国歌(こっか)
スポーツなどでの国際大会での表彰式や、サッカーや野球などの球技の試合では試合前に演奏されることが多い。
一般的には歌詞とメロディが存在するが、スペインのように歌詞が存在しないものもある。
日本においては、1999年に成立した国旗及び国歌に関する法律により「君が代」が正式に国歌に定められた(明治時代より実質的に国歌とされていたが、正式に立法化された)。国を象徴する存在であるため、自国他国を問わず敬意を払うのが国際儀礼である。儀式等で流された場合は、起立する、姿勢を正す、帽子を脱ぐ、私語をやめるなどの対応が求められる。
主な国歌
- 日本:君が代
- 韓国:愛国歌
- 中華人民共和国:義勇軍進行曲(義勇軍行進曲)
- インド:ジャナ・ガナ・マナ(インドの朝)
- ベトナム:進軍歌
- タイ:タイ国歌
- シンガポール:進めシンガポール
- トルコ:独立行進曲
- フランス:ラ・マルセイエーズ
- イギリス:神よ国王を守り給え(国王陛下万歳)
- イタリア:マメーリの賛歌
- スペイン:国王行進曲
- オーストリア:山岳の国、大河の国
- ポーランド:ドンブロフスキのマズルカ(ポーランドは未だ滅びず)
- フィンランド:我等の地
- ドイツ:ドイツの歌
- エチオピア:親愛なる聖エチオピア
- アメリカ合衆国:星条旗(The Star-Spangled Banner)
- ブラジル:ブラジルの国歌
- オーストラリア:アドヴァンス・オーストラリア・フェア(進め美しのオーストラリア)
- ロシア連邦:ロシア連邦国歌(祖国は我らのために)
国民歌
その国を象徴するものとして、広く国民に愛唱される歌。対外的に使われる国歌ではないが、その国の国内では国歌以上に親しまれることがある。イギリスの『ルール・ブリタニア』、アメリカ合衆国の『ゴッド・ブレス・アメリカ』、『ヤンキー・ドゥードゥル』(日本でよく知られる『アルプス一万尺』のメロディーである)、フィンランドの『フィンランディア』、オーストラリアの『ワルチング・マチルダ』など。
国民歌が国歌になることもあり、イタリアでは王政廃止により従来の『王室行進曲』が廃された後に『マメーリの賛歌』が正式な国歌となっている。
国歌(くにうた)
「AIR」の主題歌である「鳥の詩」がニコニコ動画などでこう称されることがある。
「『国』崎往人の『歌』」の意。