概要
『AIR』の第2部。
第1部『DREAM編』の3人のヒロインの√を見終えた後に解禁される。
第1部の1000年前(TVアニメ版では西暦994年)、平安時代を舞台としている。
翼を持つ種族翼人である神奈備命(神奈)、そして彼女に使える女官裏葉と出会ったことで、物語が動き出す。
本章以降はアダルトゲーム(PS2以降はギャルゲー)では珍しく、選択肢による分岐が殆ど無い。実質的なノベルゲームの体を成しており、『DREAM編』で断片的に触れられていた「夢」「羽根」「空」といった単語の本当の意味について掘り下げられている。
TVアニメ版では第8話・第9話が相当するが、流石に尺が短すぎる為後に特別編『AIR IN SUMMER』が放送され、未アニメ化部分が再現された。
あらすじ
左衛門大志の青年・柳也は、ある高貴な女性の警護の任を仰せ付かる。その人物の名は神奈備命。翼を持つ「翼人」の少女であった。天と地を結ぶとされ、畏敬の念を抱かれると同時に差別されていた神奈は、宮女・裏葉以外で初めて出来た友達である柳也に心を開く。
そんな中、神奈はより深い屋敷の奥に閉じ込められることになってしまった。生き別れとなった母・八百比丘尼に会いたいと願う神奈に心を動かされた柳也と裏葉は、朝廷の意に背き、神奈を八百比丘尼の捕えられた霊山へと連れて行く…。
劇場版AIRでは
90分に収める都合上、『DREAM編』と同時進行で場面が切り替わる(劇中では、DREAM編のヒロインである神尾観鈴がフィールドワークとして調べる郷土史という扱い)形式をとっている。
神奈と柳也の性格が原作に比べてステレオタイプな古典文学っぽいものになっており、柳也に至っては外見も全く異なる。また明らかに舞台が春である。
関連イラスト
関連項目
かなしいゆめは、もうおわり。
そのつばさには、たくさんの「おもいで」をのせて。