CV:森田成一
概要
『Rewrite』の主人公。風祭学院高校に通う二年生。
人付き合いに対する不器用さもあって、劇中プロローグにもその心情が描かれる様に、青春を謳歌しようとして自分なりに努力しても却って結果を悪くしたりと成果は実らない日々を送り、二年生の後半という残り少ない学園生活を空回りしがちに気が付き始め、焦燥感を抱き、「自分を変えよう」と動き始めることから物語が始まろうとする。
気さくで世話焼きな人物もあって誰とでも話せるのだが、距離も縮められず、知り合いや友人というはあっても、それ以上の関係にはなれず。自らもこの一面を「酷く薄っぺらい人生」と自嘲している。ただ、これは瑚太朗側だけの問題ではなく、とある事情が原因で周囲の人間が距離を置いているという面もある(悪意からではない)。
そんな内心の心細さもあってなのか、スマホゲーム版「Rewrite IgnisMemoria」でもプレイヤーに対しても普段のテンションながらにも「マブのマブ」と評したりするなどある種の深い信頼を寄せることが窺えるなどどこか感慨深い一面も見せる。
ギャルゲーでもある様に彼以外のメンバーも殆ど女子になるが、あからさまに好意を寄せているメンバーは少なく、いじられキャラというギャグ的要素もあって(本気で嫌ってはいないものの)度々馬鹿にしてくるメンバーも多く、その立場や人格からすれば、どちらかと言えば『CLANNAD』における春原陽平と言った悪友的ポジションと言った方が割としっくり来るかもしれない。ちなみに物理的に飛ばされる所も同じである。
子供の時に念じることで自身の身体能力を強化する能力に目覚めて以来、身体能力を上げてきたためあまり努力したことがないが、使用時に自分の大事なものが失っていくような脱力感を伴い、更に一度上げた能力は戻らず日常生活にも影響してしまうことから無闇には使わないようにしている。
この能力こそがタイトル通りに自ら望む状態に書き換える能力、「リライト(Rewrite)」の名に由来しており、物語を握る鍵になっていく。
ファンに名前をしばしば間違えられることがあるが、湖太郎や小太郎でもなく、「瑚太朗」という点に注意してほしい。
外部出演
Key作品クロスオーバーアニメ『かぎなど』では1話から度々出演。Rewrite組のほとんどキャラに言えることだが原典と比べるとプラス方向への修正が強く、第3話では舞、ルチア、来ヶ谷を引き連れネオ剣道部の設立を宣言、春原とサッカー対決を繰り広げる、第9話では歴代Key作品主人公トークを繰り広げるなど学園生活を満喫している。
ただし、1話からも分かるように一応Terra編クリア後の設定に順じているためか、経験人数は実質0人(各ヒロインとの結婚などは全て枝世界で起きた出来事になっているほか、メタ的に言うとソフトが全年齢向けだったといったためとも考察される)だったり、アラサーだと自覚していたりといった違いがある。
そのため、同じく成人済でボッチな国崎往人には度々共感しているほか、彼の致命傷は瑚太朗にとっても致命傷であることが多い。
第10話では「あ、相沢の空気読まなさにゲームでもアニメでもアニメでも一番振り回されたヒロインだ。」と作品のメインヒロインと制作アニメ局の黒歴史を引っ張り出してくることも。
Rewrite組の中でも出番が多めであるためか、第13話(2期1話)では中津静流の代わりに霧島聖と加島桜によって捕らえられている。ちなみに、1期での静流の出番は、ぶっちぎりでトップの10回。