「マ、マリアルイゼ様、申し訳ありません…あなたにお別れも言えず…ローゼスビット!この手があるぅぅぅ!マリアルイゼ様ぁぁぁぁぁ!」
機体スペック
分類 | モビルファイター |
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形式番号 | GF13-009NF |
全高 | 16.2m |
本体重量 | 7.2t |
最大加重重量 | 13.1t |
装甲素材 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材、レアメタル・ハイブリッド多層材 |
メインエンジン | 熱核融合炉 |
所属 | ネオ・フランス |
ファイター | ジョルジュ・ド・サンド |
GFアビリティポイント
ステータス | |
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POWER/力 | 16.51 |
SPEED/速さ | 25.11 |
OFFENSE/攻撃力 | 18.11 |
DEFENCE/守備力 | 17.34 |
SEARCH/索敵能力 | 24.36 |
ADAPTATION/適応能力 | 16.22 |
TOTAL/総合 | 117.65 |
概要
ナポレオン時代の騎士を模した優雅な外見を持つ、ジョルジュの特技であるフェンシングを最大限に活かせる機体で、接近戦を得意とする。そのため、「シュバリエ・サーベル」と呼ばれるサーベルを装備する。また、格闘による攻撃が主であるMFの中では珍しく、オールレンジ攻撃が可能な武器「ローゼス・ビット」を持っており、バラの花を模したビットによって敵を翻弄する戦い方も可能である。
カラーリングはフランス代表らしくトリコロール+黄、同じくトリコロールのシャイニングガンダムやゴッドガンダムそれにガンダムマックスターと比べると水色に近い彩度の青をしている。
外見的にさぞ華麗な戦い方をするのだろうと思うだろうが、メイン回では毎回パワータイプか?と思わせるような戦いや活躍を見せる。
デビュー回ではマリアルイゼを守るために倒壊したエッフェル塔を機体の両腕で支えたり、ネオホンコンでのドモンとの対戦では必殺技を破られると形振り構わない肉弾戦も行ったり、ランタオ島でのグランドガンダムとの戦いではその巨体を持ち上げたりしている。
そういった無茶な運用にも耐えうるということは、ガンダムローズの完成度が高いことの証左でもある。
『超級』だと新宿で大破した後に改修されシャイニングガンダムのスーパーモードを参考にしたナポレオンモードが実装された。形状も所々変わっている。
加えて決勝大会用にガンダムヴェルサイユという後継機が登場している。
武装
バルカン×2
頭部に装備。
シュバリエサーベル×1
本機の格闘武装。非使用時は右腰の鞘に納刀されている。
マント型シールド
左肩に装備している。ローゼス・ビットの発射口にもなっている。
2022年にHGFCでプラモデル化されるにあたり、今川泰宏監督考案で、前後4枚のシールドを分離させてビットのように扱えるギミックが付け加えられた。
ローゼス・ビット
本機の最大の特徴とも言えるビット兵器。
シールドがガンダムデスサイズヘルのアクティブクロークのように展開し、前後合計で4つある射出孔から発射する。
ビットはバラの花弁の形をしており、今でいうローゼン・ズールのサイコジャマーにも似ている。
格納時はつぼみ状態だが、攻撃態勢に入ると開花し蕊にあたる部分からビームを発射する。
「地球がリング」というガンダムファイトの概要からも分かるように、重力下でも問題なく使用できるビットという地味に高性能過ぎる武装でもある。そのため、ベルティゴと並んでビット兵器の最強候補としてよく取り上げられがち。
物語後半はアーマーが串刺しにされる事が多かったため展開せずダメージ痕の隙間からビットを射出する事もあった。
技
【ローゼススクリーマー】
ローゼスビットを使用した技の一つ。マックスターのバーニングパンチと同じくバリエーションがあり、有名なのは相手をビットのエネルギーで形成した電流の空間へ閉じ込めるバージョン。もう一つは単純にローゼスビットで包囲して攻撃するパターンの二つがある。このためスーパーロボット大戦Tでは両方が再現された。
【ローゼスハリケーン】
ローゼスビットを使用した技の一つで、名が示す通りローゼスビットを相手の周囲で嵐のように回転させ、脱出不可能なエネルギーの渦を生み出す。
ゴッドガンダム戦ではゴッドスラッシュ・タイフーンにより突破された。また、グランドマスターガンダムには効果がなく、逆にグランドホーンでローゼスビットを破壊され、そのまま右掌と左肩を貫かれ磔にされてしまった。
【ローゼスマグナムハリケーン】
ガンダムマックスターとの連携によって生み出された技。ローゼスハリケーンで相手を巻き上げてビットの渦に閉じ込めてから、マックスターのギガンティックマグナムの銃口にビットをセットし、撃ち出す。スパロボオリジナル技だが、マグナムにビットを装填する点は原作がモチーフ。
立体物
1/144シリーズにラインナップ。可動範囲は狭いが、シュバリエサーベルを装備させることができる。 アクションフィギュア「M.I.A」シリーズにラインナップ。
2022年11月22日(火)より突如HGFCでの発売が発表された。主人公の味方兼ライバル機にもかかわらず、なんとプレミアムバンダイ限定商品として登場。
旧キットと比べて可動範囲が改善されており、シュバリエサーベルの刃はクリアブルーのパーツで再現され、ローゼスビットとそれをディスプレイするクリアブルーのベースが付属。後発のマックスターにも同型のベースが用意されていたあたり、シャッフル同盟4機全てに付属が決定しているようだ。
このように完全新規造形だが、前述の通りプレミアムバンダイ限定商品である。この「プレバン送り」という現実を受け入れる事が出来ない(あるいは一般販売を望んでいた)、一部のユーザーから不満の声が上がっている(その中には「何故Wのウイング以外のガンダム4機を一般に出しておいて、何故ローズだけプレバンなんだ!?」という声もあった)。しかし、ガンダムローズは人気の問題から一般で売れるか不透明でプレバンになった可能性もある。
とはいえ、これまではROBOT魂で参考出品すらされなかったため、今回のHGFC化は苦汁を舐め続けて二十余年にしてようやくキング・オブ・ハート以外の新生シャッフル同盟の最新フォーマットでの立体化のきっかけを手に入れたと言える。
ちなみにHGFC化に到るまであまりに音沙汰がなさすぎたせいか、情報が公開されたばかりのタイミングのプレミアムバンダイの紹介ページではブランドロゴが「HG AFTER COLONY」と間違って表記されていた(現在は「HG FUTURE CENTURY」に修正済み)。
また、本当に長きにわたって立体物が出されなかったため、バンダイ側もローズの人気の度合いが分からず低く見積もり過ぎていたのかプレバン商品としては二次出荷分の受付は一次出荷分発送後から始まるという前代未聞の事態まで発生した。
その反動かローズの受注受付期間も次のHGFCマックスター受注が開始してもなお続いているなどかなり長くなっている。
関連動画
関連タグ
シャイニングガンダム ゴッドガンダム ガンダムマックスター ドラゴンガンダム ボルトガンダム
ミラージュガンダム 20話に登場した、ネオフランスのモビルファイター。ガンダムローズとの競合機で、第13回ガンダムファイトの代表権をかけて戦い、敗北した。