それは…俺にとって星の瞬きのように短く、
そして…永遠のように長い夏の始まりだった
概要
恋愛アドベンチャーゲーム「AIR」第1部「DREAM編」主人公。
念を込めたものを自由に動かす力「法術」を使い、古ぼけた人形を動かす芸を糧にさすらいの一人旅をしている青年。
目的は少年時代に亡き母から聞かされた「この空のどこかにいる翼の生えた少女」に出会うことだが、必死に捜し求めているわけではなく、頭の片隅に留めている程度。
人物
年齢は明らかにされていないが、劇中で「高校生にしては老けている」と言われたり、飲酒に慣れているなどから20代中半かと思われる。身長は185cmの長身であり、細身ではあるもののがっしりとした体型。
面倒事を嫌い、あまり積極的に人付き合いをしようとはせず、観鈴に目つきの悪さを指摘されるなどぶっきらぼうな態度や物言いが目立つが、頼まれごとを断れずついついおせっかいになってしまうなど本当は心優しい。ようするにツンデレ。
好物はラーメンセット。
小さい頃から旅をしているため、稀に一般常識に欠けている部分をのぞかせるときもあるが、思考は比較的常識的である。というより周辺の人物がみなぶっ飛びすぎた発言をするため余計に常識人に見える。
劇場版では
母の死に伴い旅を始め、海辺の町に辿り着く。原作に比べて青臭く、「家族の役割を演じているだけの奴らが嫌い」「本気で生きていないと嘘っぽい」という信念を有している。
本作では本当に人形劇が大受けする。
法術
この物語のキーになる不可思議な能力。
人形に念を送り操る力ではあるものの、他にも邪気を払うなど呪術の一種であるかのような描写があるが、詳しく説明されていない。
往人はこの力を大道芸として使い一人旅をしているが、芸を見た人達からは「つまらない」「おもんない」「誰も見向きもしない」など散々な評価をされている(劇場版を除く)。
ただし、芸としてのセンスがないだけであって術士としてのポテンシャルはかなり高い。
過去編(SUMMER)では「方術」で統一されているが、現代編(DREAM/AIR)では「法術」に置き換えられている。1000年の時を経て言葉が変化したことを表現しているが、明確には言及されていない。
国崎最高
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外部出演
2021年放送のKey作品のクロスオーバーアニメ『かぎなど』ではメインキャラとして登場。
しかし、現時点年齢不詳のためかレギュラーであるにかかわらず本作の舞台となる「かぎなど学園」で唯一学生として在校していない。
そのためいつも腹を減らしており第5話で行われたフリーマーケットで大道芸を行うが、自分の法術すら超える異能者達に翻弄され散々な結果となってしまいその後、第10話で行われた学園祭の準備(報酬は学食の食券)やお芝居の木役、第17話の晴子が経営する海の家のスタッフなど一宿一飯のためにおける雑用としてとして駆り出されている。
また、第9話に行われた「主人公覆面座談会」で「例えば住所不定大道芸人の成人男性が旅先で出会った女の子と親密になるというのは…」や「経験人数」を聞かれ「さ…三人だ。」と言われ即座に『ギルティ』と各主人公勢に言われたまらず吐血する、最終回で行われた『ミスターミスかぎなどコンテスト』で参加資格が主人公の親友枠で「国崎さんは親友枠がないぼっちなのでご先祖様が代理出場です。」と言われ吐血(ちなみにご先祖としてはこれが初対面となる)とされるなどいじられ役が多い。
実はムッツリスケベだったのか晴子や聖とも1発くらいしたかったと爆弾発言を吐いている。
声優について
オリジナル声優はゲーム版の際に担当した緑川光であり、TVアニメ版以外は全て緑川が担当している。件のTVアニメ版のみ大人の事情で小野大輔へと変更された。一般的には代役とされているが、この往人役を射止めたことで知名度を上げた。
なお、緑川氏は前述の「かぎなど」で『リトルバスターズ!』の棗恭介役として出ているため間接的に競演を果たした。
また、『Kanon』から『CLANNAD』までの作品において、唯一移植ゲーム版で台詞部分がフルボイスになっている主人公である。
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