CV谷山紀章
概要
反ディガルド武装ゲリラの幹部で、ガラガの戦友。元は旅商人と自己紹介している。
優れた人脈と知略を持ち、飄々とした性格の持ち主。
至って飄々とした食えない性格をしており、人情家の多いルージ一行の中では比較的シビアな意見を言うことが多く、目的の為には嘘つきを装う一面もある。ただし、決して冷たい人間というわけではなく、相手に自分の言に対する現実的な対策を踏まえた反論を引き出させるためにわざとそういった物言いをしている節も垣間見える。
その一方で、ラ・カンとは別に急成長するルージに期待を寄せており、ディガルド討伐軍活動初期の大敗後、一時活動停止中は彼とコトナを連れて各地を回り、ルージに人々を空に運んだゾイドの伝承に触れさせつつ、自身の人脈から協力者を取りつけ彼に経験を積ませることに一役買っている。
バンブリアンを愛機に戦い、主にゲリラ戦で参謀役を務めた。ただし当初は愛機は修理中であり本格的な登場はゲリラ組織壊滅後。
(冷や汗をかいたと言ってはいるが)まだ経験不足であったとはいえ、模擬戦をしたルージに勝利するなど技量も高い。
なお、メインキャラクターでは唯一、愛機を乗り換えている。これはバイオヴォルケーノとの戦いでルージとミィを逃して自爆を決行したからである。ただし本人はギリギリのところで脱出し生還している。
なお、ちゃっかり事前に予備のバンブリアンを隠していた為、自爆した後の次回には戦闘には復帰している。
その一方で
- ムラサメライガーが姿を変えたをエヴォルトだといち早く気づく
- 大変動前の今よりも高度なテクノロジーに関する知識とそれにまつわるバリアやホログラム等々の今よりも高度な技術が眠る遺跡に入れてもらえる人脈がある
- 人々を空に運んだゾイドの伝承にも詳しい
等々単なる博識では済まない知識を持っており謎の多い人物でもある。
正体
〜ネタバレ注意〜
実は空に人々を運んだという伝承は事実であり、高度な技術力で作り上げた空中都市ソラシティが今でも惑星Ziで活動している。そして彼はその地に住まうソラノヒトのスパイであった。ソラノヒトたちが結んだ通商条約が原因で、ディガルドがあまりにも勢力を拡大しすぎることを懸念した一派が、反ディガルド組織設立に導くため地上に送り込んだエージェント、それがロンであった。
物語中盤までは誰にもこのことを話さず、裏で何か暗躍しているようなそぶりだけを見せていたが、ルージと一緒に旅を続けその人柄を観察した結果として彼のことを認め自らの正体を告白している。
また、同郷かつ同じくソラノヒトのフェルミとは顔見知り。それゆえ上からの指示で密会を開き彼女の享楽主義で飛行ゾイド技術提供について問いただしている。
ちなみに、実はラ・カンにはソラシティの人間だとバレていた。彼の世界の違う動向から空から来た人間だと薄々勘づかれており、ディガルド討伐軍初の大敗以後の動向から確信に至っていたようだ。
余談
番組終了後のミニコーナー「ロン先生のゾイド講座」では講師担当をしている。
関連タグ
オニギリ(ゾイドワイルド)… 次回作におけるゾイド博士かつ砲撃手。敵組織との接点もあり。