スペック
機体名 | スパイデス |
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英表記 | SPIDEATH |
番号 | ZW18 |
所属 | フリーダム団(FREEDOM) |
分類 | ゴケグモ種 |
骨格分類 | 8足虫骨格 |
異名 | 8本の飛苦無 |
全長 | 3.8m |
全高 | 1.7m |
重量 | 10.0t |
最高速度 | 142km/h |
発掘地域 | ワイルド大陸 密林地帯 |
IQ | 92 |
本能解放技名 | スパイダーポイズン |
搭乗者 | ヨウカン |
ステータス |
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武装 |
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装備 |
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クラス | S |
動力 | ゼンマイ |
発売日 | 2019年1月26日 |
価格 | 1200円 |
組立時間 | 約分 |
「絡め取れ!スパイデス!私の魂と共に!」
概要
ゴケグモ種の小型ゾイド。
反射神経が鋭く、移動性に優れた八本の鋭い足ヴェノムスパイクを使って俊敏に移動する。
また、デススレッド(いわゆるクモ糸だと思われる)や先端がフック状になったジェットアンカーなどを射出し、壁などに引っ掛けて移動することもできる。これとは別に短距離の跳躍に使うジェット噴射口や、空中でのステアリングに使うフラップなどを持っている。
発見時の骨格は繭状のデススレッドに覆われており、デススレッドを溶かす特殊な溶剤が発見されるまで正体は謎に包まれていた。
本能解放すると胸部が腹部に一体化する形で折りたたまれ、ヴェノムスパイク全てを前方に突き出した、体全てが一つの毒手と言わんばかりの威嚇体勢となる。
本能開放技は勢いよく飛びかかり、刃物状に尖ったヴェノムスパイクと鋏角を敵ゾイドに突き刺し、毒を注入する「スパイダーポイズン」。
ゾイドキーの形はヴェノムスパイクを模した物。
活躍
ゾイドワイルド
フリーダム団に所属する義賊ヨウカン(ゾイドワイルド)の相棒として登場。ヨウカンの出番の少なさもあって戦闘シーンは多くないが、デススレッドを使ったトリッキーな戦術でゾイドの質も量も勝るデスメタル帝国を翻弄した。
ゾイドワイルドZERO
軍用として配備されている描写は無いが、民間のジャンク屋がギルラプターと共に連れていた…のだが、あっという間に破壊されてしまい、しかも登場したのはその話のみ。
前作レギュラーのゾイド達で敵に回った物達はいるが、彼らは出番は多いか、大きな活躍をしていたため、かなり不遇な扱いを受けている。
バリエーション
スパイデスNA(ニンジャアタッカー)、スパイデスZi(Ziモデル)
第3シリーズで発売された「ゾイドランダムキット Vol.1」に収録されている亜種。
NAは忍びの里の地底から発見された亜種。濃紺の装甲を持ち、闇夜に紛れる隠密行動を得意とする。目とZキャップは黄色で、キャップは不透明な共和国仕様。
Ziは惑星Ziに生息していたとされる亜種で、他の機体と比べ高硬度の装甲を持つ。赤い骨格に銀の装甲、緑の目にグレーのZキャップと、ゼネバス帝国を彷彿とさせるカラーリングが特徴で、キャップの形状は兵器ゾイド仕様。
スパイダーマンver.
「シナジネクス」企画の一環として"クモ型の金属生命体とともにスパイダーマンがニューヨークの街を守る!”というコンセプトを元に、スパイダーマン、ブラックスパイダーマンをイメージしたカラーリングが登場。
1/35スケールの可動フィギュアがそれぞれに付属し主要な関節が可動し様々なポージングが可能な上、ウェブシューター発射時の差し替え前腕パーツも同梱。
さらに専用アクションスタンドも付属、躍動的なポージングでフィギュアをスパイデスに搭乗させることができる。無論ライダータイプでも搭乗が可能。
しかし商標の関係か、商品名はそれぞれが「SPIDER ZOIDS SPIDER-MAN special」、「SPIDER ZOIDS BLACK SPIDER-MAN special」であり何故かスパイデスとは呼ばれていない。その為、当記事での呼称は便宜上である。
SPIDER ZOIDS SPIDER-MAN special
SPIDER ZOIDS BLACK SPIDER-MAN special
キットについて
キットはゼンマイ駆動。8本の足を動かしながら体の下の車輪で走行する。ゼンマイを巻くのに使うのはジェットアンカーで、普段は腹部の後ろに取り付けておくことができる。腹部の外装はフラップになっており、上部と左右のフラップをそれぞれ開閉できる。
本能開放は手動で切り替える。前半身上部を開いたうえで体を起こし腹部に固定、また足を根元から倒し、ゆらゆら動く4本の足を固定することで飛び掛かるような姿勢をとる。この状態でゼンマイを巻くと前進し、脚も動くためつかみかかるような動きになる。地味に変形手順が多いのが特徴。
また、キットにはタコ糸を取り付けるための場所が設けてあり、本体とジェットアンカーに糸を通すことでクモ糸を出しているような状態にすることが可能。ジェットアンカーの先端はフック状になっているため、家具や天井などにぶら下げることができる。
しかしこの糸についての機構、なぜか公式ではほとんど紹介されていない。
発売前にyoutubeで公開された紹介映像のうち、コロコロチャンネルから配信されているものでは紹介されているのだが、タカラトミーチャンネルで配信されている動画にはその部分が入っておらず、さらに復元の書はおろか公式の組み立てサポート動画でも一切紹介されていない。何故なんだろうか…
ゲームでは
Nintendo Switch用ソフト『ゾイドワイルド_キングオブブラスト』及び『ゾイドワイルド_インフィニティブラスト』では
プレイアブルキャラとしては実装されていない。
だがスコーピアがワイルドブラストを発動すると助っ人として召喚され、攻撃をサポートしてくる。
更にファイナルブラストを発動するとデススレッドで巣を生成し相手ゾイドをそこに捕らえて動きを封じ、確実にヒット&デスが打ち込めるようにする。相手涙目···
ワイルド無印でペンネとヨウカンがコンビで共闘したことがあるため、それの再現だろうか。
余談
シリーズではグランチュラ(24ゾイドも含めればショットウォーカー)以来となるクモ型ゾイドである。
このゾイドは「ゴケグモ種」とのことだが、現実のゴケグモは大きく不規則な巣を作るのが特徴のクモで、一度作った巣から出て歩き回ることはあまり多くない。また目が悪く獲物をしっかりと見ることは出来ないため、跳躍して獲物を捕らえるという事はしない。むしろ目が良いクモのほうが少数派である。
移動性が高く跳躍に長けるというスパイデスの生態に最も近いクモはハエトリグモであろう。家の周りにも時おり見られるクモで、顔の前面に大きな目が4つ並んでいるという特徴もスパイデスとよく似ている。
余談だがゾイドアニメでは初めて登場した蜘蛛モチーフのゾイドである。
ちなみに、糸を出すゾイドとしては、他にモルガの亜種のリルガがいる。