概要
『機動武闘伝Gガンダム』の年号でありながら初の宇宙世紀以外を舞台にした作品。
アナザーガンダムの最初の年号でもある。略称はF.C.。劇中ではこの暦が語られた事が無い。
この世界観だが宇宙世紀と違って地球とコロニーの立場が逆転しており、裕福な支配層や特権階級がコロニーに居住しており、その一方で大勢の貧困層が地球に取り残されている。
そして最大の特徴はガンダムファイトと言う大会で、これは地球圏を壊滅させかねないコロニー間の戦争を回避するために4年に一度行われ、地球を舞台にコロニー各国代表のモビルファイターガンダムが戦い、そして最後に勝ち残る事で優勝したガンダムの国が4年間だけコロニー連合の支配権を握れると言うものである。
地球に取り残された人々の多くは地球を滅茶苦茶にするガンダムファイトを嫌っている者が多い。
この世界のスペースコロニーは宇宙世紀で見られたシリンダー型ではなく、各国それぞれの直感的な見た目での分かりやすさが重視されており、例えばネオジャパンは日本列島みたいな形状でネオアメリカは星型の大地に自由の女神像や摩天楼があしらわれてる形状だったり、ネオメキシコに関してはサボテン型だったりと色々と荒唐無稽だがどの国なのかがわかる。
一方でその形状を実現できるだけの重力制御技術の確立や、高度なナノマシンの存在、自由度の高いデザインのモビルファイター製造が可能など、この世界の技術水準は非常に高い。
またモビルスーツはコロニー建設用の作業用ロボットを戦闘用に改造し、それがモビルファイターへと発展していく。また民生用のMSも存在している。
カオス戦争
未来世紀の始まる直前、人類による地球の環境破壊の進行は止まる事を知らず、それを逃れるため、富豪や権力者など所謂、支配層は続々と宇宙への移住を開始していた。そして未来世紀が始まった頃、支配層のスペースコロニーへの移転に伴う地球各地の治安悪化と地域紛争が発展していった事でF.C.02年に起きた地球規模の大戦争が後に言う「カオス戦争(カオス大戦)」である。この戦争がコロニーにも悪影響を及ぼす事を危惧した各国コロニーは連合軍を編成して戦争に介入した。この戦争で戦闘用MSが大活躍し、04年にカオス戦争は終結し、地球は完全にコロニー連合の統治下となった。
しかし、その後、各コロニーは連合内での主権や地球の統治権を巡って対立し始め、冷戦へと突入、MSの開発競争も相まって緊張状態が進み、地球圏を壊滅させる危険性を秘めた第二次カオス戦争勃発の危機に追い込まれた。だがコロニー連合軍事顧問であったE.C.デューサー教授が提案した「ガンダムファイト」が提出から数週間後に(どういう訳か)認められていった末に可決された事で戦争は回避され、各国が休戦条約を結んだ。その後、ガンダムファイトは4年に一度問題無く開催されるものの、第9回~第11回大会がネオイングランドの射撃戦特化のブリテンガンダムが3連覇した影響でMFに重火器主流の風潮が強まり、コロニー間の緊張も強まって第三次カオス戦争の危機に陥り、第12回大会が4年延期される。だが開催された第12回大会で東方不敗が優勝した事でガンダムファイトは元の格闘主流に戻り、第三次カオス戦争の危機も回避された。
今回の13回大会は、これらの様々な要因と不確定要素さが重なった波乱の大会となり、興味本意に陥り易いファイトの在り方も含め、表舞台に噴出する結果を生み出した。
関連タグ
スーパーロボット大戦NEO…ゲーム世界観の暦となっている。
各ガンダムシリーズの他の年号
アド・ステラ:こちらも地球の人間と宇宙の人間の立場が未来世紀と似ている。