概要
星条旗(Stars and Stripes)とは、アメリカ合衆国の国旗である。
現行のものは、13本の赤と白の横縞が並び、左上部を青地で四角に区切って50個の白い星が配置されている。
赤は勇気、白は真実、青は正義を表す。
後述の運用上の都合によって、現在有効である国旗の中で最も変更が行われた国旗になっている。
州の数に合わせて変更を行う決まりになっており、当初は州の数の増減に合わせて星の数と縞の本数の双方が増減することになっていたが、州の数が増えて最初の改正が行われた時に縞の本数も増やしたところ、「このまま縞の本数が増えていったら、遠目からは縞でなくピンク色に見えるようになってしまう」という指摘で、2回目の改正以降は縞の本数を独立当初の13本で固定、星の数を現在の州の数にする変更のみとなり、1912年に48個の星の星条旗へ改正された際には、それまで慣例的に配置していた星の位置も正式に決めるようになった。
独立から1960年7月のハワイ準州の州への昇格に伴う改正まで26回の変更が行われ、1819年のイリノイ州の州への昇格に伴う改正以降は、前年の独立記念日から、その年の独立記念日の前日までに州の数の変更が発生した場合において、その年の独立記念日に星の数の増減を行う運用になっている。
ただし、アメリカ連合国の建国に伴う州の脱退に関し、連邦政府は州の脱退を認めなかったため、星の数を減らす改正は行わなかった。
ちなみに最も長期間にわたって使用されている星条旗は、1960年7月のハワイ準州の州への昇格に伴って改正された現行の13本の縞と50個の星が描かれたものである。
同国がかつてのように新しい領土を獲得する見込みはないが、今ある州の分割やプエルト・リコなどの海外領土からの昇格などにより将来州が増えた場合、27回目の改正が行われて星条旗の星の数が増える可能性がある。
また、同国の国歌も「星条旗」(The Star-Spangled Banner)と称される。
公式色 / Official Colors
RGB
B22234
FFFFFF
3C3B6E
CMYK
0.196, 1.000, 0.757, 0.118
0.000, 0.000, 0.000, 0.000
0.886, 0.851, 0.243, 0.122
星条旗の向きに関するルール
縦に掲揚するとき
青地で区切られた部分が左上になるよう、縦にする。
衣服・車両等に描きこむとき
側面に描く場合に限り、衣服・車両等の前となる側を風上として、青地のある方が風上になるようにする。
関連タグ
クラウンピース:星条旗のワンピースとタイツを着用した妖精。テーマ曲も「星条旗のピエロ」。