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概要編集

所属国アメリカ合衆国
所在地アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
正式名称世界を照らす自由(Liberty Enlightening the World)
建設1886年10月28日
全高93メートル(台座を含めた高さ
管理国立公園局(内務省の下部機関)
世界遺産に登録された日1984年10月31日

自由の女神像(じゆうのめがみぞう、英語:Statue of Liberty、愛称:ミス・リバティー)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨークに存在する建造物。市内に位置するリバティ島にこの像が設置されており、アメリカの自由と民主主義の象徴である。この像はかつてヨーロッパから船で渡って来た多くの移民たちが、長い旅の果てに自由の地であるアメリカで最初に目にしたものがこの自由の女神だった事から、移民たちを乗せた船が来る南東の方角を向いている。


歴史編集

建設編集

1876年7月にアメリカはイギリスから独立して1世紀となり、フランスは友好関係の証となるモニュメントの寄贈を提案して寄付の募集を呼びかけた。1875年9月に像の建設が開始され、1877年3月にベドロー島(後のリバティ島)に設置される事が決定した。1885年6月にフランスの軍用輸送船であるイゼール号が、分解された像を収めた木箱を積んでニューヨークに到着した。


その後編集

1886年10月に除幕式が執行され、クリーブランド大統領を初めとする100万人以上の観衆が集まった。1956年7月にベドロー島はリバティ島に改称され、1984年10月に像はユネスコの世界文化遺産に登録された。2001年9月に同時多発テロが発生してからは保安上の理由から2004年7月まで島に上陸する事は禁止されていたが、同年8月に台座から内部までの公開が再開され、2009年7月に頭部にある展望台に入場するのは人数を制限しながら再開されている。



整備編集

1933年6月にルーズベルト大統領は像を国立公園局に移管するように命令し、1937年9月に国立公園局はベドロー島の残りの地域に対する管轄権を獲得した。陸軍の撤退に伴って国立公園局は島を公園に改造し始め、公共事業促進局は古い建物のほとんどを取り壊して島の東端を再び整備・植栽し、像の後方から像に対する新たな公共の入り口の為に花崗岩の階段を建設した。


アクセス編集

行き方編集

女神像があるリバティ島には、マンハッタン島の南端に位置するバッテリー・パークから出ているスタチューシティークルーズという有料の専用フェリーから行ける。チケットはネットでも購入できるが、偽物が存在するので注意が必要である。


他の楽しみ方編集

節約志向な人はこの島に寄港しないが、女神像の正面を通過するスタテンアイランドに行く無料のフェリーから女神像とマンハッタン区内のビル群を同時に楽しめる。こちらは基本的にスタテンアイランドの住民用ではあるが、観光客にも人気の定番コースとなっている。


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