オニギリ(ゾイドワイルド)
おにぎり
怒れ!ガノンタス!僕の魂と共に!
CV:小桜エツコ
ゾイドに関する豊富な知識を持ち、ゾイド博士を自称するフリーダム団の一人。丸眼鏡をかけ、背中におにぎりが描かれた法被を纏っている。(自身の名前と同じ食べ物についてハッキリと関連性が示されたのは彼が初めてで後の話でフリーダム団の食事として出る。)彼の相棒となるゾイドはプロガノケリス種ゾイドのガノンタス。
臆病な面があるが、ひとたびゾイドを目にすると自身が危険に晒されていようとも蘊蓄を語り出す困った癖があり、その知識も遠くから聞こえるかすかな咆哮でさえどのゾイドから発せられたものかわかるなどゾイドの蘊蓄は並大抵のものではない。ただし、得た知識は書物に既に書き記された情報や復元あるいは復活したゾイドに関する物が中心で発掘する際、一部が欠損したゾイドのパーツが発見されるなどの現実の化石の発掘現場で起きる一例を知らなかった為インドア派の知識人と言える。
ただ博識なだけではなく、ゾイドに対する愛情もアラシに負けておらず、強制されていたとはいえガノンタスを実験台にしたことに涙したり、他のゾイドの修理をするなど、心優しい一面もある。
また、友達や相棒を助ける為なら危険を顧みず体を張る等、いざという時には勇敢な面を見せる。
周囲の人物達から理解を得られず馬鹿にされ続けていたが、彼のゾイドに関する知識に目を付けたデスメタル帝国によって言葉巧みに懐柔された所を相棒と共にゾイド開発研究施設ロウヤに幽閉され、以降はデスメタルキーの開発に従事させられていた。彼と同じく囚われの身となったアラシと出会い、共にデスメタルに反抗。ガノンタスからゾイドキーを授けられたことでワイルドブラストを果たして研究施設からの脱出と破壊に成功する。
その後、アラシの誘いを受けてフリーダム団に入り、共に旅をすることになった。フリーダム団に最初に加入したペンネは当初アラシとは別行動を取っていたため、アラシにとっては初めての旅のお供となる。アラシよりかはしっかり者かと思われていたが旅の経験は少ないのか彼と共に一文無しになって行き倒れるなど、意外にも生活力は低い模様(彼の性格からアラシの無計画ぶりに振り回されている可能性もある)。
また絵心もあり、ガノンタス・ワイルドライガー・スコーピア・アラシを可愛く描いたり、ペンネを恐ろしく描いている(これには案の定ペンネの怒りを買う)。
後にキンコという町で、自画像が150ゼニーで売れたことからも彼の絵はその町の人間には評価される物らしい。
他にも割と天然な気質もあり、ペンネが面倒を見ている身寄りのない子供達から手紙が届いた際には、「ペンネって子持ち!?」と驚いていた。
また、ゾイドの知識を応用しフリーダム団の知識担当としても活躍しており、作戦立案が苦手なアラシに代わり作戦を立てることもしばしばある。
『こっち向くんだZOI』なるゲーム(あっち向いてホイの逆)に強いがこれをペンネに利用されることで自身が痛い目にあうことも。
今より幼かった頃、ゾイドを呼び寄せる薬品を開発し研究室の水場で十分に実験をした後、天然の沼でそれを使用したのだが、どういうわけか、事前の実験と異なり薬品は水を汚してしまった。何日もかけて水を元に戻したオニギリであったが、その底では薬品の影響で弱ったガノンタスの姿があった。
何日もかけてガノンタスを看病し、どうにか元気にしたオニギリは弱らせてしまった負い目からそのままガノンタスと別れようとするが、自分に付きっ切りでいてくれたオニギリにガノンタスはなつき、そのまま彼のパートナーとなった。