「覚悟しな。Winnerは俺達なんだよ。Goodbye,Champ.」
機体スペック
分類 | モビルファイター |
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形式番号 | GF13-006NA |
全高 | 16.3m |
本体重量 | 7.3t |
最大加重重量 | 16.8t |
装甲素材 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材、レアメタル・ハイブリッド多層材 |
メインエンジン | 熱核融合炉 |
所属 | ネオ・アメリカ |
ファイター | チボデー・クロケット |
GFアビリティポイント
ステータス | |
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POWER/力 | 18.76 |
SPEED/速さ | 17.77 |
OFFENSE/攻撃力 | 26.79 |
DEFENCE/守備力 | 22.77 |
SEARCH/索敵能力 | 16.99 |
ADAPTATION/適応能力 | 15.21 |
TOTAL/総合 | 118.29 |
概要
ネオアメリカが第13回ガンダムファイト向けに開発した機体。一つのモチーフに絞った感のある他国と比べると自国の様々な文化・要素を機体にふんだんに取り入れており(ボクサー、ガンマン、サーファー、アメフト)、モビルファイターとしては武装も多めの部類に入る。
本体カラーリングはゴッドガンダムやガンダムローズと同じトリコロール+黄でありながら、こちらは赤の比率が高く青も少し濃くまた異なる印象を受ける。
ノーマルモードは肩幅が広く、重装甲・重武装を誇るデザイン。
頭部にはフットボールのヘルメットのプロテクターを模したチンガードがついている。この時代に放送されたガンダムでは珍しくサイドアーマーが存在しない。
また、ファイターであるチボデーの得意なボクシングのスタイルを活かせるようボクサーモードへの変形機構を備え、防御力を犠牲にフットワークを向上させ戦闘力を上昇させることができる。
なお、この際、重量軽減のために、胸部装甲をパージし肩幅が狭まり、肩部装甲はボクサーのグローブさながらに両手に装備される。両手に装備された肩部装甲は、内蔵のブースターでパンチの威力を向上させる。
また、ほかのシャッフル同盟の機体同様チボデーの精神が明鏡止水の境地に達すると機体が金色に光り輝く。
『超級』だと新宿で大破した後に改修されシャイニングガンダムのスーパーモードを参考にしたウィニングモードが実装された。形状も所々変わっており、ウィニングモード発動時は肩アーマーが背中側に移動するといった機構変化も見受けられた。
加えて決勝大会用にガンダムマックスリボルバーという後継機が登場している。
武装
ギガンティック・マグナム×2
両腿にマウントされたビームピストル。モチーフはアメリカのガンマン。
供給は機体のジェネレーターからではなくカートリッジ式。余り目立たないが、マックスターはこれを用いた早撃ちなどによる射撃戦の強さも持ち味の一つ。物語終盤のVSグランドガンダム戦で弾切れした際はガンダムローズのローゼズビットを弾丸代わりに発射した事も。
ファイティングナックル×2
両前腕に装備している青色のナックルガード。名前はプラモの説明書に記されている。使用時はアームが展開しマニピュレーターを覆うように設置されそのまま殴る事が可能。これにより並の相手ならボクサーモードに移行しなくてもボクシングファイトを行えるが、劇中ではこれを使わずマニピュレーターのまま素手で殴る事の方が多かった。
グラブ(肩アーマー)
ボクサーモード限定の武装。肩部装甲の強度に加えて巨大バーニアの推力を加算することで相手に大きなダメージを与える。
しかし、少なくとも物語序盤段階ではシャイニングガンダムのブースター込みのパンチにあっさりパワー負けし、その後シャイニングフィンガーを発動されると前腕ごと破壊されてしまうなどお世辞にも剛性面では優秀とは言えない武装だった。
フライヤーシールド×1
サーフボードを模した形状の盾。劇中では専ら高速移動用に用いられ盾としてはろくに機能してない。
過去の立体物や設定資料集では「シールド」名義だった。
「フライヤーシールド」の名称の初出は不明だが2010年リリースの『ガンダム MS動画図鑑』(下記関連動画はそこからの再録)の時点で確認可能。
必殺技
サイクロンパンチ
ファイティングナックルでもグラブ装備でも使用可能。竜巻を起こすコークスクリューパンチ。
バーニングパンチ
ボクサーモードでのみ使える強力なパンチ。炎のようなものが出る演出があるが劇中ではあまり使っていない。SFC版のゲームではバーニングアッパーという技だった。後発のガンダムオールスター系のゲームで認知度が高まった技。
豪熱マシンガンパンチ
本編終盤でチボデーが明鏡止水と共に習得した必殺技。
一度にフィニッシュブロー10発分の衝撃波を発生させる。この技使用時はボクサーモードである必要はなく、ノーマルモードでも普通に使っていた。
VSゴッドガンダム戦ではドモンの「お前が一度に10発のパンチを出すのなら、俺は10体のガンダムになって受け止める!」という超理論によるゴッドシャドーで10体に増えたゴッドガンダムに全発受け止められてしまった。
グランドマスターガンダム戦においても一番手として放たれたがウルベ・イシカワが僅かに腹筋に力を入れた程度の動作で跳ね返された挙げ句、追撃と言わんばかりに巨体に踏み潰されてしまった。
外部出演
EXVS2
同作のMFと同じ特徴的な地走を携えた2000コスト機体として今作より参戦。使用感を例えるならば低コストになったゴッドガンダム。
踏み込み時に当たり判定が極端に小さくなりすり抜けがしやすい(足元以外の当たり判定が消失する)前格闘、一時的にボクサーモードになりSAが付く特殊格闘、射撃ガードを発生させながら一定距離前進し竜巻を発生させるサブ射撃のサイクロンパンチ、一出撃に一度のみしか使えないが凄まじい誘導と火力を備えた格闘CSのローゼスビットマグナムなど武装は粒揃い。
エクストリームバースト時には機体が明鏡止水の輝きに包まれる。バーストアタックは豪熱マシンガンパンチ。初段がヒットするとパンチのラッシュで畳み掛け、トドメに飛び上がってクイーン・ザ・スペードの紋章をバックに拳を振りかぶり、豪熱マシンガンパンチを叩き込む。
一度噛み付いた時の火力は同コスト帯の機体の中でもトップクラス。しかし格闘のほとんどが動かない為本機のポテンシャルを十分に発揮する為には相方との連携を密にする必要があるだろう。頼れる射撃武器も多くはないため、いかにして自分の間合いに持っていくかが重要な機体となっている。
格闘攻撃の動作がボクサーのそれ(パンチのみ)だったり、前格闘を仕掛ける時や地上ダッシュの動きがボクサーのウィービングだったりと動きの細部にもこだわって作られていることが窺える。
立体物
ガンプラの展開は新生シャッフル同盟の例にもれず不遇な状況で1/144、HG 1/100、BB戦士、Gジェネが販売されている。 ※しかしローズとボルトはHG 1/100やBB戦士にもラインナップされていないため幾分かマシな扱いだったりする。
1/144は腰が回らないため、派手なアクションを取らせられない。※可動軸を追加するといいだろう
ギミック再現の方はかなり頑張っている方で、ギガンティックマグナムは持ち手が収納・展開されたものがわざわざ別パーツで付属していたり(※)、ファイティングナックルも差し替えながら再現可能、肩アーマーのグラブもバーニア部の折りたたみはオミットされたもののちゃんと装着出来る。
※ただし、持ち手が収納されたギガンティックマグナムは両腰用に二丁付属しているが、持ち手が展開し手に持たせるものはなぜか一丁しか付いてないため、二丁拳銃を再現するには二体買う必要がある。
別売りのグレードアップパーツの胸部プロテクターを付けることで、完全体のボクサーモードが再現可能となっていた。
2023年8月18日(金)12時よりプレバンにてHG1/144が新規造形でリニューアル。当然ながら関節が良く動くようになっている他、ボクサーモードをアーマーパージと変形のみで完全再現。また、オリジナルギミックとしてボクサーモードから残りの装甲をさらにパージ可能であり、パンチエフェクトも付属している。このギミックの考案はなんと今川泰宏監督。
専用台座はオリジナルギミック再現用の支柱を除けばガンダムローズと同型の色違いで、こちらはクリアレッドとなっている。
HG 1/100はかなり出来がよく、パーツ割や可動範囲こそ当時のレベルだが、プロポーション優秀でボクサーモードで胸部プロテクターを差し替える以外は全てのギミックが再現されている。1/144と違いちゃんとシールドも付属している。また、ギガンティックマグナムも持ち手が可動するものが二丁付属しており、二丁拳銃を構えさせる事も可能。
BB戦士は、腰と肘に関節が仕込まれており派手なアクションを取らせることが可能になっていて、武装のギガンティックマグナムは腰部に装備可能。コアランダーも劇中同様に分離・合体ギミックが組み込まれていて、 パーツの脱着でアメフトモード⇔ボクサーモードへの任意で変更できる。 SDVオリジナルギミックで専用武器「ダブルキャノン」と「クリスタルの武具」を武装することで【ラウンドバッファローモード】への強化が可能になっている。
Gジェネ仕様は、SDVオリジナルギミックからシールドとファイティングナックルが付属する。