末で有った(流石に適性の低いバイオゾイドのパイロットを補う為の非人道的な行為までには気付かなかった模様)。
なお現在ではジェネレーターに関しては、ソラシティの古い書物に情報が幾つか残っている程度と成っている。
一方で地上との融和を求めるバラやバナ議長、ロン・マンガンの様な穏健派評議委員はディガルドの専横を阻止すべく、元キダ藩出身者達が興したディガルド討伐軍への協力と支援を行って行くが、両グループの対立がそのまま地上での激戦という形へと繋がってしまった。
この事は後に事情を知ったセイジュウロウからは馬鹿呼ばわりされ、ルージ・ファミロンからも「あなた方もジーンと同じです。もう過ちに気付いて下さい」と言い捨てられた。
リーオの弾丸を受領する為にディガルド討伐軍がギルドラゴンに乗ってやって来た際にも、わざと出入り口の狭いゲートに誘導すると行った嫌がらせを働く上、一般住民たちも地上で起こっている戦乱には無関心で在り、平和なソラシティで永住する事を望むなど完全に平和ボケしてしまっていた。
半面太古の技術によって食料の自給自足システムや、シティ内の瞬間移動技術やナビゲーション、武器を持った者の侵入を阻止するセキュリティシステムに加え、空間曲折によるカムフラージュ機能、ソラシティ全体を覆うバーリアとバイオゾイドも撃ち落とす自動迎撃システムを備えている他セイジュウロウの不治の病を完治したりバイオヴォルケーノの生命エネルギー転換装置を取り除くなど科学技術や医療の技術は一流。
だが防衛システムは上記の光学迷彩や対空砲、バーリア以外には無人制御のザバットがいるだけで有人のゾイドはデカルトドラゴンが二体いるのみと成っている。
- レドラーは配備予定だったが、アニメには登場しなかった。
評議会はエージェントとしてディガルドに送ったジーンが野心家で在る事は知りつつも完全にコントロール出来ていると見下し、大した手筈は整え無かったが、その詰めの甘さが災いしZiを支配する神に為ろうと暴走していったジーンによってソラシティは討伐軍の到着後にバイオラプターグイ部隊の総攻撃を受け、住民達は討伐軍が乗って来たギルドラゴンによって脱出したものの、ソラシティ自体はフェルミのバイオプテラとバイオラプターグイの集中攻撃によって地上へ落下、爆発四散してしまう。
生き残ったソラノヒトたちはズーリに移住したが、長きに亘る自動化によって体がすっかりなまってしまい農耕にも四苦八苦していた。
何よりも故郷を失った人々の心には深い傷が残ってしまった。
その後は自分たちの過ちを認めて改心し、討伐軍に協力。
ナンバーの真実を告発する為の衛星放送を行う為に最新鋭の衛星放送装置を製造し、ディガルドから離反者を出すきっかけを作った。
最終決戦には参加しなかったものの、ソラシティにいた頃から興味を持っていたエヴォルトの力を持つムラサメライガーの秘密を解析した。
