スペック
機体名 | クワガノス |
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英表記 | KUWAGANOS |
番号 | ZW37 |
所属 | 共和国 |
分類 | クワガタムシ種 |
骨格分類 | 6足虫骨格 |
異名 | 琥珀の大鋏 |
全長 | 4.9m |
全高 | 2.0m |
重量 | 9.4t |
最高速度 | 212km/h |
発掘地域 | 大陸西部 森林地帯 |
IQ | 42 |
進化解放技名 | ストーム・シザース |
搭乗者 | ジェイク・ラモン 共和国軍一般兵士 |
ステータス |
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武装 |
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装備 |
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クラス | S |
動力 | ゼンマイ |
発売日 | 2020年2月22日 |
価格 | 1500円 |
組立時間 | 約-分 |
概要
クワーガから進化した、オレンジ色の装甲を持つクワガタムシ種のS型ゾイド。空中での近接戦闘戦を得意とする。
巨木が生い茂る森林地帯に生息しており、原種との最大の違いは樹液を体内に取り込み結晶化させた未知の半透明金属『アンバー素材』の生成能力である。原種のデュアルシザーズよりも大型でゾイドの装甲を易々と切り裂くアンバージョーや、飛行性能を更に高めるアンバーウイングもアンバー素材で形成されており、これらの装備は破損しても数分で再生する自己修復能力を持つ(本体が機能停止でもしたら流石に無理かもしれないが)。また、原種より気性は荒いが、それでもゾイドの中では大人しい部類のようで操縦性が良く飛行安定性が増している。
進化解放すると背中のアンバーウイングを開放させ、左右のアンバージョーを前方に展開して四本の顎を持つクワガタムシのような姿になり、前者で飛行能力を、後者で攻撃力を高める事ができる。
進化解放技はアンバーウイングで高めた飛行能力による高速移動で間合いを詰め、大顎とアンバージョーで敵を切り裂く『ストーム・シザース』。
尚、スペックはクワーガと比較するとディフェンスとスタミナの数値は互角で、それ以外は上回っており、進化ゾイドに相応しく原種の上位互換に当たる(その割にIQの正確な数値は同じだが・・・)。
キットについて
目玉の新規造形パーツとしてアンバージョーとアンバーウイング、またその付け根のジョイントパーツが付属する。それ以外のパーツはクワーガと同型だが、装甲はオレンジ、骨格は少し明るい色の成型色に変更されている。
ジョイントパーツには3mmピン2つに3mm穴、また裏側に5mm穴が空いているため、他のゾイドや改造武器パーツとの組み合わせに応用できるだろう。
また、デュアルシザーズも付属しているので好きな位置に付ける事ができる他、容易に『オレンジ色のクワーガ』に変更する事ができる。
ただし、アンバージョーとアンバーウイングの都合から『青色のクワガノス』に変更する事は容易にはできず、実現するには青色のクリア素材を用いて青色のアンバージョーとアンバーウイングを自作しなければならない(樹液を金属化したという設定から、装甲の色によらずアンバー素材の色が一定である、という可能性も考えられるが)。
ゾイドワイルドZEROにおいて
共和国軍の新たな航空戦力として第18話にて初登場。
制空権においては圧倒的に不利な立場にあった共和国軍が新たに発見した飛行ゾイドで、発掘現場を巧妙に偽装した秘密基地で発掘が進められ、第18話の序盤の時点では既に3機のクワガノスが完全復元が完了し、実戦投入目前の段階であった。
しかし、ほどなくして帝国軍に基地の存在は察知され、クワーガ部隊とスピーゲルが搭乗するドライパンサーの襲撃を受ける。偶々基地に滞在していたレオとライジングライガーが応戦するが、その数の差に苦戦を強いられる。その上格納庫への通路が崩落によって塞がれ、クワガノスのパイロット達は出撃できない状態に陥ってしまう。
だがそこへクワガノスと自作飛行機との衝突事故の末にスパイ容疑で共和国軍の基地に拘束されていたジェイク・ラモンがレオを助けるべくクワガノスに搭乗。天才的な飛行ゾイドの操縦センスと高い飛行能力でクワーガ部隊を一掃し、ドライパンサーに対しては急降下による攻撃を仕掛けてエヴォブラストで展開したアンバージョーでシャドウシールドを切り裂き、レオとライガーの窮地を救った。
アクシデントが重なったが、結果的にクワガノスの性能の高さは十分に証明され、正式に共和国軍の戦力として採用される事になった。
なお、劇中ではアンバーウイングは通常形態でも展開する事ができるようで、機体下部にはパワーライフルが1門追加されているのが確認できる。
余談
- アンバー素材の名前は琥珀を意味する英語「Amber(アンバー)」から来ており、半透明な琥珀に由来してアンバージョーやアンバーウイングも半透明の素材で作られている。
- ちなみに、琥珀とは古代の樹液が化石化したもので、樹液に飲み込まれた昆虫などがそのままの姿で見つかる場合もある。そのため、化石のように発掘・復元される今作のゾイドや、クワガタムシと関連付けやすいモチーフと言えるだろう。
- 『ゾイドワイルドZERO』に先んじて『ゾイドワイルド2』の予告漫画では先行登場を果たしている。